【日语有声书】被讨厌的勇气05(嫌われる勇気)-岸见一郎 古贺史健

語彙・表現文型
けだし(蓋し)
物事を確信をもって推定する意を表す。まさしく。たしかに。思うに。「~名言というべきだろう」
・的确。大概、想来。
「人間の在る所恋あり、恋ある所嫉妬ありで、蓋し之は当然であろう。」
「人間の業が神の業に移らうとするときは、蓋し人間として甚だ危険な時である。」
「蓋し言葉や文章は人類社会が歴史的に約束した処のもので、決して勝手に人工的に決めたものではない。」
しがらみ(柵)
引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの。
・羁绊
「人間のしがらみに束縛されることを一度も知らず、森のなかという自然のなかで動物とともに育った。」
「家族とのしがらみをすべて捨て、二人で何もないところから出発する勇気があるなら、この結婚は成功するでしょう。」
掘り下げる
深く突っ込んで考える。深く究明する。
・深究
疎(うと)ましい
好感がもてず遠ざけたい。いやである。「名前を聞くのも~」
・厌烦
「実際、癌にかかるというのは、罪を犯すに似た疎ましさに違いありません。」
「少年期の英世は家を疎ましく思い、死を覚悟するほど家を出たいと願っていた。」
恨みがましい
いかにも恨んでいるように見える。さもうらめしそうである。「~目つき」
・有怨气的
「振られた女のような恨みがましい目をして、遠くからこちらを見ているだけになった。」
「そしてようやく恨みがましげに溜息をひとつつき、ドアのほうへ向かった。」
回りくどい
直接的でなく、遠回しで煩わしい。
・拐弯抹角的
「こんな回りくどいことをしなくても他に楽な方法がいくらもある。」
「彼女の言い回しはいつだって回りくどく、正確に読み取ることは難しい。」
端的
遠回しでなく、はっきりと表すさま。
・直截了当
「生きてゆくためには、端的にいえばカネにならない仕事はしないだろう。」
「人によっては鬱になってしまいそうなほどの、端的に強烈な台詞だった。」
払拭(ふっしょく)する
・拂拭。彻底清除。wipe off。
覆す(くつがえす)
それまで正しいものとされてきた考え方や決定を根本から変える。
・推翻。overturn。reverse。
「田辺は自分の常識を覆す現象が次々と目の前で起きた衝撃に恐怖した。」
「しかし1928年に戦国時代の遺跡から筆が発見されたのでこの説は覆された。」
搔き立てる
刺激を与えて、感情や行動を起こすように促す。そそる。「関心/好奇心/不安を~」
・挑起、激起
声を荒げる
荒々しい声を上げる。
・raise one's voice
「島にいた頃よりも生活は貧しかったが、義父は声を荒げることはなく、ましてや手を上げることもなかった。」
「決して声を荒げることのない温厚なその人柄は、厳しい宋太傅と違って下の者にも慕われている。」
ひとかど
まわりの平凡なものに比べて、取り立てて言う価値が有ること。
・出类拔萃
「十代の半ばくらいと思える少女が、二十代も半ばのひとかどの社会人と悩みの相談をしている。」
「おまえもここで肚をくくって、将来なにかひとかどの者になる準備をしてはどうかというのである。」
主眼(しゅがん)
主要な目的。また、主要な点。かなめ。
・主要目标。关键、要害。
「以来、モデルベース開発の支援サービスに主眼を置いた事業を展開してきた。」
「大衆演劇の公演を行うなど、中高年層の利用を主眼においていた傾向もあった。」
自分本位
・自我中心、自私
「しかし、知的生物というものは、必ず自分本位の考え方をするものです。」
「要するに彼女の愛情のそそぎ方は、あくまでも自分本位だったというしかない。」
苛立ち(いらだち)
・焦躁
「しかし、撮影のときと違って、三神は二人が遅れていることにも、大して苛立ちを見せなかった。」
「自分の言葉が思ったほどの効果を上げていないのが不満なのか、目にいらだちの色が浮かんでいる。」
〖未然形〗+んとする
・将要······。 表示即将出现某种情况、状态。接サ变动词时接“せ”。用于书面。
「にわか雨がとまんとするころに、東の空に虹が出た。」阵雨将停时,东方的天空出现了彩虹。
「太陽が沈まんとするころ、彼の飛行機は空港を飛び立った。」太阳即将落山时,他乘坐的飞机从机场起飞了。
諭す(さとす)
・教导。告诫。
「隅のほうでは何人かのえたいのしれぬ男たちがサイコロ賭博のことで口諭している。」
「言い張る彼女を諭していた自分はなんて愚かだったのかと思うわ。」
窮地(きゅうち)に陥る
・陷入困境
「そこまで器用なら、最初からこのような窮地に陥りはしないのである。」
「父は私をかばおうとして、自分が窮地に陥ってしまったのです。」
端々(はしばし)
・角角落落。细节处。
「トーク番組などメディアに出演する際には、言葉の端々に英語が散見される。」
「彼はそんなことを口にしたわけではないけれど、それは態度の端々に感じられる。」
折り合いをつける
立場や意見の異なる者同士が譲り合って一致点を見つける。
・妥协、让步。取得和解,达成一致。
「お酒を飲みたい気持ちと、明日早起きして運動したい気持ちに折り合いがつかないので、悩んでいる。」
「仕事が忙しい割に、給料が安いと感じる。この両者の折り合いをつける事ができないと、転職するしかなさそうだ。」
すり寄る
・凑近、贴近。
「そして無言で僕のそばにすり寄ってきて、僕のあとをくっついて歩くのだ。」
「僕が面倒を見ているイヌは、尻尾をばたばた振りながらすり寄ってくる。」
疎(うと)む
・疏远、厌弃。
「実の娘に疎まれることが、どれほど悲しいことか私にはわかりませんでした。」
「そのような席ではマスコミ関係者はただ存在するだけで疎まれる。」
腕に覚えのある
以前の経験から、自分の能力や技術に自信を持っていること。
「サッカーならば腕に覚えがあるので手伝いますよ。」
「私は料理の腕に覚えがある。」
解きほぐす
・解开。untangle。
「そんな時間は張り詰めていたルイズの気持ちを、徐々に解きほぐしていった。」
「その辺りのことを解きほぐせば、わたしたちが憎みあう必要はなくなるんじゃない?」
所業(しょぎょう)
・行径
「昔の人は多くの自然界の不可解な現象を化け物の所業として説明した。」
「よほどの覚悟があるか、あるいは心の病んだ者でなければできる所業ではない。」
働きかけ
・推动
「ゆっくりと時間をかけて土地を買収し、周囲の有力者たちに働きかけを行なえばよかったのである。」
「また、爵位授与に関しても実はこの時期に何度か働きかけを行っていた事実も明らかになっている。」
かけ離れる
・远离。悬殊。
「小さな姿とはかけ離れた、まるで老人のようにしわがれた低い声だった。」
「性格的にはおよそかけ離れている二人だが、楽しい理由の半分はそこにある。」
一滴の血も通っていない
人の言動が冷たく残酷であるさま
⋆血が通う(かよう)
形式的、事務的でなく人間味が感じられる。
「この事件の裁判は、血が通った裁判だったと評判になった。」
「あの銀行は血が通っていないから、儲かっているときは、頻繫に挨拶に来るのに、営業が危うくなると手のひらを返したように、融資を頼んでもすげなく断る。」
⋆通る(とおる)/通じる(かよう)/通う(かよう)
通る:一定の経路にしたがって一方から他方に到達する意。
「食事がのどを通らない」
通じる:二つの場所や物事の間が経路などでつながっている意。
「冗談が通じない人」
通う:二つの場所や物事の間に恒常的(習慣的、日常的)な行き来がある意。
「鳥も通わぬ絶海の孤島」
全うする
・完成。完全履行。fulfill。
「自由に生きた祖父が天寿を全うしたという実例を知っているからだ。」
「結果はどうあれ、サイラス様の秘書としての務めは全うしたことになります。」
きわまりない(極まりない)
・极其、无以复加。
「夫にとっては退屈きわまりない、陳腐で見飽きた妻が、他人にとっては、宝石のような存在に思える。」
「どれひとつ踏んでも岩崩れを起こさずにはおらぬ危険極まりない岩上を。」
人でなし
・不是人、没人情味、不懂恩义之徒。
「母親の再婚の夫は情の深い男とは言えず、むしろ情なしの人でなしだった。」
「この二人のことを考えると、二人にあんな真似をした人でなしの悪党のことが思い出されて来てね。」
~め
(接尾)名詞・代名詞または人名に付く。
人や動物などをののしったり、見下したりするとき用いる。「あいつめ」「馬鹿者めが何をぬかすか」「うそつきの太郎め」
・表示轻蔑
とうの昔(疾うの昔)
とっくに過ぎ去った昔。ずっと以前。「問題は~に解決した」「~から決まっている」
アナーキスト【anarchist】
・无政府主义者
こみあげる
・(情感)涌现、外溢。
「私はどこか内側の深いところからこみあげてくる恐怖にとりつかれていた。」
「なにか取りかえしのつかないことをしたという思いが静かにこみあげてきた。」
ひと言
他に形容のしようがないこと。まさにそうであること。「この日のプレーは圧巻の~だった。」
開き直る
急に態度を開けてきびしくなる。覚悟をきめて、ふてぶてしい態度に変わる。いなおる。
・突然改变态度
「先輩は何かを気にして周囲を見回したりもしていたが、開き直って気にしないことにしたようだ。」
「そうして開き直ると不思議と良い気持ちでもあった。」
気むずかしい
・难以取悦、不好伺候
「それで彼は気むずかしく黙りこくってしまうことで逃げるほかはなかった。」
「道を行く人々も、思いがけない冬の寒さに、気むずかしそうな表情だった。」
一向(に)
全然、全く、少しも、などといった意味。
「ただの岩と一緒で、表面にいくら傷を入れられようが一向に気にしなかった。」
「目の見えぬ私には、ここにあるものが何なのかすら一向に解りはしませぬ。」
患う(わずらう)
病気になる。
「幼少期はぜんそくを患っているなど決して丈夫な体ではなかったという。」
「双極性障害を患っていたためタウベスは頻繁に入院生活を余儀なくされた。」
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延伸知识
ドストエフスキー【Fyodor Dostoevsky】
ロシアの小説家。トルストイと並んで19世紀ロシア文学を代表する世界的巨匠。「魂のリアリズム」とよばれる独自の方法で人間の内面を追求、近代小説に新しい可能性を開いた。農奴制的旧秩序が資本主義的関係にとってかわられようとする過渡期のロシアで、自身が時代の矛盾に引き裂かれながら、その引き裂かれる自己を全的に作品世界に投入しえた彼の文学は、異常なほどの今日性をもって際だっており、20世紀の思想・文学に深刻な影響を与えている。
代表作『罪と罰』『悪霊 (あくりょう) 』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』など。

The best way to keep a prisoner from escaping is to make sure he never knows he's in prison.
A man who lies to himself, and believes his own lies becomes unable to recognize truth, either in himself or in anyone else, and he ends up losing respect for himself and for others. When he has no respect for anyone, he can no longer love, and, in order to divert himself, having no love in him, he yields to his impulses, indulges in the lowest forms of pleasure, and behaves in the end like an animal. And it all comes from lying - lying to others and to yourself.
If you wish to glimpse inside a human soul and get to know a man ... just watch him laugh. If he laughs well, he's a good man.
人は笑い方でわかる。知らない人に初めて会って、その笑顔が気持ちよかったら、それはいい人間と思ってさしつかえない。
I can see the sun, but even if I cannot see the sun, I know that it exists. And to know that the sun is there - that is living.
大きな知性と深い心に痛みや苦痛を避けることはできません。偉大な人たちほど地球上でもっとも大きな悲しみを抱いているものだからです。
Pain and suffering are always inevitable for a large intelligence and a deep heart. The really great men must, I think, have great sadness on earth.
しだいに高くそびえてゆく建物を見る喜びは、たとえ今までのところ、その建物にわずか一粒の砂を運んだにすぎない人でも、必ずや心の渇きをいやしてくれるはずである。
ゴルディオスの結び目【Gordian Knot】
だれも解決することができないと思われるような、難題のたとえ。また、思い切った手段を用いないと解決できない、困難な問題のたとえ。
[由来] その昔、現在のトルコ土耳其にあったフリギアという国の都、ゴルディオンには、この都を築いたゴルディオス王が結んだという複雑な縄の結び目が残されていました。これを解いた者はアジアを支配するという伝説がありましたが、成功する者はなかなか現れません。紀元前四世紀、マケドニアのアレクサンドロス大王も訪れて、結び目を解こうとしますが、なかなかうまくいきません。そこで大王は、剣で一気にこの結び目を断ち切ってしまいました。その後、伝説のとおり、アレクサンドロスは、ヨーロッパとアジアにまたがる大帝国を建設したのでした。
According to Greek mythology, when the peasant Gordius became king of Gordium in Phrygia, he dedicated his wagon to Jupiter and fastened its yoke to a beam with a very complex knot. Centuries later, when Alexander the Great arrived on the scene, he was told that he couldn't conquer and rule Asia unless he proved himself worthy by untying the knot. Alexander quickly solved his problem - and gained a new kingdom - by slicing the knot in half with his sword. Since then, "Gordian knot" has become a term for a difficult problem, and the phrase "cut the Gordian knot" has become a popular way to describe a neat solution for an apparently insurmountable不可逾越的 difficulty.
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摘录
あなたは、あなただけの人生を生きています。誰のために生きているのかといえば、無論あなたのためです。そしてもし、自分のために生きていないのだとすれば、いったい誰があなたの人生を生きてくれるのでしょうか。
12:53
自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」、それだけです。一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。
他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。