日本小3课文:老虎和爷爷【久我Masahi的日语课堂】#41
虎とお爺さん(老虎和爷爷)
作者:アルビン=トレセルト
訳者:光吉 夏弥 (みつよし なつや)
(幕が開くと、大きな虎がやって来る。
帷幕拉开,大老虎来了。)
虎 俺様はジャングル一の立派な虎だ。どうだ、この見事な黒い縞は。どうだ、この長い長い尻尾は。どうだ、この鋭い爪と牙は。俺様が一声(ひとこえ)、ワオッとやると、ジャングル中が震え上がる。ゾウはその場に立ちすくんで一歩も動けなくなり、猿は、手も足も痺れて木から落ちる。
虎:我是热带丛林中最非凡的老虎。怎么样,我这漂亮的黑色条纹。怎么样,我这长长的尾巴。怎么样,我这尖锐的爪子和獠牙。我只要嗷地吼一声,整个热带丛林都要瑟瑟发抖。大象吓呆在原地一动都不动,猴子手脚麻木,从树上掉下来。
(虎が匂いを嗅ぎ付ける。
老虎闻着味道。)
虎 おや、何か旨そうな匂いがするぞ。何処だろう。
虎:哎呀,有什么很美味的味道。在哪里呢?
(虎が檻に近付いていく。
老虎朝笼子接近。)
虎 は、はん。ここだな。よし、よし。
虎:哈,哈。在这里啊。不错,不错。
(中に入った途端に、戸が閉まって、虎は出られなくなる。
老虎进入笼子的瞬间,门关上了,出不来了。)
虎 助けてくれ。助けてくれ。誰が、助けてくれ。
虎:救救我。救救我。谁来救救我。
(お爺さんがやって来る。
老爷爷来了。)
虎 お爺さん。お爺さん。俺様をここから出してくれ。檻の戸が閉まって、出られなくなっちゃった。
虎:老爷爷。老爷爷。快把我从这里放出去。笼子门关着,出不去了。
お爺さん そうらしいね。罠にかかったんだものね。
老爷爷:看样子似乎是这样。你中了圈套吧。
虎 いいから、早く俺様を出してくれ。早く。
虎:别废话了,快把我放出去。快点。
お爺さん そんなことをしたら、お前さんは、すぐにわしを食べちゃうだろう。
老爷爷:如果我放你出来的话,你马上就要把我吃掉吧。
虎 馬鹿な事を言うんじゃないよ。俺様はもう、飯は済んでるんだ。
虎:别说蠢话了。我已经吃过饭了。
お爺さん じゃ、わしを食べないね。きっと食べないね。
老爷爷:那么别吃我,一定别吃我。
虎 食べたりなんかするもんか。
虎:才不会吃你呢。
お爺さん それなら、出してあげよう。
老爷爷:既然如此,就放你出来吧。
(お爺さんは、檻の戸を開けてやる。早速、虎が襲いかかる。
老爷爷打开了笼门。老虎立刻袭来。)
虎 やれやれ。助かった。やっと晩飯にありつけたぞ。実は、俺様は、腹ぺこなんだ。
虎:哎呀,得救了。晚饭终于有着落了。我其实肚子饿瘪了。
お爺さん そんな、無茶な。助けてもらっておいて、わしを食べるなんて。
老爷爷:怎么这样不讲道理。明明救了你,竟然要吃了我。
虎 俺様は、さっきから食べ物を探していたんだ。それで、檻の中にまで入り込んだんだ。ぐずぐず言わずに、さっさと食べさせろ。
虎:我从刚才开始在找食物,然后甚至进了笼子。别唠唠叨叨了,快让我吃掉。
お爺さん まあ、そう急がないで、虎さん。その前に、誰かにちょっと聞いてみたいんだ。
老爷爷:嘛,别那么急,老虎。在被你吃掉之前,我想找谁问问。
虎 何をだ。
虎:问什么?
お爺さん お前さんがわしを食べるというのが、無茶でないかどうか、聞いてみたいんだよ。もし、皆が無茶でないと言ったら、仕方がないから、食べられてあげるよ。だけど、一人でも無茶だと言ったら、わしを村へ帰らせてくれないといけないよ。
老爷爷:我想问问你把我吃掉是不是不讲道理。如果大家都说合情合理,那就没办法,我就让你吃掉。但是,只要有一个人说不讲道理的话,就必须让我回村。
虎 つまらんことを聞きたがるもんだ。皆、無茶じゃないと言うに決まっているさ。でも、まあ、聞いてくるがいいや。納得がいったら、すぐに戻ってくるんだぞ。
虎:你想问那么无聊的问题啊。大家肯定都会说合情合理。但是,算了,你就去问吧。如果你理解了,就马上回来。
お爺さん はい、はい。
老爷爷:好的,好的。
(お爺さんは向こうへ歩いていく。まもなく、大きな木の所へやって来る。
老爷爷朝对面走去。不一会儿,来到了大树的地方。)
お爺さん 木さん、木さん、聞いてくれよ。虎が、罠にかかって檻の中にいたので、出してやったら、わしを食べると言うんだ。そんな無茶なことって、あるだろうか。
老爷爷:树啊,树啊,你听我说啊。老虎中了圈套,被困在笼子里,我把它放出来后,它说要吃了我。有这种不讲道理的事吗?
木 爺さんや。まあ、そう嘆きなさんな。わしなんか、枝を張り、葉を茂らせて、人間達を木陰で休ませてやったり、雨宿りをさせてやったりしている。それなのに、人間は、わしの大事な枝を切って、焚き付けに持ってったりするんだ。まあ、仕方がないから、虎に食べられてやるんだな。
树:老爷爷啊。哎,别哀叹了。像我,使枝繁叶茂,让人们在树荫下休息躲雨什么的。然而,人类把我重要的树枝砍下拿去生火。算了,没办法,让老虎吃了吧。
お爺さん いや、まだまだ。
老爷爷:不行,还不够。
(少し行くと、今度は牛に会う。
老爷爷又走了一会儿,这次遇到了牛。)
お爺さん 牛どん、牛どん、聞いてくれよ。虎が檻の中にいたので、出してやったら、わしを食べると言うんだ。そんな恩知らずのことって、あるだろうか。
老爷爷:牛啊,牛啊,你听我说啊。老虎在笼子里,把它放出来之后,它说要吃了我。有这样忘恩负义的事吗?
牛 まあまあ、そうなに嘆きなさんな。わしなんか、こうして、朝から晩まで、人間のために働き通しなんだ。それなのに、人間は、ありがたがるどころか、鞭でピシピシやって、もっと扱き使おうとするんだ。仕方がないから、虎に食べられてやるんだな。
牛:算了算了,别哀叹了。像我这样从早到晚为了人类一个劲地干活。然而,人类不仅不感恩,还用鞭子噼里啪啦地抽打我,想让我干更多活。没办法,让老虎吃掉吧。
お爺さん いや、まだまだ。
老爷爷:不行,还不够。
(少し行くと、広い道に出る。
老爷爷又走了一会儿,来到了宽敞的道路。)
お爺さん 道さん、道さん。わしの言うことを聞いてくれよ。虎が、罠にかかって檻の中にいたので、出してやったら、わしを食べると言うんだ。そんなことって、あるだろうか。
老爷爷:路啊,路啊,你听我说啊。老虎中了圈套,被困在笼子里,我把它放出来后,它说要吃了我。有这种不讲道理的事吗?
道 お爺さんや。まあ、そうなに嘆きなさんな。わしをご覧。この通り、人間や車が通り易いように、平らないい道を作ってやっている。それなのに、人間は、あちこち掘り返したり唾を吐いたり、ごみを捨てたりするんだ。恩知らずは、人間も虎も、おんなじさ。まあ、虎に食べられてやるんだな。
道路:老爷爷啊。哎,别哀叹了。看看我。像这样,为了让人们和车辆容易通过,做了一条平坦的好道路。然而,人类又是到处挖掘,又是吐唾沫,又是扔垃圾。人类和老虎都一样忘恩负义。算了,让老虎吃了吧。
お爺さん おう、おう、誰も、わしの言うことを分かってくれる者はいない。これじゃ、戻っていって、虎の晩飯になるより仕方があるまい。
老爷爷:嗷,嗷。没有一个人理解我说的话。这下,只好回去成为老虎的晚餐了。
(途中で、狐に会う。
老爷爷途中遇到了狐狸。)
狐 お爺さん、お爺さん。どうして、そんな悲しい顔をしているの。
狐狸:老爷爷,老爷爷。为什么那么悲伤?
お爺さん 虎が、罠にかかって檻の中にいたので、出してやったら、わしを食べるって言うんだ。そんな無茶なことって、あるだろうか。木に聞いてみても、牛に聞いてみても、道に聞いてみても、皆、仕方がないから、虎に食べられてやるんだなって、言うだけなんだよ。
老爷爷:老虎中了圈套被困在笼子里,我把它放出来后,它说要吃了我。有这种不讲道理的事吗?问了树,问了牛,问了路,大家都说没办法,让老虎吃掉吧。
狐 僕には、お爺さんの言うことがさっぱり分からない。こんがらかってしまって。一緒に虎の所へ行って、よく話を聞いてみよう。
狐狸:我完全搞不懂老爷爷在说什么。脑子里乱成一团。我们一起去老虎的地方,好好听他说说。
(虎が、お爺さんに言う。
老虎对老爷爷说道。)
虎 やっと、戻ってきたな。さあ、早く食べさせろ。
虎:终于回来了。快让我吃掉。
お爺さん はい、はい、ただ今。でも、この狐が、虎さんに、何か聞きたいことがあるんだそうで。
老爷爷:好的,好的,马上就来。不过,这只狐狸,好像有什么想问老虎。
狐 僕には、お爺さんの言うことがさっぱり分からない。最初から、詳しく話してくれませんか。
狐狸:我啊,对老爷爷说的事完全不理解。可以给我从头详细说说吗?
虎 何にも話すこと何かないよ。まず、俺様が檻の中にいて—。
虎:没什么要说的。首先,我在笼子里。
狐 あれですね。あの檻ですね。
狐狸:是那个吧,是那个笼子吧?
虎 そうだ。それから、この爺さんがやって来て、俺様を助けてくれたんだ。
虎:没错。然后,这个老爷爷来了,把我救出来了。
狐 どうやって。
狐狸:怎么救的?
虎 檻から、出してくれたんだよ。
虎:把我从笼子里放出来了。
狐 それなら、お礼を言わなくちゃね。
狐狸:既然如此,就不得不道谢呢。
虎 だから、食べてやると言ったんだ。助けてくれたお礼にね。
虎:所以,我说了要吃掉他,作为救我出来的回礼。
狐 どうも、よく分からないな。お爺さんが檻の中にいて、それから—、虎さんがやって来て、お爺さんを出してやって、食べてやると言うのに、お爺さんは、ありがとうも言わない。
狐狸:我怎么搞不懂啊。老爷爷在笼子里,然后老虎来了,把老爷爷放出来了,说要吃了老爷爷,老爷爷连道谢都不说。
虎 違う、違う。この俺様が、檻の中にいたんだよ。こんな風に—。
虎:不对,不对。是我在笼子里,像这样。
(虎が入ると、狐が急いで戸を閉める。
老虎进入笼子后,狐狸赶紧把门关上了。)
狐 これで、やっと分かった。
狐狸:这下我终于明白了。
虎 それから、爺さんがやって来て、俺様を出してくれたんだ。爺さんや、もう一度出しておくれよ。さあ、早く。
虎:然后,老爷爷来把我放出来了。老爷爷,再把我放出来一次。快点。
(お爺さんはげらげら笑い出す。そして、狐に向かって。
老爷爷哈哈大笑起来。然后,面向狐狸。)
お爺さん なるほど、なるほど、狐どん。あんたは、知恵者だね。わしは、あんたに、うんとありがとうを言わなくちゃならないね。
老爷爷:原来如此,原来如此,狐狸,你真的是智者。我不得不向你道谢呢。
狐 うまくいって、愉快愉快。今夜は、お爺さんも僕も、さぞ良く眠れるでしょうよ。
狐狸:顺利进展,真是愉快。今晚,我和老爷爷一定都能睡个好觉。
(お爺さんと狐は、いそいそと村の方へ帰っていく。
老爷爷和狐狸高高兴兴地朝村子的方向回去。)
虎 出してくれ。出してくれ。助けてくれ。助けてくれ。
虎:放我出去。放我出去。救救我。救救我。
(ジャングルでは、虎の喚き声が聞こえても、ゾウも猿達も、平気で遊び回っている。
热带丛林中,即便听到了老虎的喊叫声,大象和猴子们也无动于衷地游戏。)
虎 ああ、あ。この哀れな腹ぺこの虎を、ここから出してくれる者は誰もいないのか。
虎:啊啊。没有一个人来把我这只可怜又饿瘪肚子的老虎从这里放出去吗?
(幕が静かに下りる。
帷幕静静落下。)

词汇
震え上がる(ふるえあがる):发抖、哆嗦
立ちすくむ(たちすくむ):(因恐惧而)呆立不动
痺れる(しびれる):麻木、发麻;陶醉、出神
嗅ぎ付ける(かぎつける):嗅出、闻出;觉察、刺探出
近付く(ちかづく):挨近、靠近、临近;亲近、接近;越来越相似
ありつく:(好不容易)得到、找到(工作、食物、金钱等)
嘆く(なげく):悲伤、悲叹、哀叹;慨叹、愤慨
焚き付ける(たきつける):生火;挑拨、唆使、煽动
ピシピシ:有力的鞭抽声或坚硬物相碰声等及其状态;严厉地、毫不留情地
扱き使う(こきつかう):任意驱使、虐待
こんがらかる:混乱、紊乱、纠结、没有头绪
いそいそ:兴冲冲、高高兴兴、欢欣雀跃、急忙地

作业
1.读课文
2.看图写话:



