【睡前故事】星の王子さま-羊-12

《星の王子さま 》-羊-12/《 小王子 》-羊
王子さまがとこから来たのか分かるまで,かなり時間がかかった,/搞清小王子到底来自何方,花费了我相当多的时间,
王子さまは,僕にはたくさん質問してくるのに,/小王子,虽然不停的对我发问,
こちらからの質問にはほとんど耳を貸さなかったのだ,/可我问他的问题,他却完全置之不理,
少しずつ全てが明らかになっていったのは,/就这样从他偶尔说的几句话中我一点一点的揣摩,
王子さまが偶々口にした言葉からだった,/直到最后全都搞明白,
それは,初めて僕の飛行機を見た時のことだ,/那是在,他第一次看到我驾驶的飞机的时候,
「何、これ?」,/这是什么?
「飛行機。空を飛ぶんだ。僕の飛行機さ。」,/飞机,飞向天空。是我的飞机哦
空を飛べると自慢げに話していたら,/说起能在天上飞这种让人感到骄傲的事时,
王子さまは大声で言った,/小王子提高了声音说道,
「え?じゃあ、君は空から落(お)っこちてきたんだ。」,/那、你是从天空掉落到这里的咯?
「まあ、そうだなあ。」,/嘛,是这样没错
「あ、それは可笑しいね。」,/哈哈哈,太搞笑了!
王子さまは可愛い声で笑い出したが,僕はかなりいらいらした,/小王子倒是笑得很可爱,我可是要急死了,
自分を襲った災難を,真面目に受け取ってほしかったのだ,/因为我现在处境多危险,他好像一点儿都没意识到,
しかし王子さまは続けてこう言った,/但是小王子接下来这样说道,
「それじゃ、君も空から来たんだね。どの星から来の?」,/[那么你也是来自天上了。是从哪个星球来的呢?],
その瞬間,王子さまがなぜここにいるのかという疑問に,/在那一刻,小王子为什么会在这里这一困扰我的疑问,
さっと光が差し込んだように感じて,僕はすぐに尋ねた,/终于真相大白了,我马上追问他,
「君は、よその星から来たのかい?」/你是从别的星球来的吗
しかし王子さまは答えず,/但是小王子没有回答,
飛行機を見て、そっと首を振っただけだった,/只是看着飞机,静静地摇着头,
「これに乗ってきたのなら、,そんなに遠くからじゃないよね。」,/[如果乘坐它的话,就不会感觉那么的远了吧。],
そう言うと 物思いに沈んでいった,/小王子说着说着陷入了沉思,
王子さまはポケットから羊の絵を取り出して,大切そうに眺めていた。/他从口袋中取出小羊的画,宝贝似的盯着看,
「君はどこから来たの?その羊をどこへ連れて行くつもりなの?」/[你从哪里来?打算把小羊带到哪里?],
「この箱がいいのわね。夜になると、羊の小屋になるって所だよ。」,/[这个小箱子真不错,到了夜里,小羊可以把它当做小屋子。],
「そうだね。いい子にしていたら、/是哟,如果你乖乖的话
昼間羊を繋いでおく綱もあげるよ。/我可以再送你一个可以在白天牵着小羊的绳子,
それに、綱を結んでおく杭(くい)もね。」,/那样,你就可以拴着它。
「羊を繋いでおくの?可笑しいよ、そんなの。」,/[要拴着小羊?这也太奇怪了吧。],
「でも、繋いでおかなかったら、,勝手にあちこち歩き回って、,どこかいなくなっちゃうだろ。」,/[但是不那样的话,小羊就会乱跑,万一走丢了怎么办?],
すると、僕の友達はまた笑い出した。/于是我的这位小朋友又笑了。
「羊がどこへ行くっていうのさ。」,/小羊去哪里都行啊
「どこにでも。ずっとまっすぐ歩いていって…」,/哪里都行,一直走…
「大丈夫だよ、僕の所は本当に小さいからね。まっすぐに行っても,そんなに遠くには行けないよ。」,/[放心啦。我住的地方小的很。任它怎么跑,都走不远的。]
こうして僕は,二つ目のとても大切なことを知った,/就这样,我明白了另一件关于小王子的重要的事,
王子さまのいた星は家一軒(いっけん)より,やや大きいくらいの大きさなのだ。/小王子所在的星球只不过比一座房子,稍微大了一丁点而已。
それほど驚きはしなかった,/我没有感到非常惊讶,
地球や木星・火星・金星のように,/这是因为我知道除了地球和木星、火星、金星这样,
名前のある巨大な星以外にも,/有名字的巨大星球以外,
望遠鏡でも見つからないほど小さな星が,/还有即使用望远镜也很难被发现的,
何百とあることを知っていたからだ,天文学者がそんな星を発見すると,/当天文学家发现了那样的星球,
名前の代わりに番号を付ける,/就用数字代替名字,
例えば、小惑星325と言ったように。/比方说,像小行星325这样的。
王子さまがやって来た星は,小惑星B612だと思う,/我觉得小王子,是从小行星B612来的,
1909年にトルコの天文学者が,一度だけ望遠鏡で観測した星だ,/那是1909年,土耳其的天文学家,用望远镜只观测到一次的星星,
天文学者は国際天文家会議で,自分の発見について堂々と発表した,/那个天文学家在国际天文学会议上,正式地发表了自己的发现,
しかしその時は,服装のせいで,/可是那个时候,因为服装的关系,
誰にも信じてもらえなかった,大人なんて そんなもんだ,/没有得到任何人的信任,大人就是这样,
しかし,小惑星B612に,/可是,小行星B612,
名誉挽回(めいよばんかい)の幸運が訪れた,トルコの独裁者が,/遇上了挽回名誉的好运,土耳其的统治者,
国民にヨーロッパ風の服装を着るように命令し,/下令全民都要穿欧洲的服装,
従わなければ死刑ということになったのだ,/不服从的话就要处以死刑,
そこで天文学者は,1920年、今度は,もっと洗練(せんれん)された服装で同じ発表を繰り返した,/于是天文学家,在1920年的会议上,穿着更加精心裁制的衣服重复了同样的发表,
この時はみんなが彼の言うことを信じた。/这时大家都相信了他的话,
この星のことをこんなに詳しく話して,番号まで教えるのは,/我给你们说这颗小行星的细节,甚至连号码都告诉了你,
大人たちのせいだ,大人は数字が好きだ,/是因为大人们的习性,大人都喜欢数字,
数字以外には興味がない,新しい友達のことを話しても,/对数字以外的东西都没有兴趣,即使和他们谈论新朋友,
どんな声か,どんな遊びが好きか,蝶々を集めているかと言った,/有着什么样的声音,或是喜欢什么娱乐,是否喜欢制作蝴蝶标本,
大切なことは何も聞いて来ない,/这样重要的事情他们也不会听的,
何歳か,何人兄弟か,お父さんの年収はいくらかと言った,/只是问几岁,有几个兄弟姐妹,父亲的年收入是多少,
数字のことばかり聞いて来て,それですっかり知ったつもりになる,/这之类的数字,就自认为什么都了解了,
「王子さまは本当にいたよ。可愛かったし、笑っていたし、羊を欲しがっていた。,/王子是真的存在的哦。既可爱,又爱笑,还想要小羊。
だって、羊を欲しがるってことは、間違いなくその人が,本当にいるってことの証拠だからね。」,/正是因为,想要得到羊,才正是那个人,真实存在的证据吧。
こんな風に話しても,大人は肩を竦(すく)め,子供扱いするだけだ。/即使这样跟大人们说,大人们也只是耸耸肩,把我当小孩来看待,
しかし,「王子さまが来た星は小惑星B612だよ」と言えば,/可是假说我说,王子是来自小行星B612哦,
大人は納得して,それ以上余計なことは聞いて来ない,/大人就会表示理解,不再问我其余的事情,
大人なんてそんなもんだ,/成年人就是这种家伙,
でも 悪く思ってはいけないよ,/可是 不可以认为是坏事哦
子供は大人に対して,広い心で接してあげなきゃね,/孩子们对于大人,必须要以宽大的心来接纳他们哦,
でも 生きるということがどういうことなのか,/可是 对于活着是怎么一回事,
よく分かっている僕たちには,/很清楚的我们来说,
数字なんかどうでもいい,/数字是无关紧要的。