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クッカルとカラス

2021-03-17 22:26 作者:ki9503  | 我要投稿

むかしむかし、カラスの羽は今の様な真っ黒ではなくて、赤い羽毛に紫や青緑の混じった、それは美しい色でした。

 他の烏はみんな、そんなカラスをうらやましがっていました。

 特に、クッカルは、

「あーあ、おいらの着物は真っ黒なばかりで面白くない。一度でいいから、カラスさんの様な美しい着物を着てみたいな」

と、思っていました。

 クッカルというのは、カラスによく似たくちばしの長い鳥です。

 そこである日、クッカルはカラスを騙して着物を取ってやろうと考えました。

 そこでさっそく、カラスのところへ出かけて行って、

「カラスさん、今日は暑いから水浴びに行こう」

と、誘いました。

 するとカラスは、

「それはいいな。よし、行こう」

と、言って、二人は森の奥の沼に出かけたのです。

 そして、それぞれは自分の着物を脱いで、ザブーンと水に飛び込みました。

 天気が良くポカポカと暖かいので、水浴びの好きな二人はとても楽しく遊びました。

 ところがしばらくすると、クッカルは、

「ありゃー、大事な用事を思い出した。すまないが先に帰るよ」

と、言って、帰ってしまいました。

 一人残されたカラスは、

「あーあ、もうちょっと、一緒に遊びたかったのに」

と、ぶつぶつ言いながら水からあがって着物を着ようとしたのですが、ところがどこを探しても自慢の美しい着物はなく、そこにあるのは真っ黒で汚い、クッカルの着物だけだったのです。

「ややっ、さてはクッカルのやつ、おいらの着物を着ていったな」

 カラスはクッカルに騙された事を知りましたが、もうどうしようもありません。

 それで仕方なく、クッカルの着物を着て帰ったのです。

 それからというものカラスは真っ黒で、クッカルはきれいな羽をつけているのだそうです。

 そしてカラスはクッカルが憎くてたまらないので、今でもクッカルを見つけると目の敵にして追い回すのだそうです。

おしまい


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