日本小5课文:2篇古文短篇故事稍作了解【久我Masahi的日语课堂】#75

本课不讲解古典语法,只要求知道怎么读。古文可参照现代文。
浦島の太郎(浦岛太郎)
「御伽草子(おとぎぞうし)」より(摘自《御伽草子》)
「御伽草子」には、短い物語が沢山収められています。(《御伽草子》收录了众多的短篇故事。)
古文
昔、丹後国(たんごのくに)に、浦島(うらしま)の太郎(たろう)とて、朝夕釣(つり)をして、世路(せいろ)をいとなみけるが、ある時、ゑ(え)しまが磯(いそ)といふ(う)所にて、大きなる亀を釣りけるが、「亀は万年の齢(よわい)を経ぬるもの、思ひ(い)知れ」とて、放しける。
现代文
昔、丹後の国(今の京都府)に、浦島の太郎と言う者がいて、明けても暮れても釣りをして暮らしていた。ある時、えしまが磯と言う所で、大きな亀を釣り上げたが、「亀は万年もの年を生きてきたものだ。逃がしてやるから、この恩をしっかり覚えておきなさい。」と言って、海に放してやった。(从前,丹后国(如今的京都府)有个名叫浦岛太郎的人,每天都在钓鱼谋生。某时,在一个叫作江岛海岸的地方,钓到了一只大乌龟,不过浦岛太郎说着“龟生长了万年之久。我放走你,你要牢牢记住这份恩情。”便将乌龟放进了海里。)

犬と肉(ししむら)の事(狗与肉)
「伊曽保(いそほ)物語」より(摘自《伊曽保物語》)
「伊曽保物語」は、「イソップ物語」を日本語に翻訳した物語です。(《伊曽保物語》是《伊索寓言》翻译成日语的故事。)
古文
ある犬、肉をくは(わ)へ(え)て河を渡る。真ん中ほどにてその影水に映りて大きに見えければ、「我がくは(わ)ゆる所の肉より大きなる」と心得て、これを捨ててかれを取らんとす。かるがゆゑ(え)に、二つながら是(これ)を失ふ(う)。
そのごとく、重欲心の輩(ともがら)は、他の財(たから)を羨み、事に触れて貪(むさぶ)る程に、たちまち天罰をかう(こう)むる。我が持つ所の財をも失ふ(う)事ありけり。
现代文
ある犬が、肉を咥えて川を渡っていた。真ん中辺りに差し掛かった頃、川を覗き込んでみると、その姿が、水に映って大きく見えたので、「私が咥えている肉よりも大きい。」と思い、自分の肉を捨てて、水面に映った肉を取ろうとした。こういうわけで、この犬は、どちらの肉も失ってしまったのである。(有一只狗叼着肉渡河。在快要走到河中央的时候,看了一眼河,映在水中的自己的身影看上去很大,因此想道:“比我叼着的肉还要大。”于是扔了自己的肉,准备去取映在水面上的肉。结果,这只狗失去了所有的肉。)
このように、欲張りの者が、他人の財産を羨ましく思い、何かにつけて手に入れようとすると、忽ち天罰を受けるものである。自分が持っている財産さえも、失う事があるのだ。(像这样,贪得无厌的人羡慕其他人的财产,动不动就想要别人的东西,马上就会遭到报应。就连自己所持有的财产都会失去。)