介護福祉士国試対策(37)失語症

運動性失語
閉ざされた質問
絵や写真など視覚化された情報を活用
感覚性失語
わかりやすい言葉、短い文
ジェスチャーなどの非言語的コミュニケーションを活用
介護福祉士国試 第33回 問題32
運動性失語症(motor aphasia)のある人とコミュニケーションを図るときの留意点として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.絵や写真を使って反応を引き出す。
運動性失語症またはブローカ失語症は、言葉の意味は理解できるものの、単語をうまく組み立てることができず、言葉を発することに難しさを感じる症状です。
2.大きな声で1音ずつ区切って話す。
3.手話を使うようにする。
4.五十音表でひらがなを指してもらう。
5.閉ざされた質問は控える。
介護福祉士国試 第26回 問題32
重度の運動性失語症(motor aphasia)のある人のコミュニケーションを促進する方法として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.ひらがなで筆談する。
2.言葉で話すように促す。
3.絵や写真など視覚化された情報を用いる。
4.ボタン操作で音声を入力できる機器を使うように促す。
5.二者択一の問いかけはしない。
社会福祉士国試 第25回 問題6
Aさん(70歳)は、ある日、急に意識障害を生じて倒れ、救急病院に入院した。
数日後、意識は回復したが、右側の片麻痺が後遺症として残った。
右利きなので、日常生活に多く不便を生じることになった。
更に、発語が乏しくなり、「あー、うー」程度の言葉を発するのみとなった。
発語しようとするときは、懸命でもどかしい表情になり、言いたいことがあるように見える。
言葉の了解はよいようで、他者の指示に従って行動することができる。
例えば、眼鏡を渡して、「これを使ってみてください」と指示すれば、眼鏡をかけることができる。
咽頭の動きはよく嚥下困難はない、舌の動きはよい。
次のうち、Aさんの症状として最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.全失語
2.感覚性失語
3.運動性失語
4.構音障害
5.健忘性失語