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徒然草 第107段 女の物言ひかけたる返事、・吉田兼好 日文念书

2023-11-02 23:54 作者:蜈蚣哥  | 我要投稿

女の物言ひかけたる返事、とりあへず、よきほどにする男はありがたきものぞ:女性が言ったことに対 して、間髪を入れずに、当意即妙に返答できる男というものは滅多に無いものだ、の意。

しれたる女房ども、若き男達の参らるる毎に、「郭公や聞き給へる」と問ひて心見られけるに:いたずら好きな女房たちが、院にやってくる若い男たちに、「ホトトギスの声を聞きましたか}と尋ねて、その反応を試したことがあった。

数ならぬ身は、え聞き候はず:取るに足らないような私などにはよく聞こえません、と答えました。これは、「音せぬは待つ人からか郭公たれ教へけむ数ならぬ身を」(源俊頼『続古今集』巻17)を引用しての返答。実に当意即妙である。

堀川内大臣殿:堀河具守(1249~1316)内大臣を歴任。

これは難なし。数ならぬ身、むつかし:堀河内大臣のはどうという難の無い答えだが、大納言の方はわずらわしい答えだ。

女に笑はれぬやうにおほしたつべしとぞ:「おほしたつ」は養育すること。 男子は、女性に笑われないように育てなくてはいけない。

浄土寺前関白殿は、幼くて、安喜門院のよく教へ参らせさせ給ひける故に:浄土寺の前の関白は、九条師教(~1320)。安喜門院はその祖母で後堀川天皇の皇后藤原有子。彼女がちゃんと養育したから、言葉遣いなどが良かった。

山階左大臣殿:西園寺実雄。

あやしの下女の見奉るも、いと恥づかしく、心づかひせらるゝ:身分の低い女性であっても、彼女らに 見られるのはどうも恥ずかしくて、気を使う。

女のなき世なりせば、衣文も冠も、いかにもあれ、ひきつくろふ人も侍らじ:この世に女性がいなかったら、誰も 装束や衣冠束帯に気をつかったりなぞしなくなるであろう。

女の性は皆ひがめり:女というもののサガははみな偏見の多いもので、 の意。

人我の相深く:我執が深く 。

用意あるかと見れば:何か心に深く思うところでもあるかと思えば、(無いが次に用意されている表現)。

深くたばかり飾れる事は、男の智恵にもまさりたるかと思へば:深く考えをめぐらしている点では男より優れているかと思えば。

その心に随ひてよく思はれん事は、心憂かるべし:女性の心に追随してよく思われようなどと思うのは、うっとうしいことであろう。

もし賢女あらば、それもものうとく、すさまじかりなん:それでももし賢女というものがあったらば、それもどうも親しみにくく、面白いものでもなかろう。

たゞ、迷ひを主としてかれに随ふ時、やさしくも、面白くも覚ゆべき事なり:もっぱら迷妄のままに女性と付き合っていくというのであれば、やさしくも、楽しくもあろうというものだ。

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