【日本小4道德】27#感谢的话语
「ありがとう」の言葉(感谢的话语)
作者:土屋 信行(つちや のぶゆき)
「宏、きちんとお礼を言いなさい。」
(“宏,好好道谢。”)
「家族に、いちいち『ありがとう。』なんて言ってられないよ。」
(“对家人一一道谢麻烦死了。”)
「なんですか、その口の利き方は。」
(“你这什么口气?”)
お婆ちゃんからお小遣いをもらったのにお礼も言わず、お母さんにもひどい口を利いて、宏は自分の部屋へ行ってしまいました。
(从奶奶那里拿到了零花钱但是没有道谢,还对母亲说了过分的话后,宏回到了自己的房间。)
ある日のこと、広は、担任の先生から、「広さん、近所の佐々木さんと言う人が、これを届けてくださったよ。」と言われました。見ると、広の帽子です。大好きなプロ野球選手にサインをしてもらった大切な帽子でしたが、何日か前になくしてしまったのです。
(某日,班主任对宏说道:“宏,附近名叫佐佐木的人把这个送来了。”一看,是宏的帽子。虽然是最喜欢的职业棒球选手签过名的很重要的帽子,但几日前弄丢了。)
「うわあ、良かったあ。ありがとうございます。」
(“哇啊,太好了。谢谢。”)
広の口から、思わず「ありがとう」の言葉が飛び出しました。
(宏不禁脱口而出道:“谢谢。”)
「佐々木さんの家は、児童公園の入り口のそばだから、後でお礼に行くといいよ。」
(“佐佐木的家在儿童公园入口的旁边,你之后可以去道谢。”)
「はい。ありがとうございました。」
(“是。谢谢。”)
「すぐにお礼に行かなきゃなあ……。でも……、ちょっと照れ臭いなあ……。」
(“得尽快去道谢……但是,有点害羞……”)
そんなことを考えながら、広は家に帰りました。すると居間で、お婆ちゃんが何かを書いていました。
(宏如此考虑着,回到了家。这时,奶奶正在客厅写着什么。)
「何をしているの。」
(“你在做什么?”)
「お世話になった方に、お礼の手紙を書いているんだよ。」
(“向照顾过我的人写道谢信。”)
何気なくその手紙を見た時、一つの言葉が宏の目にとまりました。
(宏无意地看了一眼信的时候,一个词映入了眼帘。)
(……先日は有り難うございました。)
(……前几日谢谢了。)
「お婆ちゃん、これ、何て読むの。」
(“奶奶,这个怎么读?”)
「どれ?ああ、これね。『ありがとう』って読むんだよ。」
(“哪个?啊,这个啊。读作‘谢谢’。”)
「えっ!『ありがとう』って、漢字だとこんなに難しい字なの。」
(“诶!‘谢谢’的汉字竟然是如此难的字吗?”)
よく知っているはずの「ありがとう」でしたが、漢字の「有り難う」は、何だかとても新鮮な字に見えました。
(明明是熟知的‘谢谢’,但是汉字的‘谢谢’总觉得看起来是很新鲜的字。)
「この字には何か意味があるの?」
(“这个词有什么意义吗?”)
「『ありがとう』はね、人からものをもらったり、何かをしてもらったりした時のお礼の意味だけじゃないんだよ。もとの言葉は『有り難し』で、『有ることが難しい』『この世に滅多にないほど素晴らしいもの』と言う意味があって、そう言うことに巡り合えたことへの感謝を表す言葉なんだよ。だから『ありがとう』と言う言葉は、皆をとてもいい気持ちにさせるのかも知れないね。」
(“‘谢谢’不只是从人那里得到东西,别人为我们做了什么时的感谢之意。原本的词汇‘有り難し’有着‘其存在是困难的’‘这个世上罕见的极佳事物’的含义,对遇到这样的事物表达感谢的词汇。因此‘谢谢’这个词让大家都感到非常愉快吧。”)
お婆ちゃんの話の後、宏は、暫く何かを考えていました。
(听了奶奶的话后,宏考虑了片刻。)
「よし、今から佐々木さんの家に行こう。お婆ちゃん、ありがとう。あっ、それから、この間は、お小遣いありがとう。」
(“好,我现在就去佐佐木家。奶奶,谢谢。啊,还有,谢谢你前段时间给的零花钱。”)
宏は、佐々木さんの家へ向かって、飛び出していきました。
(宏朝佐佐木家飞奔了出去。)

