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【日本小6道德】2#憧憬的甜点师~走自己喜欢的路

2022-10-24 00:29 作者:久我まさひ  | 我要投稿

憧れのパティシェ~好きな道を歩む

(憧憬的甜点师~走自己喜欢的路)

私は、神奈川県葉山町にあるケーキ屋の店長をしている遠藤正俊です。

(我是神奈川县叶山镇的某蛋糕店的店长远藤正俊。)

私の店に並んでいる商品は、ショートケーキのような生菓子、パイのような焼き菓子のほか、チョコレート、アイスクリーム、ジャム、パンなど、全部で百種類ほどあります。ケーキと言うものは、生菓子も焼き菓子も、前日に材料を量っておき、次の日の朝に焼いたり、飾り付けなどの仕上げをしたりするのです。チョコレートソースをかけたり、生クリームを絞ったり、フルーツやミントの葉をのせたり……。

(我的店内排列着的商品总共有一百种左右,除了裱花蛋糕一类的软点心以及派一类的烤点心之外,还有巧克力、冰淇淋、果酱、面包等。蛋糕无论是软点心还是烤点心,都要事先在前一天量好材料,到了翌日早上烤或是装饰等完成最后的工序。浇上巧克力沙司、挤鲜奶油、放上水果和薄荷叶……)

私達はいっぺんに何百個も作りますが、お客さんにとっては一つ一つが特別なケーキ。綺麗に仕上がっているかどうかを、私がチェックをして、ショーケースに並べます。並べる時にも、色の取り合わせが美しいか、四角いケーキばかりが一箇所に集まっていないかなど、気を配ります。

(虽然我们一下子做几百个蛋糕,然而对客人来说每一个都是特别的蛋糕。我要先检查一遍蛋糕是否漂亮地完成了,然后再摆放进陈列柜。排列的时候,也要注意颜色的搭配是否美观,一个地方是否尽摆了四角形的蛋糕等。)

ケーキを作る時は、生地を作る人と、生地を型に入れてオーブンで焼く人、仕上げをする人に分かれて作業をします。そのお菓子も最初から最後まで自分で出来て、お客さんに出せる完成品が作れる一人前になるには、十年から十五年かかりますね。

(做蛋糕的时候,大家分工为做胚子的人、将胚子放入模具用烤箱烤的人、最后加工的人。能独自将点心从头到尾做出,能独当一面地将完成品展现给客人之前,需要花十年至十五年。)

見た目はちっちゃくて可愛いお菓子ですが、それを作る仕事は一日中立ちっぱなしで、大量の粉を運んだり、量ったり、かき混ぜたりする肉体労働です。重くて、腕は痛くなるし、やけどはしょっちゅう。毎日同じことを繰り返すので、一年ぐらいで嫌になってやめる人が多いのです。

(外表虽是小而可爱的点心,但要做点心的工作是体力活,需要一整天站着、搬运大量的面粉、测量、搅拌等。材料又重、手腕又痛、经常烧伤。每天重复着同样的事,因此很多人一年左右就不想做下去了。)

でも、私はケーキを作ることが大好きです。だから、一生懸命に頑張りました。シロップの鍋を火からおろすタイミングとか、クリームを塗る時のへらの角度とか、ケーキ作りは体で覚えなくてはいけないことばかりです。でも、同じことを何度も繰り返して、そのことが出来るようになった時、私は、ますますケーキ作りが好きになっていました。そして、ケーキ作りがどんどん面白くなってきました。

(不过我最喜欢做蛋糕了。所以拼命努力。将糖浆的锅子从火上拿下来的时机、或是涂奶油时刮刀的角度等,做蛋糕尽是一些必须要用身体来记忆的事。但是,重复了数遍同样的事,能够做到这些事的时候,我愈发地喜欢做蛋糕了。并且,做蛋糕变得愈发有趣起来了。)

今の仕事につながる最初の思い出は、小学生の頃作ったホットケーキ。ぷうって膨らむのが不思議でしたね。また、いつも「美味しいものを食べたい!」と思っていました。そこで、中学校を卒業して、デパートの食堂に勤めました。

(事关如今的工作的最初的回忆是小学时做的松饼、我觉得它噗地膨胀起来很不可思议。并且,我总是想“想要吃美味的东西!”于是,中学毕业后,我在百货店的食堂工作。)

配属されたのは、チョコレートパフェとかホットケーキを作る部門。毎日がむしゃらに働いていたら、二年後、そのデパートが経営する高級レストランでお菓子を作るようにと、命じられました。そして、フランス菓子を専門にする親方のもとで働くことになったのです。

(我被分配在做巧克力芭菲和松饼的部门。每天都不顾一切地拼命工作,两年后,我被命令去该百货店所经营的高级餐厅做点心。然后,我在专门做法国点心的师傅底下工作。)

十七才になったばかりの私は、「出世した」と言う気持ちでした。そんな親方から渡されたのが、お菓子の材料や作り方が書かれたレシピ。文章は全部フランス語です。辞書を引きながら、自分のノートに書き写す日が続くうち、「これは一度、本場のパリに行って、腕を磨かなきゃ!」と思うようになったのです。

(刚十七岁的这时,我有种“出人头地”的感觉。师傅给我的写着点心材料和做法的菜谱全部都是法语。我一边翻字典,一边抄写进自己的笔记,这样的日子持续着的时候,我渐渐想“不得不去一趟巴黎当地,磨练本事!”)

安い給料の身で海外に行くなんて、その頃の私には、とんでもない夢。今のように、簡単に海外に留学出来るような時代でもなかったし。だから、それから八年、一生懸命働いていお金を貯めました。その間、仕事をしながらフランス語学校にも通い、二十五才でパリに行った時、本当に夢が叶ったと思いました。

(当时薪水很低的我要去海外简直是痴心妄想。那个时代也不像现在这样很容易就去海外留学。因此,此后八年,我拼命工作攒钱。其间,我边工作边去法语学校上课,25岁去巴黎的时候,真的是梦想实现了。)

五年間パリで働いて、日本に戻り、あるケーキ屋のパティシェを九年間勤めた後、四十一才の時、葉山に今の店を持ちました。独立は不安だったけれど、それまで懸命に学んだことを実践すれば、間違いないと信じたのです。

(我在巴黎工作了五年,然后回到日本,在某蛋糕店当了九年的甜点师后,41岁时,我在叶山有了如今的这家店。虽然独立开店有些不安,但是我坚信只要将迄今为止拼命所学的知识实践的话,就没问题。)

特別な才能がなくても、一人前のケーキ職人にはなれるのです。仕事場で先輩達の動きを見て、上手なやり方を盗んで、自分のものにする。肝心なのは、自分から覚えようとする気持ちです。仕事場で習うことは全て、材料の分量だけでなく作り方やポイントまで、忘れないうちに書き留めておくことも大事。これはきっと役に立ちます。私自身、十代の頃親方に習った味を今も覚えていて、新しいケーキを作る時には、当時のノートを見てヒントにすることがあります。

(即便没有特别的才能,也能成为独当一面的蛋糕职人。在职场看着前辈们的工作,偷学他们好的做法,成为自己的一部分。关键的是要自己想要去记住的想法。在职场所学的全部不只是材料的分量还有做法和要点,在还没忘记的时候先记下来也很重要。这肯定有帮助。我自己至今还记得十几岁时从师傅那里学来的味道,做新的蛋糕时,看当时的笔记,能从中得到灵感。)

それとケーキ屋さんにとって欠かせないのは、人を喜ばせてあげたい!と思う優しい気持ち。持ち帰りのケーキを箱に入れる時も、「飾りのクリームが潰れないように、そっと入れよう。」とか、「ケーキの向きを揃えた方が綺麗だな。」と、気遣う気持ちがお客さんに伝わるんですね。その箱を、皆がおうちでわくわくしながら開けて、綺麗なお菓子が目に入ると、「うわあ!」って嬉しいでしょう?口に運ぶと、クリームもバターもチョコレートも、一つの味にとろけて……。

(此外,对蛋糕师来说不可欠缺的是想让人高兴的诚挚的想法。将打包带走的蛋糕装进盒子时,要注意“别碰坏装饰的奶油,轻轻放入。”或是“蛋糕朝一面摆放更美观。”等这种上心的想法会传达给客人。大家在家激动地打开盒子,看到漂亮的点心时会“哇!”地很高兴吧?将点心送入口中,奶油、黄油、巧克力全部融为一种味道……)

美味しいケーキは、人をにこにこ顔にしてくれる。喧嘩している子が一緒に食べたら仲直り出来るような、楽しくて美味しいケーキを作りたいなって、いつも思っています。

(美味的蛋糕能让人露出笑颜。我总是想着要做出让吵架的孩子一起吃时能和好的那样的愉快又美味的蛋糕。)


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