【日本小4道德】13#在互相接触森林
「触れ合いの森」で(在互相接触森林)
森林の持つ自然の力を保つことで、環境を守ろうとする取り組みが、日本各地で行われています。
(通过维持森林所持有的自然之力,来保护环境的对策在日本各地实施。)
植林されたままになっている森林を手入れすることで、自然の力を回復させ、水源林としての役割を果たせるようにするのです。そのために、沢山のボランティアの人が、協力して活動しています。
(通过管理植林,回复自然之力,来起到作为水源林的作用。为此,众多的志愿者协力活动。)
春樹は、社会科の学習で、自分の家で使う水道の水が、山の水源林から来ていることを知りました。(どんなところかなあ。一度見てみたいなあ。)と思っていました。そんな時、「触れ合いの森」と呼ばれている水源林で、「夏休み親子間伐体験」があることを知り、お父さんと参加することにしました。
(春树在社会课的学习中,得知了自家所使用的自来水是从山中的水源林而来的。是怎样的地方呢?好像看一次啊。正当他如此想道的时候,他得知了在被称为“互相接触森林”的水源林中有“暑假亲子间伐体验”,于是和父亲一起参加了。)
電車とバスを乗り継いで、「触れ合いの森」に着きました。作業用ののこぎりやヘルメットが並んでいます。早速ボランティアの人から、この「触れ合いの森」についての説明がありました。
(在换乘了电车公交之后,到达了“互相接触森林”。那里排放着作业用的锯子和安全帽。志愿者马上对这个“互相接触森林”进行了说明。)
ここは元は、人の手が入っていない自然のままの森だった。
(此处原本是无人的自然的森林。)
人のために役立つ木材が沢山必要になり、ここにある木を切ってしまった。そこに杉や檜を植林して育てていた。
(由于需要众多的能为人派上用场的木材,便砍伐了此处的树。在此种植了杉树和柏树作为植林。)
しかし、その後、外国から安い木材が入ってきて、育てた木はあまり使われなくなり、森はそのまま放って置かれた。
(然而,这之后,从国外进口了便宜的木材,种植的树便不怎么使用了,森林就一直这样放置不管了。)
森は手入れが行き届かないため、日が当たらず、ほかの木や植物が育たない。そのために、草や落ち葉もなく、鳥や虫も住むことが出来ない森になってしまった。
(由于对森林的管理不周,照不到太阳,其它的树和植物不长了。因此这里成了没有草和落叶,鸟虫也无法居住的森林。)
森は水を蓄える力を失って、土砂崩れも起こりやすくなってしまう。このようになると、元の森に戻るまでに何百年何千年もかかると言われている。
(森林失去了储水能力,也很容易发生塌方。变成这样的话,要恢复到原来的森林需要几百年几千年。)
少しでも森の持つ力を取り戻せるように、間伐などの手入れをする必要がある。その活動に、沢山のボランティアの人が参加している。
(为了让森林稍微恢复一点自然之力,有必要进行间伐等管理。众多的志愿者参加了这项活动。)
お父さんと話を聞いているうちに、「触れ合いの森」のことが少しずつ分かってきました。
(和父亲一起听了说明的时候,春树对“互相接触森林”稍微有了一点了解。)
山の中に入ると、目の前に、びっしりと並べたように植林された杉や檜が現れました。昼間だというのに、森の中は薄暗く、足元には草も木もほとんど生えていません。
(进入山中后,眼前出现了紧紧排列着的种植的杉树和柏树。虽然是白天,然而森林中有些昏暗,脚边也基本寸草不生。)
間伐作業が始まりました。木の間隔があくように、曲がったり弱ったりしている木を選び、倒れる方向を計算して切れ目を入れます。そして、ロープをかけて倒します。倒れた木の枝を切り取っていきます。
(间伐作业开始了。为了让树之间空出距离,选择弯曲、脆弱的树,然后计算倒向后切开。接着,拴上绳索后拉倒。再砍下倒地的树的树枝。)
ロープをかける作業から、春樹達子供も体験させてもらいました。この間伐材で、ボランティアの人は「触れ合いの森」の中に道を作ったりするそうです。
(从拴上绳索的作业开始,也让春树等孩子们体验了。志愿者似乎使用这个间伐的木材,在“互相接触森林”中造出道路等。)
間伐作業の後、少し前から間伐がしっかり行われている場所を通りました。すると、そこでは、杉の木の間に葉の大きい木が何本ものび、木の下には草が茂り、いかにも虫がいそうです。鳥も沢山いました。
(间伐作业之后,走过了前不久间伐得很好的地方。在那里,杉树之间有好几棵树叶很大的树,树下草繁茂,确实像是有虫子的样子。还有很多鸟。)
春樹は思わず、「わあ、鳥が飛んでるよ。」と言いました。案内してくれるボランティアの人は、嬉しそうに森を見ながら、「ここも昔は、植林された杉ばかりで日が当たらなかったんだ。けれど、間伐で日が当たるようになり、ほかの木や草が生えてきて、虫も住み始めたから、それを餌にする鳥も戻ってきたんだよ。それから、木や草が茂るから、地面にも水がしっかり溜まって、水源にもなるんだよ。」と教えてくれました。自然の力の大きさを感じた春樹でした。
(春树不禁道:“哇,鸟在飞。”带路的志愿者一边高兴地看着森林,一边说道:“这里从前也只有种植的杉树,照不到太阳。但是,通过间伐,能晒到太阳了,其它的草木长出来了,虫也开始栖息后,以虫为饵的鸟也回来了。这之后,草木繁茂,地面上也很好地储存了水,成为了水源。”春树感受到了自然之力的宏大。)
笑顔で話すその人に、春樹は聞きました。
「どうして、ボランティアに参加しているのですか。」
(春树问笑着说话的人道:“为什么你会参加志愿者?”)
「このまま、放っておいてはいけないと思って参加したんだよ。人間が自然に一度手を出したら、ずっと世話をしないといけないことが多いんだ。動物や植物の世話を始めたら、ずっとやるのと一緒だよ。」と真剣な眼差しで話してくれました。
(“因为我觉得不能就这样放任不管,所以参加了志愿者活动。人类一旦向自然伸出了手,就必须一直管理的事情有很多。这和一旦开始照顾动物和植物,就要一直照顾它们一样。”他眼神严肃地说道。)
帰りのバスの中、春樹は間伐体験をした深い緑の山を見ながら、「自然に一度手を出したら、ずっと世話をしないといけない。それは、動物や植物の世話と一緒。」と言うボランティアの人の言葉を思い出していました。
(在回家的公交上,春树一边看着参加间伐体验的深绿色的山,一边想起了志愿者的话:“一旦向自然伸出了手,就必须一直管理。这和照顾动物和植物一样。”)

