【日本小5道德】35#接力棒传承
バトンを繋げ(接力棒传承)
三月が近付き、「六年生を送る会」の準備が始まりました。集会委員の私は、全校ゲームの担当です。五年生だけで計画を立てて会を進めるのは初めてですが、私は、いつも六年生とやっていたようにやれば大丈夫だ、と考えていました。
(临近三月,我们开始准备“六年级送别会”。身为集会委员的我,负责全校游戏。虽然这是第一次只有五年级制定计划并开会,我认为按照总是和六年级一起做的那样来就没问题。)
放課後、六年生の集会委員の市川さんに会った時、「本間さん、五年生だけで大変だと思うけれど、皆が楽しみにしているから、頑張ってね。私達のバトン、しっかり受け取ってね。」と言われました。私は、バトンってなんだろうと思いました。
(放学后,见到六年级的集会委员市川的时候,她对我说:“本间,虽然只有五年级很辛苦,但是大家都很期待,你们加油啊。好好地接下我们的接力棒吧。”我想着接力棒是什么呢?)
次の日、五年生だけで話し合いましたが、これまでと違っていい案が出てきません。帰り道、どうしたらいいのかと考えながら歩いていると、六年生がメモを見て話し合っていたことを思い出しました。一人一人があらかじめ集会の内容を考えてきて、どの学年の人も楽しめるものを提案していたのです。六年生が全校のことを考えて計画を立てていたのが、今になってよく分かりました。それと同時に、六年生は、「ここで、声を出して進めよう。」とお互いに注意をし合ったり、「準備にボールが六個いるね。」と声をかけたり、「ルール説明が上手く出来たね。」と五年生を励ましたりしながら、集会を進めていたことも思い出しました。
(翌日,只有五年级商量,和此前不一样,一直没有好的方案。归途中,我一边走着一边考虑该怎么办才好,这时,我想起了六年级看着笔记商量的事。每个人都预先考虑好集会的内容,然后提出每一个年级的人都能感到愉快的方案。我现在才终于知道了六年级是考虑着全校制定计划的。与此同时,我还想起了六年级互相提醒道“在此发声继续。”,搭话道“准备的球要六个。”,一边鼓励五年级“规则说明得很不错。”一边继续着集会。)
私達は、次の日も次の日も話し合いを続け、全校ゲームは「仲間作り」にやっと決まりました。私は司会をすることになりました。ゲームは、指示された人数ずつ集まり、手をつないで座るものです。ちょっと工夫して、その仲間には、必ず六年生が入ると言うルールにしました。
(我们在之后的几天也不断商量,最后终于定下了全校游戏是“交朋友”。我来担任主持。游戏是根据指示的人数集合,然后牵手坐下。我们稍微下了点功夫,制定了游戏规则是伙伴中必须得有六年级加入。)
そして、「六年生を送る会」の日、私は六年生に喜んでもらうぞと、張り切って司会を始めました。しかし、会は簡単には進みませんでした。私の声がなかなか通りません。会場では、「何人で集まるの。分からないよ。」と言う低学年の人達の声も聞こえてきます。
(于是,到了“六年级送别会”的当天,我想让六年级们高兴,干劲十足地开始主持。然而,集会没能简单地进行下去。我的声音很难传达给别人。会场上还听到了几个低年级的学生说“几个人集合?不明白啊。”)
そんな中で、一番に動いていたのは、なんと六年生でした。「五人。」と言うと、六年生がさっと一年生や二年生の手を引いて、仲間を作っています。もちろん、市川さんもその中にいます。「十人。」今度は、二つのグループを合わせようとしている六年生が沢山います。五年生も会が上手く進むようにと努力していましたが、六年生は、見えないところでも全体を支えていたのです。
(在他们之中,最先行动的竟是六年级。说着“五人。”时,六年级的学生快速牵起了一年级和二年级的手,进行交友。当然,市川也是其中之一。“十人。”这次有很多六年级学生准备将两个组合起来。虽然五年级也在努力着让集会顺利进行下去,但是六年级在暗处支持着全体。)
「六年生を送る会」が終わり、ゲームで使ったマイクスタンドを放送室に運ぼうと体育館を出た時です。市川さんに、「本間さん、ありがとう。今日はとっても楽しかったわ。司会もうまかったね。もうすぐ六年生、私達のバトン、受け取ってくれたね。」と、声をかけられました。私は、「でも、今日も六年生に助けられました。どうもありがとうございました。」と答えました。市川さんは、「私達も、失敗しながらここまできたの。だから大丈夫よ。スタンド重そうね。一緒に運ぶわ。」と言って、にっこりと笑いました。私はマイクスタンドを運びながら、市川さんが言っていたバトンの意味が分かったような気がしてきました。
(“六年级送别会”结束了,我准备将游戏时使用的话筒架搬到广播室,从体育馆出来的时候。市川对我说道:“本间,谢谢。今天很愉快。你主持得也不错。你们马上就是六年级了,接下了我们的接力棒呢。”我回答道:“但是,今天也被六年级帮助了。非常感谢。”市川笑道:“我们也是不断经历失败才走到这里的。所以没关系。话筒架很重吧。一起搬吧。”我搬着话筒架的时候,感觉似乎明白了市川所说的接力棒的意思。)
市川さん達からもらった最高学年のバトンをつないでいく大事な役目が、私達を待っています。
(将从市川他们手里得到的最高学年的接力棒传承下去的重要任务,在等着我们。)

