【日本小2道德】9#毕竟我是哥哥嘛

だって お兄ちゃんだもん(毕竟我是哥哥嘛)
作者:なわの しずえ
今日は、二年生の授業参観日なのに、智のお母さんは学校に来ませんでした。
(今天明明是二年级的公开课,智的母亲没有来学校。)
智は、がっかりして、家に帰りました。
(智失望地回到了家。)
「ただいま。」と言っても、返事がありません。妹の沙樹ちゃんもいません。
(就算说了“我回来了。”也没有回答。妹妹沙树也不在。)
「お母さん、お母さん。」と大声をあげると、しいっと言って、お母さんが階段をおりてきました。
(“妈妈,妈妈。”智大声喊道,于是母亲说着“嘘”从楼上下来了。)
「静かにしてね。沙樹ちゃんが二階で寝ているのよ。授業参観に行きたかったけど、沙樹ちゃんが急に熱を出しちゃったの。ごめんなさいね。」
(“安静一点。沙树正在二楼睡觉。虽然我想去公开课,但是沙树突然发烧了。抱歉啊。”)
「沙樹たっら、何で参観日に熱なんか出すんだ。」
(“沙树真是的,为什么在公开课这天发烧。”)
智は、ほっぺたを膨らませました。
(智脸颊鼓起。)
「沙樹ちゃんが眠っているうちに、買い物をしてくるわね。」と言って、お母さんは出掛けて行きました。
(“趁沙树现在在睡觉,我去购物。”母亲说道便出门了。)
(沙樹のせいで、僕はいつも損ばかりしているんだ。)と思いながら、智は一人でおやつを食べていました。
(都怪沙树,吃亏的总是我。智边如此想道,边一个人吃起了点心。)
「きゃあっ。」突然二階から大きな声が聞こえました。
(“哇。”突然从二楼传来了很大的声响。)
(何だ、どうしたんだろう……。)
(什么,怎么了?)
智は階段を駆け上がりました。
(智冲上了楼梯。)
「ええん、ええん、怖いよう。」
(“唔唔,好恐怖啊。”)
「沙樹ちゃん、どうしたんだ。」
(“沙树,你怎么了?”)
「おばけがね、いっぱい出てきたの。」
(“出来了好多妖怪。”)
「沙樹ちゃん、夢だよ。夢を見たんだよ。」
(“沙树,是梦。你在做梦。”)
智は、ほっとしながら言いました。病気の沙樹ちゃんが、何だか急に可哀想になりました。
(智松了一口气说道。突然觉得生病的沙树有点可怜。)
「怖くないよ。お兄ちゃんがそばにいてあげるよ。」
(“不害怕。哥哥陪在你旁边。”)
手を握ってあげると、沙樹ちゃんは安心したようにこっくんと頷きました。そして、「ねえ、『くまのプーさん』を読んで。」と、甘えた声で言いました。
(智握住沙树的手后,沙树放心地点了点头。然后撒娇道:“呐,给我读《小熊蒲》吧。”)
「うん、いいよ。」
(“嗯,行啊。”)
智が読み始めると、沙樹ちゃんは、嬉しそうに目を輝かせました。智も嬉しくなりました。
(智开始读了起来,沙树高兴得目光熠熠生辉。智也高兴了起来。)
お母さんが帰ってきました。見ると、さっきまでの膨れっ面のおこりんぼさんが、優しいお兄ちゃんになっています。
(母亲回来了。一看,方才还气鼓着脸的智已经变成了温柔的哥哥。)
「お母さん、お兄ちゃんが本を読んでくれたんだよ。」と、沙樹ちゃんが言うと、「そう、良かったわね。」
(“妈妈,哥哥给我读书了。”沙树说道,于是母亲说道:“是吗,太好了呢。”)
お母さんはにっこりして智を見ました。智は、頭を掻きながら言いました。「だって、僕、お兄ちゃんだもん。」
(母亲微笑着看向智。智挠着脑袋道:“毕竟我是哥哥嘛。”)

