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徒然草 第118段 鯉の羹食ひたる日は、鬢そゝけずとなん。・吉田兼好 日文念书

2023-11-16 23:28 作者:蜈蚣哥  | 我要投稿

鯉の羹食ひたる日は、鬢そゝけずとなん:鯉の吸い物を食べた日には、びんの毛が整髪されて乱れない。それは、後述のように、膠の原料になるぐらいのものだからだという。

鯉ばかりこそ、御前にても切らるゝものなれば、やんごとなき魚なり:鯉料理だけは天皇の前でも 生き作りに料理されるくらいのものだから、鯉というものは実に貴い魚である。

鳥には雉、さうなきものなり:鳥では雉子が同様に並び無いものだ。

雉・松茸などは、御湯殿の上に懸りたるも苦しからず:雉子やマツタケなどは御湯殿にあっても構わない。御湯殿は、天皇の使う湯殿またはそれに隣接する湯や食物を調達する場所で、天皇直属の高位の女官などが居る部屋。ここは後者の意味であろう。

中宮の御方の御湯殿の上の黒み棚に雁の見えつるを:後醍醐天皇の中宮禧子 で西園寺實兼の娘。黒み棚は嫁入り道具の三段の棚。ここに雁の死体が置いてあったのであろう。

北山入道殿の御覧じて:西園寺実兼。太政大臣。京都北山に屋敷があったところからこう呼ぶ。中宮禧子の父 が、娘の中宮を訪問して湯殿の上の不吉な雁の死体を見たのであろう。

はかばかしき人のさふらはぬ故にこそ:ちゃんと適切に指示できる有能な人が居ないからでしょう。こんな不吉な雁の死体など御湯殿に置くなどというのは、適切に管理できる人材が居ないからだというのである。北山入道の親心。


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