介護福祉士国試対策(49)死の直前直後

介護福祉士国試 第33回 問題108
死斑が出現し始める時間として、正しいものを一つ選びなさい。【 】
1.死後5分以内
2.死後20〜30分
3.死後3時間
4.死後8~12時間
5.死後48時間
介護福祉士国試 第35回 問題30
死が近づいているときの身体の変化として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.瞳孔の縮小
2.筋肉の硬直
3.発汗
4.結膜の充血
5.喘鳴(ぜんめい)
介護福祉士国試 第32回 問題59
Bさん(83歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。終末期で、「最期はこの施設で迎えたい」という本人の希望があり、家族もそれを望んでいる。昨日から死前喘鳴(しぜんぜんめい)が出現し、医師から、「あと数日でしょう」と言われた。
「呼吸が苦しそうだ」と言っている家族への介護として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.「自然な経過なので体位の工夫をして一緒に見守りましょう」
2.「Bさんに意識はないので心配いらないですよ」
3.「痰(たん)の吸引をすると楽になるので準備しますね」
4.「Bさんを励ましてください」
5.「すぐに救急車を呼びましょう」
介護福祉士国試 第32回 問題108
死亡直前にみられる身体の変化として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.関節の強直
2.角膜の混濁
3.皮膚の死斑(しはん)
4.下顎呼吸の出現
5.筋肉の硬直
介護福祉士国試 第31回 問題59
終末期で終日臥床(しゅうじつがしょう)している利用者への便秘予防の対応として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.水分摂取量を減らす。
十分な水分補給が必要です。水分摂取量を減らすことはかえって便を出にくくし、脱水にもつながります。
2.腹部に冷罨法(れいあんぽう)を行う。温罨法
3.下剤を用いて直腸を定期的に刺激する。
下剤に頼るのではなくできるだけ自然排便を心がけます。
4.座位姿勢を保持する機会を作る。
5.小腸に沿って腹部マッサージを行う。大腸
介護福祉士国試 第33回 問題59
死期が近づいたときの介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.食事量が減少したときは、高カロリーの食事を用意する。
体の状態に合わせた食事を提供します。
2.チアノーゼ(cyanosis)が出現したときは、冷罨法を行う。温罨法
3.全身倦怠感が強いときは、全身清拭から部分清拭に切り替える。
4.傾眠傾向があるときは、話しかけないようにする。
傾眠傾向にあっても聞こえている場合が多いので、家族や介護職の声かけは大切です。
5.口腔内乾燥があるときは、アイスマッサージを行う。
アイスマッサージとは、凍らせた綿棒などを使用して嚥下反射を誘発させる方法です。口腔内乾燥の改善方法ではありません。
口腔内乾燥がある際は、口腔内ケア後、保湿剤等で口腔内を潤します。
介護福祉士国試 第32回 問題60
高齢者施設において介護福祉職が行う死亡後の介護について、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.ペースメーカーを取り除く。医療行為
2.口が閉じない場合は紐(ひも)で顎を固定する。
遺体を紐で縛ることは故人に対し大変失礼な行為です。
口内に綿を詰めたり、枕の高さや位置を調節して口が閉じるようにします。
3.衣服は着衣がしやすい服を選ぶ。
衣服は白装束か、家族の希望があれば故人が好んでいた衣服にします。
4.全身清拭には水を使用する。アルコール
5.家族に、死亡後の介護を一緒に行うかどうかを確認する。