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一寸法師

2021-02-21 21:13 作者:ki9503  | 我要投稿

むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

 二人には子どもがいなかったので、おじいさんとおばあさんは神さまにお願いしました。

「神さま、親指くらいの小さい小さい子どもでもけっこうです。どうぞ、わたしたちに子どもをさずけてください」

 すると本当に、小さな小さな子どもが生まれたのです。

 ちょうど、おじいさんの親指くらいの男の子です。

 二人はさっそく、一寸法師(いっすんぼうし)という名前をつけてやりました。


 ある日の事、一寸法師はおじいさんとおばあさんに、こんな事を言いました。

「わたしも都へ行って、働きたいと思います。どうぞ、旅の支度をしてください」

 そこでおじいさんは一本の針で、一寸法師にちょうどピッタリの大きさの刀をつくってやりました。

 おばあさんはおわんを川に浮かベて、一寸法師の乗る舟をつくってやりました。

「ほら、この針の刀をお持ち」

「ほら、このおはしで舟をこいでおいで」

「はい。では、行ってまいります」

一寸法師は上手におわんの舟をこぐと、都へと出かけました。

 そして都に着くと、一寸法師は都で一番立派な家をたずねていきました。

「たのもう、たのもう」

「はーい。・・・あれ?」

 出て来た手伝いの人は、首をかしげました。

「おや、誰もいないねえ」

「ここだよ、ここ」

 手伝いの人は玄関のげたの下に立っている、小さな一寸法師をやっと見つけました。

「あれまあ、何て小さい子だろう」

 そして一寸法師は、その家のお姫さまのお守り役になったのです。


 ある日の事、一寸法師はお姫さまのお供をして、お寺にお参りに行きました。

 するとその帰り道、突然、二匹の鬼が現れたのです。

「おおっ、これはきれいな女だ。もらっていくとしよう」

 鬼はお姫さまを見ると、さらおうとしました。

「待て!」

 一寸法師はおじいさんにもらった針の刀を抜くと、鬼に飛びかかりました。

 ところが、

「何だ、虫みたいなやつだな。お前なんぞ、こうしてくれるわ」

 鬼は一寸法師をヒョイとつまみあげると、パクリと丸のみにしてしまいました。

 鬼のお腹の中は、まっ暗です。

 一寸法師は針の刀を振り回して、お腹の中を刺してまわりました。

 これには、鬼もまいりました。

「いっ、いっ、痛たたた!」

 困った鬼は、あわてて一寸法師を吐き出しました。

「よし、今度はわしが、ひねりつぶしてやるわ!」

 もう一匹の鬼が言いましたが、一寸法師は針の刀をかまえると、今度はその鬼の目の中へ飛び込んだものですから、鬼はビックリです。

「たっ、たっ、助けてくれー!」

 二匹の鬼は、泣きながら逃げ出してしまいました。

「ふん! これにこりて、もう二度と来るな! ・・・おや? これは何でしょう、お姫さま」

 鬼が行ってしまったあとに、不思議な物が落ちていました。

「まあ、これは打ち出の小づちという物ですよ。トントンとふると、何でも好きな物が出てくるのです」

 そこで一寸法師は、お姫さまに頼みました。

「わたしの背がのびるように『背出ろ、背出ろ』と、そう言ってふってください」

 お姫さまは喜んで、打ち出の小づちをふりました。

「背出ろ、背出ろ」



 すると一寸法師の背は、ふればふっただけグングンとのびて、誰にも負けない立派な男の人になりました。

 そして一寸法師はお姫さまと結婚して、仕事もがんばり、大変出世したということです。


おしまい


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