【日本小3道德】9#美咲的笑容
美咲さんの笑顔(美咲的笑容)
「読書月間」になると、町の図書館からクラスに本を貸してもらえる。本を借りたい人は、図書係の貸し出し当番に頼んで、貸し出しノートに名前を書いてもらう。今週の当番は僕。ノートに名前を書いたり、戻ってきた本を整理したり、大忙しだ。
(读书月期间,班级可以从镇上的图书馆借书。想借书的人,可以请图书出借管理员在出借笔记上写上名字。这周的管理员是我。在笔记上写名字,整理归还的书等,非常忙碌。)
ある日の休み時間、美咲さんが、「『おてんばリリーの秘密基地』は、誰か借りているの?」と、尋ねてきた。
(某日的休息时间,美咲来问道:“有谁借了《疯女孩莉莉的秘密基地》吗?”)
この本はシリーズになっていて、皆に人気がある。ノートを見ると、貸し出し中だった。でも、珍しく、次に予約している人はいなかった。
(这本书是系列,很有人气。我看了一下笔记,目前正借出去了。但是,很罕见的,没有下一个预约的人。)
美咲さんにそのことを伝えると、「次、貸してね。」と、頼まれた。
(将此事告诉美咲后,她拜托道:“下一个借给我。”)
「分かった。名前を書いておくよ。」
(“我知道了。我会写上你名字的。”)
僕が返事をすると、美咲さんは教室から出て行った。
(我回答后,美咲走出了教室。)
本の整理を終えて、美咲さんの名前をノートに書こうとした時、「おてんばリリーの秘密基地」が戻ってきた。ちょうど横を通りかかった、隼也さんが、「あっ、『おてんばリリー』だ。」と、話しかけてきた。
(我整理完书后,正准备在笔记上写上美咲名字的时候,《疯女孩莉莉的秘密基地》还回来了。正好从旁边经过的隼也向我说道:“啊,是《疯女孩莉莉的秘密基地》。”)
「それ、なかなか、借りられないんだよね。ちょっと見せて。」
(“那本很难借到吧。稍微给我看看。”)
隼也さんは、僕の持っていた本を手に取って、ページを捲り始めた。そして、ノートに、次に予約している人の名前がないのを見て、言った。
(隼也拿走了我拿着的书,开始翻页。然后他看到笔记上没有下一个预约的人,便说道。)
「これ、貸してよ。」
(“这本借我。”)
「ごめん。さっき美咲さんに、貸してって言われたばかりなんだ。」
(“抱歉。刚刚美咲才说要借给她。”)
「えっ、そうなんだ。」
(“诶,是吗?”)
隼也さんは手にした本を暫く見つめた後、小さな声で僕に言ってきた。「美咲さんに内緒で、先に貸してよ。明日返すから。」
(隼也注视了片刻手中的书后,小声对我说道:“对美咲保密,先借给我。我明天就还。”)
「えっ。」
(“诶?”)
大の仲良しの、隼也さんからのお願いだ。「明日返す。」って言っているし、美咲さんは本が戻ってきたことを知らない。だから、隼也さんに貸しても、きっと分からない。だけど……。
(这是非常要好的隼也的请求。他也说了“明天就还。”而且美咲也不知道书还回来了。所以,就算借给隼也,她也一定不知道。但是……)
僕は、すぐには返事が出来なかった。
(我无法立即回答。)
「やっぱり、だめだよ。美咲さんの次まで待って。」僕は言った。
(“果然不行。你等到美咲之后再借。”我说道。)
隼也さんは、一瞬僕の顔を見たけれど、残念そうに、手に持っていた本を返してくれた。
(隼也一瞬看着我的脸,然后很遗憾地将拿着的书还给了我。)
休み時間が終わり、美咲さんが教室に帰ってきた。
(休息时间结束了,美咲回到了教室。)
「美咲さん。はい、『おてんばリリーの秘密基地』。」
(“美咲。给,《疯女孩莉莉的秘密基地》。”)
「ありがとう。今日読めるなんて嬉しい。」
(“谢谢。没想到今天就能读到,好高兴。”)
美咲さんの笑顔を見て、僕も、嬉しくなった。
(看着美咲的笑容,我也很高兴。)

