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天声人语Vol.9 “振袖大火”的传说

2023-01-19 17:52 作者:UnicAki  | 我要投稿

振り袖火事の伝説

“振袖大火”的传说

 

江戸時代の数ある大火事のなかでも、恐らく最も知られているのは「振り袖火事」の俗称を持つ明暦の大火だろう。1657(明暦3)年の旧暦1月18日から20日まで、三つの大規模な火災が続いて10万人以上が亡くなったともいわれる。

在江户时代的众多特大火灾中,其中最为知名的恐怕当属那场人称“振袖大火”的明历大火了。1657年(明历3年)的农历1月18日至20日,连续发生了3场大规模火灾,10万多人因此而丧生。

 

失恋した若い娘の棺(ひつぎ)にかけられた振り袖を寺の僧が転売したら、それを着た女性が次々に亡くなった。恐れた僧が境内で振り袖を燃やすと空へ舞い上がり、江戸中を焼き尽くした――。だが、大火を詳細に検証した岩本馨・京大院准教授の『明暦の大火』によると、この物語は後の創作だったようだ。

相传,一名失恋的年轻姑娘的棺材上盖着一件长袖和服,寺庙的僧人转卖后,穿过这件衣服的女性接连暴毙而亡。恐惧的僧人们在寺庙里点燃了这件长袖和服,结果燃烧着的衣服飞向空中,接着将整个江户城付之一炬。不过,据火灾研究专家、京都大学研究生院副教授岩本馨的《明历大火》表述,这个故事似乎是后世创作而成的。

 

それでも、明暦の大火が世界史上最大級の惨事だったのは間違いない。同著によると、大火の3日前まで10日連続で晴れ、雪まじりの風が一時吹いた後はまた晴れが続いたという。乾燥と強風はいつの時代も大敵である。

尽管如此,明历大火是世界史上最大规模的惨剧,这点是毫无疑问的。该书还介绍说,至大火发生的3天前,连续10天都是晴天,期间有一段时间风雪交加,尔后又是连续的晴天。无论哪个时代,干燥和强风都是大敌。

 

東京は昨年末から今月12日まで、過去2位となる21日連続の降水なしを記録した。このところ、火災の報道も目に付く。消防庁の統計では、例年1月から4月の発生件数が多い。

从去年年末至本月12日,东京已经连续21天没有降水,刷新了历史第二的记录。近来,火灾的报道也很令人关切。据消防厅的统计,历年1月至4月都是火灾多发的月份。

 

付火(つけび)、貰火(もらいび)、類焼、下火、火の手、火の元、火事見舞。明治初期に来日した英国人の日本学者チェンバレンは「日本語の火事の特殊用語」が多いことに驚嘆した。「都では冬になると、毎晩のように、真赤な焔(ほのお)が空を焦がした」と書いている(『日本事物誌』)。

故意放火(付火)、延烧(貰火、類焼)、火势渐微(下火)、火势(火の手)、火源(火の元)、火灾慰问(火事見舞)。明治初期,英国日本学学者张伯伦(Basil Hall Chamberlain)就曾经为“日语火灾术语”之多而惊叹。《日本事物志》中写道,每到冬天,每晚城市的夜空都会被鲜红的烈焰映得通红。

 

豊富な語彙(ごい)は、長く火事に苦しんできた表れだろう。自宅から火が出る「自火(じか)」が、実は「粗相火(そそうび)」だったとならないように気をつけたい。

这些与火有关的丰富的词汇是日本人长年深受火灾之苦而形成的表述。由自家起的火是“自火”,不过我们可得提高警惕防止出现“失火”。

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