欢迎光临散文网 会员登陆 & 注册

悪ノ娘

2021-02-19 11:55 作者:棂语梨心  | 我要投稿

悪ノ娘(あくのむすめ)

                                       あくぎゃくひどう   おうこく

むかしむかしあるところに 悪逆非道の王国の 

ちょうてん くんりん  よわい じゅうよん

頂点に      君臨するは   齢   十四の王女様

けんらんごうか ちょうどひん    めしつかい

絢爛豪華な   調度品 顔のよく似た召使

あいば

愛馬の名前はジョセフィーヌ 全てが全て彼女のもの

                ぐみん    しぼ

お金が足りなくなったなら 愚民どもから搾り取れ

  さか       しゅくせい

私に逆らう者たちは 粛清してしまえ

    ひざまず

「さあ 跪きなさい」

       かれん     あざ    いろど

悪の華  可憐に咲く 鮮やかな彩りで 

    あわ   ざっそう  ああ ようぶん    く

周りの哀れな雑草は 嗚呼   養分となり朽ちていく

ぼうくんおうじょ

暴君王女が恋するは 海の向こうの青い人 

       りんこく      ひとめ     

だけども 彼は隣国の  緑の女に一目ぼれ 

しっと くる             だいじん

嫉妬に  狂った王女様 ある日大臣を呼び出して

                     ほろ

静かな声で言いました 「緑の国を滅ぼしなさい」

いくた    や  はら           き

幾多の家が焼き払われ 幾多の命が消えていく

くる     なげ           とど

苦しむ人々の嘆きは 王女には届かない

「あら おやつの時間だわ」

             くる    いろど

悪の華可憐に咲く 狂おしい彩りで 

   うつく          ああ    とげ おお   さわ

とても美しい花なのに  嗚呼  棘が多すぎて触れない

        たお

悪の王女を倒すべく ついに人々は立ち上がる 

うごう     ひき      よろい おんなけんし

烏合の彼らを率いるは 赤き鎧の  女剣士 

            いか  くにぜんたい つつ こ

つもりにつもったその怒り 国全体を     包み込んだ 

ながねん いくさ     へいし     てき

  長年の  戦で疲れた 兵士たちなど敵ではない 

   おうきゅう かこ    かしん     に

ついに王宮は     囲まれて 家臣たちも逃げ出した 

かわい              と

可愛く可憐な王女様 ついに捕らえられた

     ぶれいもの 

「この無礼者」 

悪の華可憐に咲く 悲しげな彩りで 

         らくえん  ああ   もろ    はかな くず

彼女のための楽園は 嗚呼   脆くも儚く  崩れてく 

昔々あるところに 悪逆非道の王国の 

頂点に君臨してた 齢十四の王女様

しょけい                                             かね

処刑の時間は午後三時 教会の鐘が鳴る時間 

                 ろうや

王女と呼ばれてその人は   一人牢屋で何を思う

                      つ 

ついにその時はやってきて 終わりを告げる鐘が鳴る

みんしゅう

民衆などには目もくれず 彼女はこう言った 

「あら  おやつの時間だわ」 

悪の華  可憐に散る 鮮やかな彩りで

のち       かた  ああ     まさ あくのむすめ

後の人々はこう語る 嗚呼   彼女は正に  悪ノ娘

 

 


悪ノ娘的评论 (共 条)

分享到微博请遵守国家法律