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介護福祉士国試対策(42)国際生活機能分類ICF

2023-08-25 17:56 作者:bili_47479757931  | 我要投稿

ICFとは

ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health, 国際生活機能分類)は、2001 年5月に WHO 総会で採択された。 

ICF の前身である ICIDH(国際障害分類、1980年)が「疾病の帰結(結果)に 関する分類」であったのに対し、ICF は「健康の構成要素に関する分類」であり、 新しい健康観を提起するものとなった。

生活機能上の問題は誰にでも起りうるものなので、ICF は特定の人々のためのも のではなく、「全ての人に関する分類」である。

(1)心身機能・身体構造(生物レベル、生命レベル) 

生命の維持に直接関係する、身体・精神の機能や構造で、これは心身機能と 身体構造とを合わせたものである。 

心身機能とは、たとえば手足の動き、精神の働き、視覚・聴覚、内臓の働き など。

身体構造とは、手足の一部、心臓の一部(弁など)などの、体の部分のこと。


(2)活動(個人レベル、生活レベル) 

生活行為、すなわち生活上の目的をもち、一連の動作からなる、具体的な行 為のこと。 

これはあらゆる生活行為を含むものであり、実用歩行やその他のADL(日常生活行為)だけでなく、調理・掃除などの家事行為・職業上の行為・余暇活 動(趣味やスポーツなど)に必要な行為・趣味・社会生活上必要な行為がすべ てはいる。

また ICF では「活動」を「できる活動」(「能力」)と「している活動」(「実 行状況」)との 2 つの面に分けて捉える


(3)参加(社会レベル、人生レベル)

家庭や社会に関与し、そこで役割を果たすことである。 

社会参加だけではなく、主婦として、あるいは親としての家庭内役割であるとか、働くこと、職場での役割、あるいは趣味にしても趣味の会に参加する、 スポーツに参加する、地域組織のなかで役割を果す、文化的・政治的・宗教的 などの集まりに参加する、などの広い範囲のものが含まれる。


疾患から健康状態へ

生活機能低下を起こす原因のひとつとして「健康状態」があるが、これは ICIDH では疾患・外傷に限られていたのと異なり、ICF ではそれらに加えて妊娠・加齢・ ストレス状態その他いろいろなものを含む広い概念となった。 

妊娠や加齢は「異常」ではなく、妊娠はむしろ喜ばしいことであるが、これらは 「生活機能」にいろいろな問題を起こしうるものだからである。 

このことからも ICF が障害のある人などの特定の人々にのみ関係する分類では なく、「すべての人に関する分類」になったことがよくわかる。


背景因子(Contextual Factors)

(1)環境因子(Environmental Factors) 

「環境因子」というと、建物・道路・交通機関・自然環境のような物的な環 境のみを考えがちであるが、ICF はそれだけでなく、人的な環境(家族、友人、 仕事上の仲間など)、態度や社会意識としての環境(社会が生活機能の低下の ある人をどうみるか、どう扱うか、など)、そして制度的な環境(医療、保健、 福祉、介護、教育などのサービス・制度・政策)と、ひろく環境を捉える。

※「促進因子」と「阻害因子」 

「環境因子」が「生活機能」に対してプラスの影響をしている時は「促進 因子」(Facilitator)と呼び、マイナスの影響を与えている時は「阻害因子」 (Barrier)と呼ぶ。

(2)個人因子(Personal Factors)-個性の尊重

その人固有の特徴をいう。

これは非常に多様であり、分類は将来の課題とされて、年齢、性別、民族、 生活歴(職業歴、学歴、家族歴、等々)、価値観、ライフスタイル、コーピン グ・ストラテジー(困難に対処し解決する方法)、等々の例が挙げられている。

 この「個人因子」は「個性」というものに非常に近いものであり、医療でも 福祉でも、職業、教育、その他でも、患者、利用者、生徒などの個性を尊重し なければいけないということが強調されている現在、重要なものである。


プラスを重視;マイナスはプラス(生活機能)の中に位置づけて

ICF は「生活機能」というプラスを中心としてみている。ICF の前身である ICIDH が「障害」というマイナス面だけに注目していたことに対して、180 度の転換で ある。

これはもちろんマイナスを無視するものではない。ICF でのマイナス面は以下の 通りである。

「機能障害(構造障害を含む)」(Impairment):「心身機能・構造」に問題が生 じた状態 

「活動制限」(Activity Limitation) :「活動」に問題が生じた状態 

「参加制約」(Participation Restriction) :「参加」に問題が生じた状態


ICF とICIDHとのマイナスの見方の違い

ICF は各レベルで、プラスを前提として、そこに問題が生じた状態(マイナス) をみるのであり、「マイナスをプラスの中に位置づけてみる」ことである。 

これは下図に ICIDH と ICF を対比して示すように、根本的に異なる点である。

(1)ICIDH はマイナスの3つのレベルの関係だけをみる。 

(2)ICF は3つのレベルのそれぞれにおいてプラスとマイナスの両方をとらえ、 同一レベルの中でのそれらの相互関係をみる。また異なったレベルの間のプラ ス同士、マイナス同士、またプラスとマイナスとの間の複雑な関係をみる。

環境因子には家族や仲間住環境就労環境支援機器サービスなどが含まれます。

活動には生活行為(入浴・食事・移動など)、家事行為職業上の行為余暇活動などが含まれます。

参加には、地域との交流、趣味や運動など集まりへの参加家庭内や職場での役割などが分類されます。




介護福祉士国試 第33回 問題19

ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)における環境因子を表す記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】  

1.アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimerʼs type)である。健康状態

2.糖尿病(diabetes mellitus)があるため服薬をしている。個人因子

3.医者嫌いである。個人因子

4.町内会の会長を務めていた。個人因子

5.娘が近隣に住み、毎日訪問している。


介護福祉士国試 第33回 問題87

ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の社会モデルに基づく障害のとらえ方に関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】 

1.個人の問題としてとらえる。

2.病気・外傷から直接的に生じる。

3.さまざまな環境との相互作用によって生じる。

4.治療してできるだけ回復させることを目的とする。

5.医療などによる援助を必要とする。


介護福祉士国試 第30回 問題87

ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health:国際生活機能分類)の社会モデルに関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】 

1.障害は、個人の問題である。

2.障害は、病気・外傷などから直接的に生じる。

3.障害は、専門職による個別的な治療で解決する。

4.障害は、環境によって作り出されるものである。

5.障害への対処では個人のよりよい適応と行動変容が目標とされる。


介護福祉士国試 第32回 問題19

ICF( International Classification of Functioning,Disability and Health : 国際生活機能分類 )の視点に基づく環境因子と心身機能の関連を表す記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】 

1.電気スタンドをつけて、読書を楽しむ。「電気スタンド」は環境因子、「読書」は活動

2.車いすを使用して、美術館に行く。「車いす」は環境因子、「美術館に行く」は活動

3.聴力が低下すると、コミュニケーションがうまくとれない。

「聴力の低下」は心身機能(機能障害)、「コミュニケーションがうまくとれない」は活動(活動制限)

4.ストレスが溜(た)まると、活力が低下する。

「ストレスが溜(た)まる」は健康状態、「活力の低下」は心身機能

5.床面の性状が柔らかいと、バランスを崩す。

「床面の性状」は環境因子、「バランス」は心身機能


介護福祉士国試 第32回 問題87

ICIDH( International Classification of Impairments,Disabilities and Handicaps : 国際障害分類 )における能力障害として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】 

1.日常生活動作( Activities of Daily Living : ADL )の障害

2.運動麻痺機能障害

3.失語機能障害

4.職場復帰困難社会的不利

5.経済的不利益社会的不利


介護福祉士国試 第31回 問題20

Gさん(68歳、女性、要介護2)は、小学校の教員として定年まで働いた。Gさんは、3年前にアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。夫は既に亡くなっており、長男(30歳)と一緒に暮らしている。週に2回通所介護(デイサービス)に通い、レクリエーションでは歌の伴奏をよくしている。その他の日は、近所の人や民生委員、小学校の教え子たちがGさん宅を訪問し、話し相手になっている。
最近、Gさんは食事をとることを忘れていたり、トイレの場所がわからず失敗したりすることが多くなった。
介護福祉職が、Gさんの現状をアセスメント(assessment)した内容と、ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の構成要素の組合せとして、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】

1.アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)は、「心身機能・身体構造」にあたる。健康状態

2.レクリエーションで歌の伴奏をすることは、「参加」にあたる。

3.近所の人や民生委員、小学校の教え子は、「個人因子」にあたる。環境因子

4.小学校の教員をしていたことは、「環境因子」にあたる。個人因子

5.トイレの場所がわからなくなることは、「健康状態」にあたる。心身機能・身体構造


 介護福祉士国試 第31回 問題65

Gさん(79歳、男性)は認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。短期目標を「なじみの店で買物ができる(2か月)」として、月3回の買物を計画し実施した。初回は順調であったが、2回目にレジで後ろに並ぶ人から、「遅い、早くして」と言われて、H介護福祉職が支払った。GさんはH介護福祉職に、「ほしい物を選んでも、自分で支払わないと買った気にならん」と言い、その後、楽しみにしていた買物に行かなくなった。
ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の視点に基づいて介護計画の内容を見直すにあたり、最も配慮すべき構成要素を一つ選びなさい。【 】

1.身体構造

2.個人因子

3.心身機能

4.環境因子

5.活動


介護福祉士国試 第34回 問題20

Gさん(70歳、男性、要介護2)は、パーキンソン病(Parkinson disease)と診断されていて、外出するときは車いすを使用している。歩行が不安定なため、週2回通所リハビリテーションを利用している。Gさんは、1年前に妻が亡くなり、息子と二人暮らしである。Gさんは社交的な性格で地域住民との交流を望んでいるが、自宅周辺は坂道や段差が多くて移動が難しく、交流ができていない。
Gさんの状況をICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)で考えた場合、参加制約の原因になっている環境因子として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】

1.パーキンソン病(Parkinson disease)健康状態

2.不安定な歩行活動

3.息子と二人暮らし環境因子

4.自宅周辺の坂道や段差

5.車いす環境因子


社会福祉士国試 第31回 問題3

国際生活機能分類(ICF)に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。【 】

1.生活機能とは、心身機能、身体構造及び活動の三つから構成される。

人間の生活機能は3つに分類され、「心身機能・身体機能」、「活動」、「参加」に分類されます。

2.活動は、能力と実行状況で評価される。

3.活動とは、生活や人生場面への関わりのことである。参加

4.個人因子には、促進因子と阻害因子がある。環境因子

5.参加制約とは、個人が活動を行うときに生じる難しさのことである。活動制限


社会福祉士国試 第32回 問題4

事例を読んで、国際生活機能分類(ICF)に基づいて分類する場合、正しいものを一つ選びなさい。【 】

〔事例〕
Aさん(50歳、男性)は、脳出血により片麻痺(まひ)を残したが、リハビリテーションによって杖(つえ)と下肢装具を用いた自立歩行を獲得し、復職を達成した。混雑時の通勤の負担と、思うようにならない気分の落ち込みから仕事を休みがちとなったが、職場より出勤時間の調整が図られ、仕事を再開するに至った。

1.片麻痺は、「活動」に分類される。心身機能・身体構造

2.歩行は、「心身機能・身体構造」に分類される。活動

3.歩行に用いた杖と下肢装具は、「個人因子」に分類される。環境因子

4.気分の落ち込みは、「活動」に分類される。心身機能・身体構造

5.出勤時間調整の職場の配慮は、「環境因子」に分類される。

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