《那个夏天,我遇到了天使》诗画集文本翻译(上)

清明节了,整点活。上一次翻译现代诗,还是在上次,还是在春与阿修罗。而那时之所以中断了春与阿修罗的翻译,是因为某天突然找不到翻好的文本了,好像是青森挽歌吧,那附近的几首不见了踪影,找不到自然发不出,但又不想再翻一遍,所幸就不翻了。依稀记得那附近的几首是宫泽贤治的妹妹去世后一段时期所创作的,也算是和这次的诗画集在某种程度上有所联系,正好这次,也翻译些诗好了(其实早就翻好大半了XD,最近没活整就发出来了)。
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04
そしてぼくは光のこえをたぐりよせ あわだつ橋をわたってしまう
于是我赶忙将明亮的熙攘收集起来 结束了仓促的邂逅
06
モノローグ
独白
ひとりでいることが多かった。
想来、人生时多独处。
ひとりでいると、身体がすこし軽くった。
旦得清闲、便感身轻如燕。
潮風が吹いてゆく。
恰迎海风吹拂。
すべての道を吹いてゆく。
沿着万般道路而去。
ぼくには分からない。
只是尚且不知。
どうすればいいのか、どこへ行けばいいのか。
风要去哪儿、我又要去哪儿。
夏になった。
等到了夏天。
いぎものが死んだり、生まれたりした。
活着的便死去、抑或迎来新生。
考えないほうがいいんだ、きっと。
兴许、愚钝不识才是一件好事。
感じないほうがいいんだ、ぎっと。
兴许、麻木无感才是一件好事。
ぬるくなったジュースを
像是将已捂至半热的果饮
道端へ捨てるように
倾倒在路旁一样
捨ててしまえばよかった。捨ててしまえば
早该丢了。舍弃掉的话
自由になれるはずだった。
应该就能获得自由了吧。
だけど、ぼくは。だから、ほくは。
然而、我却。我也正是因此。
——その日、ひとりの少女に出会った。
——在那天、与孤身一人的少女相遇了。
08
はじまりの場所で
自原初处
海。触れない夢のかたち
海洋。是无法触及的幻梦轮廓
空。届かない明日のさよなら
天空。是无法抵达的明日惜别
道。辿れないきみの思い出
道路。是无法追溯的你的回忆
ぼくは追っていた
我起身
光の残骸を
向着光的残骸追去
それは見る角度によって
也许换个角度看
ぼくの絶望や
是我的绝望
すり切れた未来へと近づいていった
正愈发迫近那已然破碎的未来
街。帰れない過去のしずけさ
城镇。是无法归来的旧时恬静
羽。掴めない声のしたたり
羽毛。是无法掌控的莫测回响
夏。戻れないことの 残酷な純粋の中で
夏天。是无法取回之物中 最纯粹残酷的部分
10
天使の瞳
天使之瞳
11
思い出には
每每陷入回忆
奈落のように底がない
就感觉如堕深渊般无措
という
或者说
恐ろしさのために
是感到了畏怖惊惧
人は
人
この世界から消えていくのかもしれない
也许会倏然间便从世上蒸发不见
ぼくは
对我而言
きみのうす青い瞳に射すくめられたとき
你苍青色的瞳孔不经意间的一瞥
ふと
便是
そう恩った
此种万幸
12
挨拶
致意
天使、という一語がぼくの頭に浮かんだ。そのことばは瞬く間にもつれ、魚になったり、墜ちてゆく鳥になったりした。潮風。間断なくこの街の、うつろへ駆けてゆく潮風。死んでいるのだろうか、ぼくは。耐えているのだろうか、ぼくは。振向けば視野の、末端にたたずむきみへ、ぼくはどんな挨拶をすればいいのか。こんなにも時の、透明な光を浴びて。
天使、这个词突然闯进我的思绪中。连带着一整句话都杂糅起来、如鱼浔游、如飞鸟矢坠。海风。海风源源不断地填向这座城市的空洞。我,也不知是否已死去。我,也不知能否继续坚持。回望而去、面对远在彼处的你、我该如何致意。这般时光、沐浴在透明的敞亮中。
15
不安
不安
ぼくは
我
きみを見ていると
在见到你后
ぼくが
我便
ぼくであることに
如既往的我一般
不思議と
不可思议的
自信がもてなくなる
丧失了一切自信
それは
那是因为
ぎみがいつも誰かに
你和不是我的某个谁相比
似ているからだろうか
过于相似吧
きみが
又或是你
いつも誰にも
如不是我的某个谁相比
似ていないからだろうか
不够相似吧
17
位置
位置
うちよせる波の
一如大浪拍礁
と曲のいた風の
一如婉风和曲
かなしみの羽の
一如翎羽哀戚
とけてゆく夢の
一如恬梦易形
あおぞらの胸の
一如心怀苍青
ゆるやかな道の
一如大道坦途
かわかない影の
一如凝影绸缪
にげだした水の
一如清水泛波
からっぽの街の
一如楼宇静默
中心に立って
在这中心的
きみは
你
すべてをることと
享有着这触手可及的一切
見ないことの
与不可见的事物间
危うい均衡に立って
那细密微妙的平衡
きみは
你
ぼくという器に
向着我这个容器内
きみという沈黙を
将来自于你的沉默
注ぎつづける
源源不断地倾注进来
18
遅延
延迟
19
言葉はいつもおそいから
毕竟话语总是姗姗来迟
意味がぎみ へと届くまで
所以在将意愿传达为止
ぼくの視線はさびしさの
当下我的视线姑且还是
中ていくともたちまよう
与孤独的内里做朋友吧
言葉はいつもおそいから
毕竟话语总是姗姗来迟
意味がきみへと届くまで
所以在将意愿传达为止
ぼくの耳ではうみなりの
当下我的耳边姑且还是
響ぎがドアをノックする
与潮信的叩响去共鸣吧
言葉はいつもおそいから
毕竟话语总是姗姗来迟
意味がきみへと届くまで
所以在将意愿传达为止
ぼくの鼻へとしおかぜの
当下我的鼻翼姑且还是
香りはそっとながれ込む
与海风的馨香相扑动吧
言葉はいつもおそいから
毕竟话语总是姗姗来迟
言葉はいつもととかない
所以在将意愿传达为止
きみはひかりの輪を浮べ
当下的你不妨顶着光环
ひとりで海をながめてる
与海洋的边际先独处会
20
死亡通知
死亡通知
諦めるたび身体は軽くなってゆく。夢を、愛を明日をあかるさを諦めるたび軽くなってゆく。そしてある日、ある瞬間ぼくは宙にういている。だが、どこへ行こう、こんなにも軽い身体で。せめてかなしみの錘 があればここにいられる。けれとぽくは今朝、かなしみの死亡通知を、街中にばら撒いたばかりだった。
每放弃什么,身体便轻上一分。将梦想、爱、明日、光亮所放弃的话、便越来越轻。于是某天、我便漂浮到了宇宙去。可是、就凭这幅轻飘飘的身体、又能去哪儿呢。至少有悲伤做锚、我还可以留在这里。只可惜我在今晨、不慎将这则悲伤的死亡通知、撒得城中到处都是。
22
休息
休息
疲れはぼくに
疲劳之于我
新鮮なもの憂さを与えてくれる
就如罹患了新鲜的忧郁
胸の深いところで
在胸口深处
水平にしずむ空を感じることができる
能感觉到天际线空荡地沉降
一片の雲もない
一片云彩也没有
ましてや
简直像
一片の苦悩もない それが
六根清净一般 这就是
この街のほんとうの姿である と
这片城镇的真实面貌 如是
告げているかのように
宣告般的
風は
风
無垢という真空へ
往堪称无垢的真空
無垢というかなしみの底へ
往堪称无垢的伤怀之底
果てもなく
没完没了地
吹き抜ける
吹拂而去
24
光の束に目を細め
与光同尘/沐浴在光中
25
前ぶれもなく去った人の
毫无预兆便已离去之人
夏がのこした眼差しのように
如同盛夏中飘忽不定的一个眼神
風のなかでめくれてゆく
于热风中翻飞
日焼けした本のページには
却连在饱经曝晒而老化的书页上
とんな面影も重ねてはいけない
留下个模样也做不到
日に乾いた窓がらすは
阳光烤干窗户
へだてるためにあるのではないから
并不是为了彰显隔绝
揺れうごくものはつねに淋しく
飘忽不定的事物总是更显寂寥
ひろがりにうちしずむ沈黙は
在愈发郁结的沉默中
どこにも届かない
哪儿也求助不到
そつと頰をなぜてゆく
忽然间从面颊划过了
白いゆびさき
一根白皙的玉指
ふり向いたらもう
蓦然回首
取りかえすことはできないと知っていて
却早已知天人两隔
きみは見えない場所
于是只好藏到你看不见
聞こえない場所にかくされていた
也听不着的地方去
ぼくのひとりでいることに
当我孤身一人时
砂浜の砕かれた貝殻は
沙滩上那些破碎了的贝壳
いつまでも砕かれたままでいて
仍保持着碎裂后的模样
それが慰めであるような
这也仿佛成了某种慰藉
時間のまわりをぼくは
我便绕开时间
歩きつづける
就这么走着
28
幕间
29
初夏よ 死は香りたったましいのかたちを持たぬことの証に
初夏了呢 死亡,是为了证明那散发着馨香的魂灵的样貌
30
唇の湿りのひとくかなしくて
濡湿了嘴唇的沉殇
天から落ちる電波に触れる
同从天而降的电波相触
33
やるせなくなる夢だから蝉たちの声 発熱の正午は過ぎて
蝉鸣中,当一席无法忘怀的梦过去 烈日便已然掠过了头顶
34
忘れられた言葉は
那些忘在嘴边的话语
空のかたすみに
正挂在天空的一角
なぜぼくたちが
实在想不通
歌うか知らず
我们为何仍踌躇于歌唱
37
夢もまたひとつの声になるだろうここから先を海 へとゆけば
梦,又何尝不是另一个心声。不妨暂且,往大海而去
39
妄想のなんてやさしい朝だろう
为何会妄想出这么一个温柔的早晨呢
こぼれた水もそのままにして
溢出的泪水就这样淌下
40
みずぎわに咲く花枯れて祈りから
花开澹水,凭愿枯荣
祈りへ痣を運んでゆこう
只愿洗去斑驳痕迹
41
人知れずながれるあめのひとしずく
还未留神,一滴雨水落下
しずかにゆめに傾く街で
悄然点在梦境之中
42
どの時間切れも愛しい昼下がり向日葵のゆれやまぬ世界で
每一寸光阴,都裁在雀跃午后向日葵款款摇曳的世界里
44
八月の肌をながれる水のこと 来ないで
八月的触感如同清澈的流水 别了
ゆめは日だまりだから
梦想还是留在及阳处吧
46
ふいに目覚めふいに眠ってゆくことの耐え難きまで明るい世界
只在半睡半醒之间,于此满堂彻亮的世界里
48
その日にはその日の地獄あることを告げつつ崩れゆく砂糖菓子
逐渐化掉的砂糖点心,向人们揭示了每天都有其糟糕的时刻
49
死の眠り きのうは花を手折りつつ冷たい肌にふれていたんだ
死亡的沉眠 昨日我折下一枝花,轻抚冰凉的肌肤上
50
瞼まで溺れる きみの手のなかで光はまるで咎人だから
结实地闭着眼 只因光在你手中都相形见绌
51
ほんとうはだあれも好きじゃないことのきらきらと陽に透かす手のひら
其实大家都不喜欢吧,让耀眼的阳光透射手掌
54
ゆめうつつうみへとつづくみちをゆく妄想こそが現実だから
半睡半醒间去往海的路上、妄想几乎成为了现实。
57
愛はそらの上からふいに落ちてきて
想来,从天上坠落的爱
ぼくらの街を燃やすのだろう
也能将我们的城市点燃
58
うす青い がらすにゆびを這わすよう きみを視野 へとおさめることは
宛如手指轻抚过天青玻璃 让我这般映入你的眼眸
さらさらと硝子のかけらふる街の
清脆地迈过遍布玻璃碎片的街道
とうしてぼくにこころはあるの
我又为何要有拥有心灵呢
59
点滴のどこまでもただ透きとおり
点点滴滴都是如此透亮
時おりぼくは世界に転ぶ
有时我便躺倒在世界上
きみの眼がうつす滅びのやさしくて
你眼神闪烁着温情
やさしくてまたぼくは俯く
又温情地俯下身来看我
60
全部嘘でしかないことの懐かしく浜辺には洗われた便箋
说是怀念海岸边刷洗过的信纸,却也都是些谎言
61
ゆれる船ゆられる肌のつめたさのとこまで行けとこころは遠く
荡漾的船和柔软的触感所带来的清冷,无论怎么寻找都遥不可及
64
日々の骨、ひろいあつめてこの星に冬がくるまでぎみと二人で
和你相伴,直至这个萃集了每日昼光的星球进入冬季为止
67
影に影重ねてぼくら空をゆく
在你不再是天使的那个晚上
きみが天使でなくなる夜も
我的天空中魍魉横行
68
冬の空 きみはことばに傷ついてそのきずぐちに光は集う
冬日的天空 光芒汇聚在你遭言语中伤的创口附近
71
そこだけが冷たい自室しあわせはぼくの頭をこわしてしまう
只有那儿才是我冰冷的房间,幸福感几乎要冲昏了我的头脑
73
死ぬのはいつもぼくの内部の空ばかり
鸟儿们唱诵着赞美诗
鳥たちは讃美歌を唄えと
好似死了的总是我心中的那片苍穹
74
持つものの
已有的
何ひとつない
空无一物
ぼくだから
那我便只能
きみへと飛ばす
向你投以
白い電波を
洁白的电波
77
リセットをするたび夜のちかづいて祈りだろうか言葉はすべて
每当夜幕降临一切归于静寂时,我都匆忙地说着什么,许是在祈祷
78
帰ろうか 手折ればゆめも向日葵もひとしく光りかがやく廃墟
回去吧 无论是梦想还是向日葵,折断后也不过是徒有辉芒的废墟罢了
80
非在の翅
不在的翅膀
夢の中あるいは街の中で
梦中,大约在街上
ぼくは頻りに話しかける
我唠唠叨叨地言说着什么
ぼくの天使はどこへ行きましたか?
我的天使去了哪儿?
ぼくの言葉は何をしていましたか?
我的话语说了些啥?
いつだって先に予感があった
总有个预感
未来は庭の椅子に腰掛けていた
将来我会坐在庭院的椅子上
ところところ欠けたぼくの天井から
天花板某处缺了块地方
洩れ入る光 それは音のない記憶だった
光便洒了下来 这就是我无声的记忆
非在の翅をもつ人
人没有翅膀
非在を生きるやさしい人
活着的良善者放弃了它
ぼくはきみのようになることはできない
我没办法像你一样
世界はそこで行き止まり
世界至此已是尽头
ほくはもう話さなかった
我一句话也说不出口
白紙の手紙を いつまでも握りしめたまま
只能将空无一物的信纸 徒然紧握

尾言:剩下的还没弄完,有空弄了又再发。如果有心情说不定会嵌字到图里面去,到时候整出个完全体来。