【日本小1道德】16#橡栗

どんぐり(橡栗)
作者:中山 透(なかやま とおる)
陽介は、浩二から公園の林にどんぐりが沢山落ちていることを聞きました。(阳介从浩二那里听说公园的林中掉落了很多橡栗。)
学校から帰る途中、陽介は、公園に寄り道をしてしまいました。(从学校回家的途中,阳介绕路到了公园。)
落ち葉の下に、どんぐりが沢山落ちていました。(落叶下掉落了很多橡栗。)
よそのおばさんや子供達も、拾っていました。(别处的阿姨和孩子们也在拾橡栗。)
陽介は、夢中で拾いました。ランドセルが、いっぱいになりました。(阳介忘我地拾橡栗。将双肩包塞得满满的。)
ふと気が付くと、さっきまでいた子供達もいなくなっていました。太陽の光も赤くなっています。(回过神来时,方才还在的孩子们也已经不在了。阳光也变红了。)
陽介は急いで家に帰りました。(阳介赶紧回家。)
そっと玄関の戸をあけましたが、胸がどきどきして、いつものように大きな声でただいまが言えません。(阳介轻轻打开玄关大门,不过心脏砰砰跳动,无法像平常一样大声地说我回来了。)
「遅かったわね。お母さん、とても心配していたのよ。」(“很晚了。我非常担心你。”)
「ごめんなさい。浩二さんと学校で遊んでいたんだ。先生もいいって言ったんだよ。」(“对不起。我和浩二在学校玩。老师也同意了。”)
「そう……。」(“是吗……”)
お母さんにじっと見られて、陽介は俯きました。(阳介被妈妈直勾勾地盯着,便垂下脑袋。)
陽介が、ランドセルを肩から下ろそうとした時、隙間から、ぱらぱらころころと、どんぐりが転がり落ちました。(阳介准备将双肩包从肩上放下的时候,橡栗从空隙中啪嗒啪嗒地滚落。)
陽介は慌てて、「浩二さんがくれたんだよ。」と言ってしまいました。(阳介慌道:“这是浩二给我的。”)
陽介は、さっきよりもっともっと胸がどきどきしました。(阳介的心脏比方才跳得更快了。)

