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【G2R2018】Träne 简介&背景故事

2018-11-03 13:42 作者:执念残生轮回  | 我要投稿


谱面下面链接:https://eyun.baidu.com/s/3nuVqJah#sharelink/path=%2FG2R2018&parent_path=%2FBMS


会场地址:http://manbow.nothing.sh/event/event.cgi?action=More_def&num=2&event=123


曲师 MALVA. 官网:https://aruderia.amebaownd.com/

邮箱:malva.bms@gmail.com

深得Grand Thaw和M2U的真传!


翻译者:AL_LG

(同时他也翻译了Rigël Theatre专辑的背景故事,十分感谢!)

本作一定程度上致敬了Grand Thaw当年制霸全会场的Äventyr。虽然最终排名是第12名,但在G2R2018这样各路神仙登场的大赛里,已经很不错了!


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         Alchemist Story 5

               

                                           Träne

 

        见习炼金术士与老师的日常故事——

 

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「老,老师……房租快要交不起了……说起来委托也没有完成……」


少女又一次叹了口气。

一边卖力搅拌着炼金炉一边催促着,可白发女性完全没有听她讲话,而是进行着别的工作。


垂头丧气的少女淡粉色的头发轻轻飘动。她的名字是梅露西,是从邻镇海伦维尔特搬过来的见习炼金术士,每天都在老师莉维娅的指导下学习。

梅露西的姐姐也是炼金术士,在隔壁的小镇经营着一家药店。

少女平时穿着搬过来时姐姐给的衬衫和披风,姐姐也给了她一些旧衣服……就是有些地方尺寸有点不合。


「啊,对了……!光顾着写素材完全忘记了!……比起那个,炼金炉里发出这么大的声音真的没事吗?」


「诶……!啊!冒烟了啊冒烟了!总之先放点井水进去!还有中和剂!」


「不不,水和中和剂都不能放!等一下——!」



两人急急忙忙想要把烟灭掉。

用尽了各种手段总算是没造成惨案,但老师对粗心的梅露西还是很生气。


「小梅露西,关心别人之前先把精力集中在自己的事情上!好吧?」


「好,好的……对不起……」


梅露西耷拉着脑袋,又一次重新开始调合。虽然把烟灭掉让她十分疲惫困倦,但还是一直调合到了晚上。



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第二天,梅露西上街去买素材。

工作室位于郊外,到小镇中心有些距离,因此即使炼金失败也不会有什么影响。


「购物的便条便条……我看看,记忆香草,红色果实还有……要用来干什么的啊这个……」


梅露西对莉维娅写的购物清单上不知用途的素材感到很困惑。


小镇中心的市场人来人往,十分热闹。

从冒险家使用的武器,到日常食材、调合素材,市场上什么都有。


走了一会,总算是看到目的地的店了。比梅露西高上几分的小姐姐正在接客。

少女站着店门口,目不转睛地看着琳琅满目的素材。


「欢迎光临,要买些什么呢?」


「嗯,这个记忆香草和……诶?」


陈列着的香草束看起来外观都是一样的,但是有一束却与众不同,像是在倾诉什么一样。


「(什,什么啊这个……只有这束香草和其他的不同,有种优美或者说充满活力的感觉……)」


是什么次品吗,还是说是不同种类的香草?她小心翼翼地问道。


「那,那个……姐姐,这束香草是不是有什么不同?」



小姐姐不是很懂她这不明意义的话语,困惑地回答道。


「不,都是一样的哦……没事吧?」


「(果然是这样……但是……有什么不对……)不好意思说了些奇怪的话!我要买这个」



梅露西感到只有这束香草有种不同寻常的霸气。

不明不白,很在意就买了这一束真的没关系吗?怀着这种不安的心情,梅露西把清单上的物品都买好了。



回工作室时,老师出来迎接她。


「你回来啦~小梅露西。拜托你的东西都买了吗?」


「买好了哦。人真的好多好多……嗯,这个记忆香草和红色果实还有……」


她把市场上买到的东西递给了莉维娅。

虽然很在意香草的事,但她觉得这应该是错觉,所以就没有说。


「谢谢,现在我就要用这些去完成委托的物品了。你先读会参考书等我吧?」


「好的,就从上次教到的那一页开始对吧,我明白了!」



莉维娅着手开始调合,做好了委托的药品。


「好——啦,做好了!……但是明明是像以前那样做的,感觉上却做的不太好的样子……」



这是为什么呢?看到老师这副疑惑的样子,梅露西就把之前很在意的香草的事告诉了她。


「那个,说起来我之前感觉这束香草好像跟别的不太一样,虽说现在已经没这种感觉了……」



又要被觉得说话奇怪了……梅露西感到有些羞耻,但还是说明了这件事。老师睁开了眼睛。\


「原来如此~难道……对。这种感觉可不能忘记哦?」


「诶?你不觉得我奇怪吗?」


「完全不觉得哦。说不定这就是小梅露西的感受性呢」


「这样……我知道了。谢谢您」


莉维娅注意到了梅露西的这种行为。少数情况下,有些炼金术士会生来就有分辨素材的能力。虽说这种能力对于制作高纯度的调合物来说是必要的,但是被确定拥有这种能力的人在这个世界上只有少数几位。

这少数几位中也有些人已经去世了,剩下的人在全世界都有很大的名气。



难道这个孩子——


确信着这件事的莉维娅还是像以前一样把参考书上的内容教给她。


「那么,我们再来学习这一页」



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几个月后。


「哼~哼~哼~,这要像这样~」


梅露西哼着歌,搅拌着炼金炉。

她已经习惯了这项工作,之前没法做到的事还有复杂的调合如今都可以轻松完成了。

在远处看着她的莉维娅做出了某个决定。


(嗯……应该已经没关系了吧)


「小梅露西,我要去旅行了哦」


突然听到老师说这话,梅露西发出了惊讶的声音。


「诶……?突然说些什么啊?!人家还是个半吊子,想学的东西还有好多……」



莉维娅微微眯起眼睛,低下头告诉她原因。


「确实是个半吊子啦,但是比起以前,现在小梅露西也能很好地完成委托了,做出的东西比以前也好多了哦」


「所以啊我觉得,交给你一个人也可以了吧」


话语中有着沉甸甸的分量,同时这也意味着老师认可了她。

过了一会莉维娅继续说。


「其实我也一样,还称不上是“老师”这样厉害的人。我都觉得自己也是个半吊子……」


「所以我要去世界各地冒险,看看各种各样的素材和景色,为别人做更多的东西」


梅露西听到这话就快要哭了。她无法抑制被认可的喜悦还有分别的悲伤。


「……可以吗……!这样还不成熟的我,把工作室交给这样的我……!」



看到她这副样子,莉维娅温柔地轻声安慰她说。


「可以的哦,毕竟是我教出来的孩子嘛」


「老师……!我,我会更努力的!我会和老师一起在这个小镇变得有名,还要把快乐带给更多的人……!」


无法抑制的感情终于化为了行动,梅露西跑到老师身边,紧紧抱着她。

虽然有些惊讶,但莉维娅还是把手轻轻放在了抱着她的梅露西的背上。


「嗯……要努力啊,我会为你加油的哦」



第二天,老师塞满了自己的背包,与梅露西作了告别。


「那么……我很快就会回来的。那就再见了哦」


老师一如既往打开门走了出去,但往常的街道映在梅露西眼中却显得不那么平常。


我也要努力,我也要变得和老师一样厉害……我要成为一个像样的炼金术士给你看!



就这样,梅露西开始了没有老师在身边的日常。



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全国有名的梅露西每天都完成着繁忙的委托。人们都说她做出的药品有着一流的品质,各种委托纷至沓来,有些甚至需要等上几个月。


埋头于忙碌的调合之中,工作室迎来了客人。


「啊,不好意思现在很忙没什么空……」


「啊……!」


梅露西表情惊讶,无言地看着面前的人。



「打扰了。……你没有变呢,小梅露西」



映在眼中的人,一如往常的白发在微风中飘扬。


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              Alchemist Story 5


                 Träne



            見習い錬金術師と師の日常物語―――

 


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「せ、せんせー…家賃もう払えないですよ…てかこの依頼も終わってないですし…」


またか、とため息をついた少女。

錬金窯を必死でかき混ぜながら催促するも白髪の女性は全く聞く耳を立てておらず、別の作業を行っていた。


がっくりとしつつも薄桃色の髪をなびかせた少女。名前はメルシェ。

隣街ハイレンヴェルトから引っ越してきた見習い錬金術士であり、師レヴィアであるの元で日々勉強をしている。

メルシェの姉もまた錬金術士であり隣町で薬屋さんを経営している。


その姉から引っ越し時に貰ったブラウス、マント等を普段は着用している。

姉からのお下がり、という部分もあり…ややサイズが合っていない部分もあるようだ。


「ああ、そうだった…!素材の描いたしばっかりで忘れてた!…それよりも窯の方すごい音してるけど大丈夫?」


「え…!あああっ!煙出てます煙!とりあえず井戸水でも入れてっ!中和剤も!」


「いやいや水も中和剤も入れちゃダメだから!待ってよー!」



急いで煙の元を止めようとする二人。

あらゆる方法を駆使して何とか大惨事には至らなかったが、不注意だったメルシェに対して怒っていた。


「メルシェちゃんは人のこと気にする前に、まずは自分のことに集中!いいね?」


「は、はい…ごめんなさいぃ…」


がっくりしながら、もう一度調合をやり直すメルシェ。

煙を止めることに必死で疲労困憊になりながらも、夜まで調合し続けることになってしまったのである。




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次の日、素材を買いに街へ出かけるメルシェ。

アトリエは少し離れた郊外にあり、中央へ行くには少し距離がある。その分失敗しても問題は無いのだが。


「お買い物メモメモ…えっと、メモリアルハーブと、紅の実と……何に使うんだろ、これ…」


レヴィアの書いた買い物リストにわけのわからない素材の名前に困惑していた。



街の中央にある市場へ向かうと多くの人で賑わっていた。

冒険家が使う武器から、日常食材、調合素材まで何でもある。


しばらく歩いて眺めていると目的の店に辿りついた。メルシェの一回り上くらいのお姉さんが接客をしていた。

お店の前に立ち止まり、まじまじと多数の素材を見つめていた。


「いらっしゃい、何を買うの?」


「えっと、このメモリアルハーブを…ん?」



陳列されていたハーブの束を観ると、見た目はどれも同じように見えた。

ただ、1つだけ何か訴えかけてくるハーブの束があった。


「(な、なんだろうこれ…。このハーブだけ、他のと違って優しさというか活気を感じる…)」



何か不良品なのか、もしかしたら違う種類のハーブなのか、と思い恐る恐る聴いてみた。


「え、えっと…お姉さん、このハーブだけなにか違いませんか?」



意味がよくわからない謎の発言にお姉さんは少し戸惑いながらも答える。


「いや、どれも一緒だけど……大丈夫?」


「(やっぱりそうだよね…でも…何か違う…)ごめんなさい、変な事言ってました!これにします」



このハーブだけ、違う覇気を感じていたメルシェ。

何となく気になって買ってしまったが大丈夫なんだろうか、と不安になりつつも買い物を済ませた。




アトリエへ帰ると師が出迎えてくれた。


「おかえり~メルシェちゃん。頼んだものは全部買ったかな?」


「買いましたよ。もう人が多くて多くて…えっと、このメモリアルハーブと紅の実と…」



市場で買った物をレヴィアへ手渡す。

ハーブの件は気になってたが、気のせいだと思って言わないことにした。


「ありがとう、これ使って今から依頼の物作るから、ちょっと参考書でも読んでて待っててね?」


「はい、この前回教えていただいたページからですよね。わかりました!」



レヴィアは調合へ取り掛かり、依頼された薬を作成した。


「よーし、できた!…けど、いつも通りやったはずなのにいつもより上手くできたような…」



なんでだろう、と疑問視してた師に対してメルシェは気になっていたハーブの件を伝えた。


「えっと、そういえばこのハーブ、なんか他のと違って意志みたいなのを感じたんです。今まではこんなこと無かったんですけど…」



また変な事言ってるかな、と思われるんじゃないかと恥ずかしくなりながらも説明をすると師は目を見開いた。


「なるほど~、もしかしたら……、うん。その感覚、忘れちゃダメだよ?」


「え?これって、私が変とかじゃないんですか?」


「変とかじゃないよ。それはメルシェちゃんの感性かもしれないね?」


「はあ…わかりました。ありがとうございますっ」



レヴィアはメルシェの行動に対してあることに少し気づいていた。


稀に、生まれ持った才能から素材を見分ける能力を持つ錬金術士がいるという。

その才能は、非常に純度の高い調合物を作成するには必要不可欠であると言われているが、能力を所持していると確認されているのは世界でも数人しかいない。

数人というものの現在は亡くなっていたり、世界的に有名な人ばかりである。



もしこの子なら―――。


そう思ったレヴィアは確信を持ちつつも、いつも通り参考書を教えることにした。


「じゃあ、ここのページからまた勉強していこうね」




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数か月後。


「ふんふんふーん、これはこうして~♪」


鼻歌を歌いながら、錬金窯を回し続けるメルシェ。

その手つきは手慣れたもので、前にやれていなかったことや複雑な調合も難なくこなせるようになっていた。

遠目で観ていたレヴィアは察した顔をしながら、ある決断をしていた。


(うん…もう大丈夫そうかな。)


「メルシェちゃん、あたしは旅に出るわ。」



いきなり呟いた師の言葉にメルシェは驚いた声をあげた。


「え…?いきなり、なんでですか!?私、半人前だしまだまだ教えて貰いたいことがたくさんあるんです…」



レヴィアは少し目を細くし、うつむきながら続けて理由を話した。


「確かに半人前かもはしれないけど、メルシェちゃんは昔と比べて依頼もこなせてるし、作ってる物も前と比べて凄く良くなった。」


「だから、もうあたしは1人で任せても良いかな、って思うんだ」



その言葉は重く発されたが、同時に認めてくれたという意味でもあった。

少し間を置いてレヴィアは話し続ける。


「あたしもね、実際は師とか呼ばれるほどすごい人間でも無いと思うの。自分だとまだ半人前かなって思っちゃうし…」


「だから色んな世界を廻って冒険して、色んな素材や景色を観て、もっと人の為になるような物を作りたいんだ。」



メルシェは半泣きになりながらも聞いて、認めてくれた嬉しさと別れの近づく悲しさを抑えきれずにいた。


「…っ、いいんですか…っ!こんなまだ未熟な私に、このアトリエを任せても…!」



その光景を見たレヴィアはなぐさめるように優しく呟いた。


「いいんだよ。あたしの教え子だもの。」



「先生…!わたし、もっと頑張りますっ!先生と並んでこの街で有名になれるくらいに、たくさんの人を喜ばせれるように…!」


ついに抑えきれなくなった感情は行動へと移り、メルシェは師の元へと駆け寄り、抱きついた。

少し驚きながらも、レヴィアは受け入れるように抱き着いたメルシェの背中へ手を添えた。


「うん…頑張ってね。応援してるよ。」




次の日、師は出来る限りの物を小さなリュックに詰め込んで、別れを告げた。


「じゃあ…しばらくしたら帰ってくるから。また、会おうね。」



いつもの扉を開けてアトリエを出て行く師の姿は、いつもの街へ出ていく光景とは少し違って映っていた。


私も頑張らなきゃ。私も、先生と同じくらいに上手になって……一人前の錬金術士になってみせる!




メルシェは、師の居ない新たな日常を過ごす日々を送ることになった。




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日々の積み重ねで依頼をこなし、国の中でも有数な錬金術士として称えられたメルシェ。


彼女の作る物はどれも品質が高く超一流と言われ、欲しいがために依頼が殺到して数か月待ち。



ひたすら調合をする忙しい中、アトリエへ来客が現れた。


「あっ、ごめんなさい今取り込み中で手が離せなくて……」


「あ…!」


驚いた表情でメルシェは声を無くした。




「こんにちわ。…変わらないね、メルシェちゃん。」



瞳に映った人物は、昔と変わらない白髪の髪をなびかせていた。

 

 

 

 

 


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