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【日本小2道德】27#雪豹莱娜

2021-06-03 23:38 作者:久我まさひ  | 我要投稿

雪豹のライナ(雪豹莱娜)

カシミールの山々に、春が訪れました。厳しい冬を乗り越えた生き物が、姿を現します。

(喀什米尔的群山上,春天到来。越过了严冬的生物出现了。)

ライナは、雪豹の子供です。辺りの景色は、ライナにとって、珍しいものばかり。雪が残る野山を、生まれて初めて探険に出かけました。

(莱娜是小雪豹。周边的景色对于莱娜来说都很稀奇。她出生以来第一次出发去有着残雪的山野探险。

小川のせせらぎに、きらっと光るものがあります。

(潺潺的溪流中有什么闪了一下。

「あれっ、なんだろう。」

(“哎呀,是什么呢?”

それは、川の流れをすいすい泳ぐ魚でした。

(那是在溪流中轻快游动的鱼。

「お水の中で、どうして、そんなに速く動けるの。」

(“为什么能在水中动得那么快呢?”

ライナは、岸辺に座ると、暫く見とれていました。

(莱娜坐在岸边,对其入迷地看了片刻。

すると、空から大きな鳥が小川に降りてきたかと思うと、先程の魚を口に咥えてしまいました。

(于是,刚有一只大鸟从空中飞落到小溪上,它就把方才的鱼含进了口中。

「あなたはだあれ。私はライナよ。」

(“你是谁?我是莱娜。”

その鳥は、魚をつるりと呑み込むと、「ああ美味しい。僕は鷺さ。魚をとるのは、得意中の得意なのさ。じゃあね、可愛い雪豹さん。」

(这只鸟一下子将鱼吞下后说道:“啊真好吃。我是鹭。非常擅长抓鱼。再见了,可爱的雪豹。”

そう言って、羽をひと羽ばたきすると、また、空へ飛んで行きました。

(如此说着,它拍打了一下翅膀,再次飞往空中。

ライナは、食べられた魚のことを思いながら、鷺が飛んでいった空を眺めました。お日様が輝いていました。

(莱娜一边想着被吃掉的鱼,一边眺望着鹭飞走的空中。阳光闪耀。

今度は、向こうの木の根っこの所に、狐を見つけました。

(这次,莱娜在对面的树根处看到了狐狸。

体を低くして、何かに狙いをつけているようです。狐の狙いの先には、子兎達が、巣穴から出たり入ったりしているのが見えました。狐が飛びかかろうとした時、「やめて。」

(狐狸低着身体,似乎在瞄准着什么。可以看到狐狸瞄准的前方有小兔子们从巢穴中进进出出。正当狐狸准备扑向它们的时候,“住手。”

思わず、ライナが声を上げました。

(莱娜不禁大声道。

すると、子兎達は、一斉に穴に入ってしまいました。

(于是,小兔子们一起进了巢穴。

「何をするのさ。もう少しで、獲物にありつけるところを……。」

(“你在做什么?我还差一点就能抓到猎物了……”

狐はかんかんです。

(狐狸非常生气。

「ごめんなさい。でも、……。」

(“对不起。但是……”

「獲物をとらなければ、こっちが命をなくしちゃうんだよ。まったく、困った雪豹の子だよ。」

(“抓不到猎物的话,我要死了。真是的,让人头疼的小雪豹。”

呆れた顔でライナを見ると、狐は行ってしまいました。ライナは悲しくなって、座り込んでしまいました。

(狐狸无语地看了一下莱娜,然后走了。莱娜感到难过地坐了下来。

「どうしたんだい、雪豹のお嬢ちゃん。」

“你怎么了,小雪豹?

木の上の方から、声が聞こえました。

(从树的上方传来了一个声音。

「私はライナよ。あなたはだあれ。」

“我是莱娜。你是谁?

すると、高い枝から、一羽の大きな鳥が、ライナの近くに降りてきました。

(于是,一只大鸟从很高的树枝上降落到了莱娜的身旁。

「わしはみみずくじゃよ。もう、何十年も、この山で生きている。」

“我是猫头鹰。已经在这座山上活了数十年了。

ライナは、みみずくのお爺さんに、訳を話しました。

(莱娜向猫头鹰爷爷说出了缘由。

「なるほど。」

“原来如此。

お爺さんは、大きく頷きました。そして、こう話してくれたのでした。

(爷爷大幅度地点了点头。然后说道。

「生まれたものは、いつかは命が無くなる日が来る。だが、無駄な命は何一つないんじゃ。ライナに食べられたものは、ライナの命のもとになっていくんじゃよ。だから、ライナ。なくなった命の分も、一生懸命生きることじゃ。」

“生物总有一天要死去。但是,没有一条生命是无用的。你所吃的食物渐渐成为了你生命的部分。所以,莱娜。你要将逝去的生命的份也一起拼命地活着。

それから、何年かが経ちました。

(从此之后,经过了多年。

そして、カシミールの山々に、春がやってきました。

(然后,喀什米尔的群山迎来了春天。

そこには、野山を駆け巡る、ライナのたくましい姿がありました。

(在山野上到处奔跑的是莱娜那健硕的身影。


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