「加減」の意味
一、動詞の「加減する」
意味:加えると減らす・加減乗除
例文:
正負の数の加減計算のルールーー括弧を外して、正の数の加減
1、正の数についた括弧は無意味ので、ただ外すだけ。
2、負の数についた括弧は要注意・正解に外す。
二、別の単語と合わせると
意味:
1、適切に調節する、程よくした状態(特に人の健康・料理とか温度とか)
2、事情や状況を表す
例文:
1、お加減はいかがですか。
2、お湯加減はいいですか。
3、A社との交渉は今どうな加減。
4、まだ経験不足なんだから、もう少し手加減してください。
三、いい加減の意味
いい加減は特別として話しましょう。
活用:いい加減+の/な
意味:
1、元元の意味ーーいい程度・適度
2、いい加減の対象は人なら:
①勉強をしっかりしない人
②整理整頓ができない人
③約束を守らない人
(生半可・不器用・不真面目)
3、副詞的に使う場合:かなり・とても(不満な気持ちを含む)
4、接尾語としてーー程度・状態・傾向
例文:
1、ふざけたことばかり言って、冗談もいい加減にしろ。
2、このお菓子は焼き上がりがいい加減で、とてもおいしい。
3、彼は時間にいい加減な人だから、約束した時間に来たことなんて一度もない。
4、そのチームはいい加減な練習をしてきたから、試合に勝つことができなかった。
5、その俳優は記者の質問攻めに、いい加減うんざりしている様子だった。
6、野菜をいい加減な大きさに切ってから炒める。
7、スープは今ちょうど飲み加減です。