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如何制造和母亲说话的机会?与中元日芽香(元乃木坂46)思考,关于与更年期对话的重要性

2023-03-19 23:40 作者:日芽香公主小分队  | 我要投稿


「大人」とよばれる年齢を迎え、親との視線がグッと近くなることでわかる、母親の変化。イライラしたり疲れやすかったり、不調を抱えている母親を見て、身体や健康のことが心配になっている人もいるかもしれません。
迎来了被称为“大人”的年龄,和父母看待事物的方式变得接近所以理解的,母亲的变化。
看到母亲焦虑、容易疲劳、状态不佳,也许有人会担心母亲的身体和健康。


しかし、年齢を重ねるにつれて身体が変化するのは当然のこと。もしかしたらそれは、40 代後半の女性に訪れる更年期の身体の変化かもしれません。突然の身体の変化や「更年期」というワードそのものに、漠然とした不安を抱えている人も少なくないはず。更年期について正しい知識を身につけ、適切な対策や治療法を知ることで、母の助けになるかもしれません。気軽に話したり相談したりできる間柄として、「二十歳(ハタチ)の節目に母(ハハ)思ふ」ことは、母親の健康を願うことにつながるはずです。
但是,随着年龄的增长,身体发生变化是理所当然的。
或许这就是40岁后半的女性更年期带来的身体变化。
对于突如其来的身体变化和“更年期”这个词本身,应该有不少人抱有莫名的不安。
掌握有关更年期的正确知识,了解适当的对策和治疗方法,也许会对母亲有所帮助。
作为可以轻松交谈和商量的关系,“成年之际思念母亲”这件事应该是和祈愿母亲健康有关的。


元乃木坂 46 で、現在は心理カウンセラー、メンタルトレーナーとして活躍する中元日芽香さん。さまざまな心理的変化を抱える相談者に寄り添いながら、心身を健やかに保つ方法をアドバイスされています。今回は自身の母親とのエピソードを伺いながら、中元さんとともにほてりや発汗などの「更年期症状」(*1)について、京都大学で研究しつつ、神戸市立医療センター中央市民病院女性外来において臨床も行う産婦人科医である池田裕美枝先生に教えていただきます。
原乃木坂46,现为心理咨询师的中元日芽香。
在帮助心理变化多的来访者的同时,为他们提供保持身心健康的方法。
这次一边听关于自己母亲的小故事,一边和中元先生一起,关于潮热和出汗等“更年期症状”,
请在京都大学进行研究,同时也在神户市立医疗中心中央市民医院女性门诊进行临床的妇产科医生池田裕美枝老师为我们介绍。


個人ではなくホルモンのせいだと知識があれば、自分も母親も救われるはず
如果我们知道这不是个人的问题,而是荷尔蒙的问题,我们就能拯救自己,也能拯救母亲。


―年齢を重ねるにつれて「健康や身体」にまつわる話が多くなってきます。とくに 20 歳という節目を経て、母親との会話や関係が変わってくる方も。中元さんは、お母様との関係性の変化を感じる場面はありましたか?
—随着年龄的增长,关于“健康和身体”的话题越来越多。
特别是经历了20岁这一关键时期,有些人与母亲的对话或关系发生了变化。
中元先生,有没有感觉到你和母亲的关系发生了变化呢?


中元:母親は一番身近な大人の女性。成人を迎えるまでは「親子」という上下関係のようなものがあったと思いますが、20 歳を迎え「大人」として扱われるようになるとフラットな関係性になりました。服の貸し借りをしたり、お揃いの靴を持ったり、化粧品の話をしたり、旅行に行ったり。
中元:母亲是最亲近的成年女性。
在迎来成人之前,我们之间存在着“亲子”这种上下级关系,但在迎来20岁,被视为“大人”之后,我们之间的关系就变得平等了。
互借衣服穿,买配对的鞋子,谈化妆品的话题,一起去旅行等。


―友だちのようですね!
—像朋友一样呢!


中元:以前は母親にリードしてもらい教えてもらうような会話だったのですが、いまはお互いに教え合って対等に話せる関係になりました。なので、もう少し深い話というか検診や身体の話をできるようになったのも大きな変化です。
中元:以前的对话都是在母亲的引导和教导下进行的,但现在是互相教导、平等对话的关系。
因此,我能聊一些更深入的话题,比如说是关于体检和身体的话题,这也是一个很大的变化。

作为心理咨询师的中元日芽香

―それは、何かきっかけがあったのでしょうか?
—那是因为什么契机吗?

中元:母親も年齢を重ね、以前より定期的に検診を受けるようになったことで健康への関心が高まりました。我が家は 3 姉妹で私が一番母親に容姿や体質が似ています。なので、母親の健康診断結果は数十年後の自分かもしれないとお互いに「心配な病気」や「気を付けたいこと」について話すようになりました。
中元:母亲也随着年龄的增长,变得比以前更定期地接受检查,对健康的关心也加强了。
我家有3个姐妹,我的容貌和体质最像母亲。
因此,母亲的体检结果有可能是几十年后的自己,所以就“担心的疾病”和“需要注意的事情”进行了交流。


―理想的な関係だと思うのですが、成人を迎えるまではそうではなかった?
—我认为这是一种理想的关系,但在成年之前不是这样吗?

中元:小中学生の頃、母親は「母親」という役割をまっとうしていて、深い話をするのも緊張したり遠慮をしていました。1 対 1 で緊張しなくなったのも成人してからです。
中元:在中小学生的时候,母亲扮演着“母亲”的角色,即使要进行深入的话题也会紧张和顾虑。1对1不再紧张也是在成年之后。

池田:そういうものですか!私にも娘がいるので、緊張されていたらと思うと少しショック……(笑)。
池田:是这样啊!我也有女儿,一想到她会对此紧张,我就有点震惊……(笑)。

中元:姉妹がいるので母親と二人きりという状況が稀だったということもあると思います。19 歳でデビューするために上京し、ほどよく親との距離ができたことで一歩踏み込んだ話もできるようになりました。
中元:因为有姐妹,所以和母亲两个人独处的情况很少吧。19岁为了出道来到东京,适当地和父母拉开了距离,但也能更进一步地交谈了。

池田:それはあるでしょうね。私は大学で女性の健康に関する授業を担当しているのですが、授業の中で大学生から「痩せてしまった」「生理が重い」など身体の悩みを一番相談するのは母親だとよく聞きます。それは、親元を離れている人が多いからかもしれないですね。
池田:是会有这样的事呢。
我在大学负责讲授女性健康相关的课程,经常听到大学生们跟我说最多是跟母亲讲关于“我瘦了”“例假很多”等身体烦恼。
这可能是因为离开父母身边的人很多吧。


あと、驚いたのは、更年期にまつわる授業を受けた学生さんが「私の母はこの症状かもしれないので先生のところに連れて行ってもいいですか?」と相談してくれるんです。
另外,让我吃惊的是,听了有关更年期的课程的学生说:“我妈妈可能有这种症状,可以带她去看老师吗?”

一边在京都大学研究,一边在神户市立医疗中心中央市民医院女性门诊进行临床试验的妇产科医生池田裕美枝老师

中元:やさしい学生さんですね!
中元:真是温柔的学生啊!

池田:更年期とは一般的に、閉経を迎える前後の 40 代後半から 50 代前半を指します。女性ホルモンのバランスが大きく変化し、心身ともに変化があらわれる時期で、人によっては身体のほてり、倦怠感などが出ます。
池田:更年期一般是指绝经前后的40多岁到50多岁。
女性荷尔蒙的平衡会发生很大的变化,是身心都出现变化的时期,有些人会出现身体发热、倦怠感等。


年齢的に、大学生で母親が更年期を迎えている人もいます。症状を知ることで、たとえばすごくイライラしている母親に対して「私のせいなのかな?」と思いつめることはなくなる。個人のせいではなくホルモンのせいだという知識があることで、自分も救われますし母親にとっても心強いと思います。
从年龄上看,有些人上大学时母亲就已经进入更年期了。
通过了解症状,例如面对非常焦虑的母亲,不会钻牛角尖的去反思“是我的错吗?”。
不是个人的错,而是荷尔蒙的错,有了这样的知识,自己能得到救赎,母亲也会感到安心。


母も娘も「心配かけまい」と思っていたら本末転倒? 頼ることの大切さ

母亲和女儿都觉得“不能让人担心”其实是本末倒置?依赖的重要性

―中元さんは母親の健康面で心配なことはありますか?
—中元先生在母亲的健康方面有担心的事情吗?

中元:体調が悪くなったら素直に打ち明けてもらえるかな、という心配があります。私と母親は性格が似ていて、おそらく病気になったとしても「大丈夫だよ!」と無理して明るく振る舞ってしまいそうなので。
中元:我担心如果身体不舒服的话,他会不会坦率地告诉我。
我和母亲的性格很相似,恐怕即使生病了也会说“没关系的!”会勉强自己表现得很开朗。

池田:自分で一生懸命調べることも?
池田:在选择自己独自拼命调查这件事上也是?


中元:はい。自分でなんとか解決しようとしてしまう気がします。
中元:是的。感觉会自己想办法解决。

池田:学生さんで「お母さんに心配かけたくないから不安を話さない」「気づかれないように明るく振る舞う」という方は多いです。ですが、母親と言っても一人の大人の女性。デジタルは弱いかもしれないけれど(笑)、経験を積んでいるから、情報量は子どもよりも多いはずです。教えてもらうというより「一緒に考えてもらいたい」というスタンスで、相談するのはいいと思います。
池田:学生中有很多人说“不想让妈妈担心,所以不把不安说出来”“为了不被发现,表现得很开朗”。
但是,虽说是母亲,其实也是一个成年女性。
虽然数码方面可能比较弱(笑),但因为积累了经验,信息量应该比孩子大。
与其说是请教,不如以“希望一起考虑”的姿态来商量比较好。

中元:いいですね! 一人の女性として相談するという姿勢を私も取り入れたいです。
中元:好啊!我也想变成作为一名女性来商量的姿态。

池田:母親も、頼られて初めて頼れる部分があります。世話してきた側の人だから、しんどいときは自分でなんとかしようと無理してしまう。でも、お互いに心配かけまいとしていたら、どちらも苦しいままです。もっと簡単に頼ってほしいですね。
池田:母亲也是,被人依赖之后才会有可以依靠的部分。
因为是被别人依赖的一方,所以累的时候会勉强自己想办法。但是,如果都不想让双方担心的话,其实双方都会很痛苦。
希望能更简单地去互相依赖。


中元:ほんとにそうですね…… 先に自己開示といいますか、自分の悩みや不安を母親に打ち明けることで母親も心を開いてくれるのかもしれないと思いました。
中元:真的是这样啊……前面提到的自我表露,就是把自己的烦恼和不安告诉母亲,也许母亲也会敞开心扉。


更年期は、全員に訪れるライフステージの一種

更年期是每个人都会经历的一种人生阶段

―中元さんは、更年期にどんなイメージをお持ちですか?
—中元先生,对更年期有怎样的印象呢?

中元:本人の QOL に大きく関係してくる症状というイメージです。徐々に身体に変化が現れるものだと思うので、更年期だと気づけなくて鬱に近い状態になったり、自分のことを嫌いになったりしないかなと想像しています。
中元:这是与本人的QOL有很大关系的症状。
我认为身体会慢慢出现变化,所以我想象自己会不会因为没有意识到更年期而变得抑郁,或者变得讨厌自己。


池田:更年期のことを何も知らないと、突然イライラしたり(*2)眠れなくなったりする(*3)のは、自分の性格や不摂生が原因ではないかと思ってしまいますよね。
池田:如果对更年期一无所知的话,就会觉得突然变得烦躁,睡不着是不是自己的性格和不注意饮食的原因吧。

―ぜひ今回は、更年期症状の基本について池田先生に教えていただけたらと思います。
—这次一定要请教池田先生关于更年期症状的基本知识。

池田:知っておいてほしいのは、更年期というのは「幼児期」や「思春期」と同じライフステージの一つであるということ。症状の差はあっても、女性全員に訪れるものです。
池田:希望大家知道的是,更年期和“幼儿期”、“青春期”一样,都是人生阶段之一。虽然症状有差异,但对所有女性都有影响。

中元:そうなのですね。
中元:是啊。

池田:閉経に向かって、ホルモン量が急激に減少する 45~55 歳あたりを「更年期」と言います。思春期と比べるとわかりやすいのですが、思春期は男性も女性もホルモンの変動が急に訪れる初めての時期。小・中学生の時に、朝礼の時間に倒れてしまう子っていませんでした?
池田:进入绝经期后,激素量急剧减少的45 ~ 55岁左右被称为“更年期”。
与青春期相比更容易理解,青春期是男性和女性荷尔蒙突然发生变动的第一个时期。小学、中学的时候,有没有在早会时间晕倒的孩子?


中元:希ですがいました。
中元:确实有的。

池田:それは、思春期症状の一種です。一方で、元気いっぱいで不調に悩んでいないクラスメイトもいましたよね。そんなふうに、更年期でも症状の出方に差があり、かつ不調の種類も多様です。主な症状として挙げられるのがこちらになります。
池田:这是青春期症状的一种。另一方面,也有精力充沛不为状态不佳而烦恼的同学。
就像这样,即使是更年期,症状的表现也有差异,而且不适的种类也多种多样。作为主要症状列举的是这些。

主要的更年期症状:
红色圆圈:血管运动症状 潮热 (脸颊发红,出汗,上火等)         
绿色:自律神经症状:易疲劳感,心悸,头晕,尖酸,头痛等         
蓝色:关于脑的症状:抑郁症,烦躁,睡不着等     
别的症状:关节痛,腰痛,干眼症,掉毛,尿频,性交时痛等


池田:ホットフラッシュ(*4)と呼ばれるほてりや発汗など血管運動に原因があるものと、イライラや不眠といった脳に関する症状、めまいや頭痛など自律神経に関する症状、ほかにも脱毛やドライアイなどさまざまな不調が起こります。
池田:有被称为潮热的上火和出汗等血管运动的原因造成的症状,也有烦躁和失眠等与大脑相关的症状,或是与头晕和头痛等自律神经相关的症状,
另外脱发和干眼等各种各样的不适也会发生。很难受。


―それぞれどのような症状なのでしょうか?
―各自会出现什么症状呢?

池田:ホットフラッシュは汗をかきやすくなる。滝のように多量の汗をかく、人によっては睡眠時に汗をかきすぎる症状(*5)です。それが原因で目が覚めてしまい、不眠につながる方もいらっしゃいます。
池田:潮热会让人容易出汗。像瀑布一样大量出汗,根据人的不同,特别是睡眠时会出汗过多的症状。也有人因此醒来,导致失眠。

イライラやうつ(*6)は、ずっと気分が塞いでいるような状態になります。自律神経に関する症状も疲労感を感じやすくなり、たとえば以前は一度のお出かけで 3~4 つ用事をこなせていたのが、一つの用事でぐったりしてしまうようなことも。本調子ではない状態が続きます。
烦躁和抑郁会让人一直处于心情压抑的状态。
自律神经相关的症状也会让人容易感到疲劳,比如以前出门一次能完成3 ~ 4件事,但现在只做一件事就筋疲力尽。
会持续不是正常状态的状态。


自分のことを後回しにしたり我慢したりしてしまう人はたくさんいる

很多人会把自己的事情推后或忍耐

中元:個人差があるということは、更年期症状に気づかない人もいるのですか?
中元:存在个体差异,也就是说有些人没有注意到更年期症状吗?

池田:本調子ではない原因を、更年期だと気づいていない人は多いと思います。ですが、その時期に何かしら不調があれば更年期症状かなと、疑ってもらっていいです。
池田:我想很多人都没有意识到不是正常状态的原因是更年期。如果那个年龄段有什么不适的话,可以怀疑是不是更年期症状。

ですが、たとえばほてりや汗などのホットフラッシュ症状があっても、早めに病院を受診される方は少ないです。それは、汗をかいても「更年期が過ぎればなんとかなるだろう」と思われているから。ですが、ただ我慢して時が過ぎればよいものでもなく、こまめな手当てが必要です。悪化してから病院にいらっしゃっても治りが遅く、早めに来てほしかったと思うことがあります。
但是,即使有发烧、出汗等潮热症状,也很少有人会尽早地去医院就诊。
那是因为,即使流汗,也会被认为“更年期一过,总会有办法的”。
但是,也不是只要忍耐就能让其过去,需要及时的治疗。恶化后即使去医院,治好的也很慢,有时真希望对方能早点来。


中元:我慢している時間もつらいですよね。
中元:忍耐的时间也很痛苦吧。

池田:おっしゃる通りです。自分のことを後回しにしたり、我慢したりしているお母さん世代は多い。ですが、我慢を続けていると症状が恒久的になってしまうことがあるので、早くケアしてもらいたいです。
池田:您说得对。把自己的事情往后推,去忍耐,在母亲那一代很多人这么做。
但是,如果一直忍耐的话,症状就会变成永久性的,所以希望能尽早得到治疗。

―生理痛が、まさにそんなイメージです。
―痛经就是这样的印象。

池田:こんな程度で病院に行かなくていいって思ってしまうんですよね。婦人科はハードルが高いのか、内科や耳鼻科を受診されて、回り回って私のところに来る方もいます。なので、学生さんがお母様を連れてきてくださるように、第三者が「更年期かもしれない」と気づいて紹介してくださるのはありがたいです。
池田:会觉得这种程度没必要去医院呢。可能是妇科的门槛太高了,也有人先去内科或耳鼻科就诊,转了一圈才来找我。
因此,就像学生带母亲来一样,第三者意识到“可能是更年期”后去介绍给我会让我很感激。


症状の程度によっては、医療行為までいかなくてもいいんです。ですが、少しでも不調があるなら何かしらの手当てをしてほしいですね。
根据症状的程度,不进行医疗行为也没关系。但是,如果有些许不适的话,希望能接受一些协助。

人のためではなく「自分をケアする」習慣をつける

养成“照顾自己”的习惯,而不是为了别人

―先ほど話題に上がりましたが、ほてりや発汗などの更年期症状による不調によって、どのような QOL の低下が考えられるのでしょうか?
—刚才提到的话题,由于潮热和出汗等更年期症状引起的不适,怎样考虑QOL的低下呢?


池田:個人差はありますが、不眠(*3)に悩む方は多いです。眠りが浅かったり寝つきが悪かったり。あとは抑うつ気分ですね。不眠やメンタルの不調はご自身で気づかれるよりも、私が問診することで「そういえば」と話してくださる方が多いです。
池田:虽然每个人都有差异,但为失眠而烦恼的人很多。比如睡眠浅或入睡困难。
还有就是抑郁的情绪。比起自己发现自己的失眠和精神状态不佳,我在问诊的时候很多人会说“这么说来”。


ホットフラッシュについて伝えておきたいのは、滝汗までいかなくても身体や顔がしょっちゅうほてったり夜中だけ汗をかいたりするのも更年期症状だということです。首から上は暑いのに手足が冷たい、と悩まれる方もいらっしゃいます。
关于潮热,我想告诉大家的是,即使不流瀑布汗,身体和脸上经常发热,或者只在半夜流汗也是更年期症状。
也有人烦恼,脖子以上明明很热,手脚却很凉。


中元:以前の自分と比べて変化を少しでも感じたらそれがサインですか?
中元:和以前的自己相比,哪怕有一点点变化,那就是信号对吧。

池田:そうですね。少しでも変化があれば、それがサインです。
池田:是啊。只要有一点变化,就是信号。

中元:受診をするとどのようなアプローチで治療するのでしょうか?
中元:就诊后会采取怎样的治疗方法呢?

池田:人それぞれアプローチは違うんです。なので、まずは自分の不調を認めて、無理をしないこと。自宅でのセルフケアも含めていろんな方法を試して「自分をケアする」習慣をつけてもらいたいです。
池田:每个人的方法都不一样。因此,首先要承认自己的不适,不要勉强自己。
包括在家自我护理在内,希望大家尝试各种方法,养成“自我护理”的习惯。


そのうえで、病院に来てくださった場合はお薬の話になります。よく処方しているのは「ホルモン補充療法」(*7)という女性ホルモンを少量ずつ体内に入れる方法。漢方薬やサプリメントをおすすめすることもあります。ほかにも治療の選択肢は広がってきていますし、不調の原因が更年期以外の可能性もあるので、一度婦人科を受診いただけたらと思います。
而且,如果来医院的话,就涉及到药物的问题了。
经常开的处方是“激素替代疗法”,即少量地将雌性激素输入体内的方法。有时也会推荐中药和营养品。
除此之外,治疗的选择也越来越多,身体不适的原因也有可能是更年期以外的原因,所以我建议去妇科看一次诊比较好。


中元:私も我慢してしまうタイプなので「自分をケアする」は心がけたいです。
中元:我也是会忍耐的类型,所以想要注意“照顾自己”。

池田:我慢して耐えている方は、ほんとに多いです。病院通いをしていることをどうやって上司に伝えるのか、どうやって休みを増やしていくのか、そんな話をすることもあります。
池田:忍耐的人真的很多。
经常有人跟我讲,该怎么跟上司说自己去医院看病的事情,或是该怎么增加休息时间呢。


中元:よく、精神科に行くのはすごくハードルが高いと聞きます。自分の症状を病気だと認めるのが怖いと。その気持ちも理解できるので、まずは自分の相談しやすいところに打ち明けてもらうだけで何かが変わるのかなと思いました。
中元:我经常听说,去看精神科的难度很高。
害怕承认自己的症状是病。我能理解这种心情,首先,我想,只要让他们在自己容易商量的地方吐露心声,就能有所改变。


更年期はみんな訪れるもの。思い込みを手放して、周りにどんどん話していく

每个人都会有更年期。放下成见,不断向周围人倾诉

池田:やっぱり「更年期」という言葉にネガティブイメージがありますよね。認めることにハードルがある。女の人は若いことに価値があって、更年期になると価値が下がるという昔ながらのバイアスが内面化しているのかもしれません。でも、みんな訪れるのだから、そんな思い込みは手放してほしいです。
池田:还是对“更年期”这个词有消极的印象吧。
认可是有门槛的。
女人年轻有价值,一到更年期价值就下降,这种传统的偏见可能已经内化了。
但是,因为大家都会到来这个时期,所以希望大家放弃这种想法。

中元:手放した方が楽に話せるようになりますし、話してもらえた家族や職場の人も助かるかもしれません。
中元:放下担子的话可以轻松地说出来,对听了你的话的的家人和同事也有帮助。

池田:中元さんは心理カウンセラーとして活躍されていますが、どのような方が相談にいらっしゃるんですか?
池田:中元先生作为心理咨询师很活跃,有什么样的人来咨询呢?

中元:学生さんなど若い世代の方もたくさん来てくださいます。そうすると、家族関係の相談はよくあります。家族は最も近いコミュニティーなので、狭い世界で苦しんでいる方も。家族という枠組みを外して別の考え方や対個人であることを伝えますが、根深い悩みなので丁寧にお話を聞いていきます。家庭といってもいろいろな雰囲気があるのだなと常々感じます。
中元:学生等年轻人也会来的。
这样一来,经常会有关于家庭关系的咨询。
因为家人是最近的共同体,所以也有人在狭小的世界里痛苦。
虽然要传达的是脱离家庭框架的其他思考方式和关于个人的事,但因为是根深蒂固的烦恼,所以要仔细倾听。
我经常感觉到,虽说是家庭,也有各种各样的氛围。

「こうしなさい」と決めつけるような声かけはしないこと
―機嫌よくいるためには心と身体が健康であることが大切で、そのためにお互いの健康を気遣える社会になるといいと思います。それには、会話から互いを知ることが大切。対話する際に気をつけたい声かけはあるのでしょうか?
不要说“要这样做”之类的话
——要想心情好,身心健康是很重要的。
我想要是成为互相关心健康的社会就好了。
因此,从对话中相互了解是很重要的。对话时有什么需要注意的声音吗?


池田:細かく言えばいろいろあるのですが、一つ「こうしなさい」と決めつけるような声かけはやめた方がいいです。なぜなら、決めるのはご本人だから。「アイメッセージ」といって、「私はこう思う」「私はこう言われると嫌だ」と主語を自分にする声かけはいいかなと思います。
池田:具体说来有很多,但最好不要说“要这样做”之类的。
因为做出决定的是当事人。说到“i message”,
“我是这么想的”“我不喜欢被别人这么说”,把主语换成自己去换位思考会更合适。


中元:「こうじゃない?」と言われると、逆にやりたくなくなりますよね(笑)。「アイメッセージ」はカウンセリングでもよく使われるものです。私も話はたっぷり聞きますしアドバイスを求められたら答えますが、最終的に決めるのはご本人だと思っています。
中元:被说“难道不该这样做吗?”之后,反而不想做了吧(笑)。
“i message”在心理咨询中也经常被使用。
我也会充分听取意见,如果有人问我建议,我也会回答,但我认为最终决定的还是本人。


―中元さんはカウンセリングされる際に、相手の話を聞き出すうえでどのようなことを大事にされていますか?
—中元先生在接受心理咨询的时候,在倾听对方的话方面最重视的是什么呢?

中元:相手が何を話したいのか、逆に何を話したくないのかポイントをつかむことです。話したいけど話せないことが人には必ずあるので「話したい」と思ってもらえるように自分から心を開きます。自分の感情を抜きにしてクライアントさんのどんな話でも受け止めるという姿勢で。対話を重ねながら気持ちを整理するようにしています。
中元:要抓住对方想说什么,或者不想说什么。
每个人都有想说却不能说的事情,所以要主动敞开心扉,让对方“想说”。
抛开自己的感情,以不管客户说什么都能接受的姿态。
一边反复对话一边整理心情。

池田:今日お話をしていて、中元さんは心の扉を開いてくださっているなと思いましたよ!
池田:在今天的谈话中,我觉得中元先生对我敞开了心扉!

中元:うれしいです! でも、中高生の頃は悩みを口にできない性格だったので、20 歳を超えて変わってきました。それこそ、婦人科に初めてかかったのは 20 歳の頃でした。先生が冷静に疾患を診断くださって、気持ちが楽になった記憶があります。それから、人に話を聞いてもらうことが億劫ではなくなったように思います。
中元:很高兴!但是,初高中生的时候,我的性格是不会把烦恼说出来的,过了20岁,我的性格变了。
我第一次去妇科是在20岁的时候。
医生冷静地诊断了我的疾病,我的心情也变得轻松了。
从那以后,我不再觉得让别人听我说话是件不好的事了。


ほてりや発汗を心配することなく服の貸し借りができるようになるのは、うれしいこと

不用担心热和出汗就能借到衣服,真是令人高兴的事

―20 歳前後の方が、更年期女性と対話をする上で使いやすい言葉や声かけはありますか?
―问:20岁左右的女性和更年期女性对话时,有什么容易使用的语言或打招呼方式吗?


池田:「ホルモンの揺らぎ」という言葉は便利です!母親に対して「今日、更年期の勉強をしてきたんだけどね」と話し始めるよりも、「ホルモンの揺らぎの勉強をしてきたんだけどね」と話した方が、思春期や生理の人も該当するので受け入れやすい。最近「PMS(月経前症候群)」(*8)という言葉が市民権を得て、不調を言いやすくなりましたよね。同じように使ってもらいたいです。
池田:“荷尔蒙的动摇”这个词很方便!
比起对母亲说“我今天学习了更年期的知识”,
说“我一直在学习荷尔蒙波动的知识。”青春期和生理期的人也会容易接受。
最近“PMS(经前期症候群)”这个词获得了公民权,变得容易说不舒服了。
我同样想让大家使用。


あと「何かできることはありますか?」と気遣う声かけも相手に負担がないと思います。
还有“有什么可以做的吗?”这样关心对方的话,对方也不会有负担。

―その言葉は母娘に限らず、男性でも意識できそうですよね。
—这句话不仅限于母女,男性似乎也同样适用。

池田:そう思います。更年期とは、45~55 歳の女性に多い体調がすぐれない時期。それだけでも知っておいてもらえたら女性の上司や母親に対する声かけが変わるでしょうし、女性側も心強いと思います。
池田:我是这么想的。更年期是45 ~ 55岁女性身体状况不佳的时期。
如果能了解到这一点,女性对上司和母亲的打招呼方式就会有所改变,女性也会感到安心。

―更年期症状に限らず、健康を気に掛けることは家族や友人との間柄において大事なことです。誰かの健康を心配に思った時、おふたりはどのようなことを心がけていますか?
―不仅仅是更年期症状,关心健康也是和家人、朋友的关系中很重要的事情。
担心别人健康的时候,两位会注意些什么呢?


中元:自分から「どうしたの?大丈夫?」と切り込んでいくタイプではないので、大切な人たちには「何かあったら力になりたい」というメッセージを常々伝えるように心がけています。困ったとき一番に思い浮かぶ人でありたいです。フェムケアなど女性の身体についても発信することで話しやすい場所をつくりたいです。生理痛(*9)やピルについて話す機会はありましたが、これからは更年期についても学びを深めたいと思いました。
中元:我不是会直接问“怎么了?没事吧?”这样的类型,
我经常注意向重要的人传达这样的信息:“如果有什么事,我想帮你。”
我想成为别人遇到困难时最先想到的人。
我想创造一个场所,让女性的身体也可以发表自己的看法。
有过谈论痛经和避孕药的机会,今后也想深入学习有关更年期的知识。


池田:私は女性外来を担当する中で「背負い過ぎていませんか?」という視点でお話しすることがあります。話を伺うと、介護も発達障害の子どもの面倒も「全部私がやらなきゃ」と思っている人が多い。ですが、そんなことないんです。しんどい時は「今はできない」と言っていいし、社会的支援に頼ることもできる。その人がまっとうしようとしている責任感を、違う視点を投げかけることで軽くしたいですね。
池田:我在负责女性门诊的过程中,会以“是不是背负太多了?”这样的角度去讨论。
我询问了他们后发现,他们中有很多人认为,无论是看护还是照顾有发育障碍的孩子,“都得由我来做”。
但是,不是那样的。累的时候可以说“现在做不了”,也可以依靠社会支援。
希望通过让对方认识不同的视角,减轻想要履行的责任感。


―最後に、池田先生のお話を伺って、お母様とどんなコミュニケーションを取っていきたいと思われましたか?
—最后,听了池田先生的话,您想和母亲进行怎样的交流呢?

中元:母は悩みを溜め込んでしまうタイプなので「今日は元気がないな」とかちょっとしたことでも話してもらえるように、私自身の話も打ち明けたいと思いました。それは、20 歳前後の若い方でも実践しやすいのかなと。あと、池田先生に教えていただいた更年期の話も共有したいです。
中元:因为母亲是容易积攒烦恼的类型,所以为了让她能即使是“今天没精神”这样的小事也对我说,我会先把自己的事情也说出来。
这种做法20岁左右的年轻人也能很容易实践。
还有,我想和大家分享一下池田先生告诉我的有关更年期的事情。


池田:距離が近すぎると、不安を伝えることってとても難しいですよね。なので、私や中元さんのような第三者的な視点を頼りに「こんなことを教えてもらった」と会話してもらえると、ぶつからないのかなと思います。ただ、母娘といっても「個」なのでわかり合うことは難しいですし、思いやることはできても共感しすぎる必要はないと思います。
池田:距离太近的话,传达不安是非常困难的。
因此,如果你能从我和中元先生这样的第三者的角度出发,告诉对方“你教了我这么一件事”。我想就不会发生激烈碰撞。
但是,虽说是母女,因为是“个体”,所以很难互相理解。
虽然可以体谅对方,但我认为没有必要产生过多的共鸣。

─中元さんはお母さまと服の貸し借りをされるとおっしゃっていましたが、今日学んだことで、ほてりや発汗に悩まれる母親は大切な服を借りることに躊躇する可能性もあるのかな、と想像しました。
─中元先生说过和母亲借衣服穿。
通过今天学到的知识,我想象了一下,为潮热和出汗而烦恼的母亲可能会在借宝贝衣服这件事上犹豫不决。


池田:娘さんの服を汚したくないからケアしようというのも、自分をご機嫌にする気づきのきっかけになりますよね。
池田:因为不想弄脏女儿的衣服所以要护理,这也是让自己心情愉悦的契机吧。

中元:ほてりや発汗を心配することなく服が着られるのは、嬉しいことですしね。
中元:不用担心热和出汗就能穿衣服,是很高兴的事情。

池田:そうした悩みを抱えるお母さんの声を聞き逃さない医者で在りたいです。今後は、娘と洋服の貸し借りで悩むお母さんを診療することを目標にします!
池田:我想成为一名不放过有这样烦恼的母亲的声音的医生。
今后,我的目标是为那些因为和女儿借衣服而烦恼的妈妈们提供诊疗!


如何制造和母亲说话的机会?与中元日芽香(元乃木坂46)思考,关于与更年期对话的重要性的评论 (共 条)

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