前提としている知識やロジックが同じなのであれば、大学以外でもできるからである

Memo:  実務家が実際に意思決定をしたりアクションを起こす際に有益なエビデンスに基づく知識やロジックを提供することによって思考の前提や世界観に影響を与えることである。

前提としている知識やロジックが同じなのであれば、大学以外でもできるからである。

当該分野の知識体系を全体から詳細にわたって網羅的かつ深く理解すること。それを踏まえ、自分が当該分野のどのトピックに貢献するのかを決めたうえで、その部分を前進させるための研究を行うこと。

徐々に範囲を狭めながら自分がプロとして知の構築に参加するための深い文献理解を可能にするスキルを身に着けることが大事で、かつ真にxx学の発展に役立つような知識を生み出すことができるだけの新規性と厳密性を兼ねた研究を行う。

xx学の学術的な知識体系を幅広くかつしっかりと頭に埋め込んで、それを「使いこなす」ことが大切なのであり、その知識の一つ一つを作っていく作業は、狭い範囲で深く活動することである。

実務に生かそうとすれば、幅の広さは必要である。なぜならば、現実においては様々な要因が絡まっていたりするので、幅広い視点や学術知識から検討し、場合によっては異なる知識体系を組み合わせる必要がある。ごく狭い範囲の知識体系しか知らないと、いくらそれを深く知っていても、実務には使えない。

膨大なxx学の知識体系のうちのどこかの部分を強化したり修正したりすることでxx学全体を前進させるために貢献すること。

だから、幅広く文献を読むというよりは、狭い範囲の文献をしっかりと押さえることが大切である。なぜならば、自分が貢献する箇所については狭くても世界の第一線でなければならないから、それほどの深さが要求されるのである。他の分野の知識をたくさん保有していることは、研究に新しい視点を持ち込んだり鋭い洞察を得る意味で間接的に役立つが、特定の狭い領域での知的生産作業への貢献には直接的には役立たない。