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徒然草 第70段 元応の清暑堂の御遊に、玄上は失せにし比、・吉田兼好 日文念书

2023-10-02 21:54 作者:蜈蚣哥  | 我要投稿

元応の清暑堂の御遊に:<げんおうのせいしょどうのぎょゆうに>と読む。「元応」は後 醍醐天皇の元応年間(1319~1321)のこと。「清暑堂<せいしょどう>」は、平安京の大内裏の9つあったコンサートホール(舞楽院)の一つ。こ の段の主題は、後鳥羽天皇のの祝賀コンサートが行われた折の事件。

玄上は失せにし比:「玄上<げんじょう>」は琵琶の名器 のことで、この頃盗難に遭って宮中に無かった。後日、知らない間に戻っていたと言う。

菊亭大臣:<きくていのおとど>は、藤原兼孝(~1339)。右大臣、太政大臣を歴任。当代きっての琵琶の名手と言われた。この話題の主人公。

牧馬を弾じ給ひけるに:菊亭大臣が「牧馬<ぼくば>」を使って演奏したのだが、その時、。「牧馬」は琵琶の玄上と並ぶ名器。

先づ柱を探られたりければ、一つ落ちにけり:「柱」は琵琶の弦の端点を決めるための台状をした木の楔。これを調律のために探っていたら、名器の柱が外れてしまったのだろう。

御懐にそくひを持ち給ひたるにて付けられにければ:菊亭大臣は懐に「そくい」(=米粒をすり潰して作った糊)を持っていたので、それで接着したのだが、多分、落ちた「柱」を琵琶の胴に接着したということであろう。

神供の参る程によく干て:演奏に先立って神事が執り行われ 、お供え物がつぎつぎと供えられている間に、糊がすっかり乾いていたので、。問題なく演奏を終えたのであった。ところが、・・。

いかなる意趣かありけん:文章が倒置されている。後の文に先立って推論がなされているのだが、以下の女には 「意趣(=含むところ)」があったのであろうか、の意。

物見ける衣被の、寄りて、放ちて、もとのやうに置きたりけるとぞ:演奏の終了後、このコンサートを聴きにきていた、「衣被<かずき>」を被った女が寄ってきて、糊をはがして元のように「柱」を壊していった。「衣被」は、中世の女が両手で顔を隠すために使った(日よけの意味もあったのだろう)單衣の小袖のこと。

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