【日语有声书】被讨厌的勇气09(嫌われる勇気)-岸见一郎 古贺史健

語彙
明け暮れる
熱中して終始そのことをする。ある物事に没頭する。
・埋头于某种事物度日。
「おれの方も少年ラガーチームの一員として、基本練習に明け暮れる日々だった。」
「そんな修羅場に出るよりは、読書と狩猟に明け暮れるほうがましである。」
走る
ある方向・状況へ急激に傾く。「とかく感情に~・りやすい」「何事も極端に~きらいがある」
・耽于。陷入。
平たくいうと
簡単に言えば。simply speaking。
「平たく言うと、私の会社がどんなところか、覗くためだけに入り込んで来るのだった。」
「このシステムは平たく言うと、個人情報を安全に管理するものです。」
いいつけ
目下の者に対する命令や指示。
・吩咐、命令。
「こんなことにならなければ、おとなしく彼女の言いつけを守っていたはずだ。」
「監督はまた半時間ぐらい、黙ったまま父の言いつけを聞かねばならなかった。」
安直
・省事、简便。
「最も庶民的で、最も安直な食べ物である丼物にもこれを導入してしまう。」
「しかし寒いからといって、安直に窓を閉めてしまうことなどは許されない。」
「今までずっと夫の収入で安穏と暮らしていて、夫の収入が減ったからと慌ててパートに出たりする安直さが気に入らなかったのだろうか。」
得手不得手(えてふえて)
得意とすることがらと、不得意なことがら。上手くできる自信のあるものとそうでないもの。
「生来人間には得手不得手という物が有ると言う事をあの時に深く再認識させられた。」
「犬種によって得意分野が様々なように、人間も得手不得手があって当然だ。」
誇示(こじ)する
・夸耀、炫耀。
「三十畳ほどの広い居間には、高そうな美術品が、誇示するように、並べてあった。」
「彼は客たちに彼がいかに親切で寛大な支配人であるかを誇示したがった。」
高邁
・崇高。lofty。
「明日からは高邁な精神と新鮮な希望を持って前進だ。」
「難しい理屈や、高邁な理念を説くより、今日、横にいて、欲しいものを与えてくれる男の方へ心を移してしまう。」
「高邁な理想に満ちたあの輝かしい日々の中から、どうしてあんな醜い怪物が産声をあげてしまったのか。」
反旗を翻(ひるがえ)す
今まで従っていた主君や支配者の命に背き、反逆すること。
・背叛。反抗。rebel against
「威光に恐れて、すくんではいるものの、いざとなれば反旗を翻す連中がずいぶんいるので、事件はますます拡大してしまったのである。」
「だが、銀行からの出向である殿村にとって、預金解約は、銀行に反旗を翻すに等しいのではないか。」
踏破(とうは)する
困難な道や長い道のりを歩き通すこと。
・翻越。走遍。
「いままで彼が踏破したいかなる山よりも、確かに富士山は高いと感じた。」
「人間の平均的な歩幅を八〇センチとして、それが五〇〇メートルを踏破するのに必要な時間が流れた。」
道のり
・路程
「部室までの道程で何人か知った顔から挨拶をされたが、すべて無視した。」
「それに道程が案外短距離だったので、二分後には目的の場所へ到着した。」
道なき道
道のない場所を進んでいくさまを表す際に用いられる表現。道はないのに、道があるかのように進むさまを「道なき道をゆく」などのように表現する。
「道なき道を行く難行苦行より、眼が醒めると同時に浴びせかけられるゆきの罵詈雑言に、おれはうんざりした。」
「二人とももう、あの道なき道を覚えておらず、二度とたどりつけないように感じていた。」
味気ない
おもしろみや魅力がなくつまらない。あじきない。
・乏味
「味気ない食事をしている後ろでは、火を囲んで賑やかな声がしていた。」
「感謝の言葉は期待していないが、少しも反応がないと味気ない。」
モノクローム【monochrome】
・单色(照片·画面)
「黒色と白色との間の灰色の色調を生み出す白黒写真は、すべてモノクローム写真のカテゴリに属する。」
何度となく
いったい何回行ったことか分からないほど多くの回数繰り返したさまなどを意味する表現。幾度となく、とも言う。
「何度となく来てますが、オオアリクイ初めて見ました。」
「世間の目も同僚の仕打ちも、思わず涙の出ることが何度となくありました。」
振り払う
・抖落、拂去。
「私たちは、これまでの常識を頭の中から振り払うことから作業を始めた。」
「ワタルは声も出さずにじたばたして、何とかその手を振り払おうとした。」
隣り合わせ
・邻接。并存、伴随。
「俺はいつも死と隣り合わせだから、以前より強く生を実感しているんだ。」
「占いとは古代から人間の欲望と隣り合わせにあったものなのだよ。」
焼夷弾(しょういだん)
・燃烧弹
白リン弾・黄燐焼夷弾:白磷弹

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
延伸知识
エネルゲイア【energeia】
アリストテレス哲学の概念の一つ。可能的な状態にあった事物が実現される場合、その現実化する活動または現実化された状態をいう。現実性。現実態。顕勢態。
キーネーシス【kīnēsis】
広く「何かが何かになること」をいう。アリストテレスでは、実体、性質、量、場所の4種のカテゴリアの別に応じて「生成・消滅」「性質変化」「増大・減少」「移動」の4種を含むものである(厳密な用法では、このうち実体に関する変化「生成・消滅」を除いた残りの3種が運動変化(キーネーシス)とよばれる)。それゆえ「運動」という訳語は不適切で、「動」「変化」とするのが正しい。パルメニデスは、「何かが何かになる」とは「あるものがそれでは〔あらぬ〕ものになる」ことであり、「〔あらぬもの〕(非存在者)」の「ある」ことを認めることになるという理由で、運動変化を否定した。運動変化をいかなる意味で「ある」とするかは後の哲学の問題であった。
エネルゲイアとキーネーシスの区別
「エネルゲイア」とは,現在進行と完了が同時に成立する行為であり、「見る」がその典型例である(「見ている」と同時に「見てしまった」といえる)。他方「キーネーシス」とは、一定の目的に向かう末完了的な過程を持つ行為であり、現在進行と完了が同時には成立しない。その典型例は「建築」である(「建築している」と同時に「建築してしまった」ということはない)。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
摘录
人生における最大の噓、それは「いま、ここ」を生きないことです。過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりとした光を当てて、なにか見えたつもりになることです。あなたはこれまで、「いま、ここ」から目を背け、ありもしない過去と未来ばかりに光を当ててこられた。自分の人生に、かけがえのない刹那に、大いなる噓をついてこられた。
あなたがどんな刹那を送っていようと、たとえあなたを嫌う人がいようと、「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。
つまり、「わたし」が変われば「世界」が変わってしまう。世界とは、他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえない、ということです。