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《【游戏废案】幻之四章 海市蜃楼之馆 —寂寞之馆—翻译及原文》(修改后)

2021-07-13 01:01 作者:hzmbleach  | 我要投稿

幻之四章

在把名为海市蜃楼之馆的故事游戏化的过程中,很清楚果然删减的情况也或大或小地发生了,其中最大的删减是被称为“幻之四章”的辣睡德国篇。虽然在“Gamer × Novectacle”的采访记录里也有回答,(如果加入该篇章)会导致不能收束全篇的故事是(这个篇章)被删减的最大理由。(写辣睡德国的话害怕被吐槽啊,也多少有这样的想法)

在这里,我想公开幻之辣睡德国篇的梗概也是可以的。

但是,阅读的先生、女士们。请理解。这终究只是个被删减的故事。结果是个在出世之前就被封存的梗概。故事上的矛盾和角色上的矛盾也会产生的吧。如果您能在知道这件事的基础上再阅读的话,我会非常高兴的。

哎呀哎呀,突然就变成女佣的说话口吻了呢,该怎么办呢……。

 

 

海市蜃楼之馆 —寂寞之馆—

四之扉 一九四五年

“那个时代,房子有着硝烟的味道。”

 

老爷,你能想象得出现在是几点吗?半夜两点前后?嗯,应该会想到是空气和水都能入睡的深夜吧。不管怎么说,这份黑暗、这份寂静、还有这份寒冷……。即使呼来出的气息是白色的,但是如果混入黑暗中的话,就会变成幽暗的烟雾。和笼罩着房屋的寒冷一起,潜藏在肌肤下的红色血液也会骤冷吧。但是老爷,还请不要吃惊。现在是正午,正值壮年的太阳在天上流着汗。

简直就像是从名为阳光的监视之眼中逃出来的逃亡者一样。不,实际上,也可能是那样也说不定。在这个时代,房子是不能沐浴在太阳的目光之下的。悄悄地屏住呼吸,在过于残酷、痛苦、冰冷的黑暗中隐藏身姿,不在这个时代这样活下去是不行的。

房子好不容易到达了某个国家。但是那个时候,某个国家又是某个国家的东西。如果在街上走的话,那是一个干燥的黑色血液黏在靴子后面的时代。吞噬着悲哀的大地,一定很疲惫,连呼吸也都难以做到吧。而且,只要不向征服者低头,人们就会被永远地夺去呼吸。我,不,房子非常讨厌被他们践踏这件事。如果说是历经岁月洗礼的自然荒芜的话,那应该还是甘愿接受的吧。但是,无论如何都没法避免被强夺,或者是被当成惨剧的舞台。因此,即使那个美丽的庭院没有复苏也好,也会屏住呼吸,静静地,房子保持着生命。

散发着生命气息的美丽蓝天,不时地染上了魔鬼叹息般贪婪的灰色。从那边不是能听到怒号、雷鸣、地响吗。也许是因为这吧,房子的黑暗也绝对不是个悲剧。不如说是像带来安宁的藏身之家、雏鸟的巢穴、有着稻草气味的马厩那样的……给人一种朴素的安宁。

在那个黑暗中有着静静呼吸的迹象。能看见躺在那卧室宽大床上的男士的——安详而又空洞的眼睛吗。

他是个在空中奔跑的战士。金属制的铠甲包裹着他,以令人目不暇接的速度穿过天空。然后带着被吐出就能夺走生命的子弹和落下的恶魔的果实,和不认识的敌人战斗着。

他们有时会以自己的生命为代价。大量的火药在冲锋的同时爆炸,把周围变成地狱。简直就像是生命的炸弹——。

 

 

——这样开始的故事,因为确定要被埋没,所以没有写到最后。失去的故事概要如下。

 

 

 

◆ ◆ ◆

那个时代,馆被黑暗包围着。像是从谁那里逃走一样——或者是为了让谁远离一样。残留在郁郁葱葱茂盛的森林深处的馆,被爬山虎和树根侵蚀,旁人谁也想不出这里会有人居住。

但是,馆里有着一个长着白色头发的美丽女主人。所有的窗户都被厚重的窗帘所关着,屋子内没有阳光照进来,弥漫着郁闷的气息。女主人用指尖悄悄地掀开窗帘,观察外面的情况。确认了谁都不会到访此地的情况后,她放心了,便消失在了馆的深处。

 

 

屋子里还有一个女人。是侍奉女主人的忠实女佣。女主人看到女佣,“能给我做点温热的东西吗?能让“那个人”的食欲涌现出来的东西……”(女主人)温柔地吩咐着。女佣虽然摆出一副总觉得有些为难的表情,但还是回答说:“照夫人说的去做”。

不久,女主人端着热汤走向里屋。那里隐藏着负伤的军人。

那个男人的名字是鲁迪格。他是辣睡的原将校,企图背叛军队逃跑的男子。

一九四四年,祖国德意志的战况有战败的迹象。曾经占领巴黎,并将欧洲各地收入囊中的德意志的荣耀已经不存在了。在祖国,希望希特勒政权垮台的呼声高涨,有人策划着暗杀。

鲁迪格是一个察觉到如果就这样战败的话,等待着自己的就是处刑,于是逃离了军队的男人。他即使改变了作为军人的矜持也必须活下去。那是为了与在鲁迪格参军前,立下了永远之誓的恋人重逢。

那个恋人的照片经常被放在被搬运着的火箭挂件里。然后那位恋人,有着白色的头发、红色的眼睛。

 

 

没错,鲁迪格等待着的那位恋人,就是这个馆的女主人。从军队逃出来的鲁迪格和在馆内一直孤独地等着他的白发少女,实现了再会。但是,鲁迪格在逃离军队的途中遭到枪击,处于濒死的状态。好不容易走到馆的时候,意识也已经变得浑浊了。

在白发少女的照顾下,鲁迪格保住了一条命。但是可能是因为受伤的后遗症,他陷入了记忆障碍。想不起自己的恋人,也不知道为什么自己拼命地逃跑。

 

 

鲁迪格不久就发现了自己的私人物品。私人物品被白发少女藏了起来。“因为我不想让他回想起自己是军人。”但是她的想法也很空虚,他想起了自己是将校,然后开始说着必须要回到部队里的话。他没有回想起恋人。也就是说,他失去了那逃避军队的强大契机。

白发少女说服他打消这个念头。然后说明了自己是他的恋人。虽然鲁迪格很困惑,但他还是在这里第一次打开了口型吊坠,明白了这并不是谎言。

虽然鲁迪格没有完全恢复记忆,但是他理解她是自己重要的人,并承诺留在馆里。两个人的生活看起来好像抓住了幸福的样子。

 

 

但是有一天。

    辣睡兵造访了馆。士兵们在寻找失去消息的鲁迪格。白发少女慌忙地把他藏在房间里,告诉士兵们谁也没有藏起来。但是士兵们强行向馆的深处走去,揭开了里面的房间。

“请停下来!”发出悲痛的叫声,白发少女被士兵抓住。她站在他们面前说如果要杀了那个人就请先杀了我吧。

但是士兵们盯着鲁迪格看了一会儿,然后露出了奇怪的表情,转身回去了。

 

 

得救了——但是为什么?对保持着理解不能的她,士兵们在离开的时候告诉她。“已经确认了将校的死,已经可以了”……她无法理解那句话。

“我们不是军人,而是警察哟。辣睡兵早在二十年前就不见了。战争早就结束了呢。请你也恢复精神来吧。我们会帮助你埋葬尸体的”

 

 

女佣对茫然的白发少女,不,是已经不能说是少女的女人搭话到。

负伤兵在被白发少女发现的时候,已经死了。对那无法认同的她,抱着鲁迪格还活着的幻想,继续对他进行着照顾。鲁迪格已经腐烂,变成了白骨尸体了,但是白发少女还是没有恢复正常。将热汤送到白骨尸体的边上,让他喝,和他说话。她重复了那个二十年了。

从女佣那里听说了这个事实的白发少女,仍不愿意相信。她对那些自称是警察的人叫喊着:“你们不是在说谎吗!”然后哭着对女佣说:“她的话也是假的!”,绝望了。

 

 

警察怜悯地看着她的身影,然后将她安排进了精神病院。

要说为什么的话,是因为对他们来说,根本看不到她所说的“女佣”——。

 

◆ ◆ ◆

 

 

和现在的四章一样,幻之四章的房子也被黑暗所包围。我在专栏的设计项目中写过,在初期方案中省略了作为“你”的米歇尔和魔女莫尔加娜的详细内容。因此,“你”作为找回自己的主要原因,在各个章节中都设置了契机。幻之四章之所以是黑暗的状态,是以你有着这样的意义。

 

 

从时间上来说,幻之四章的存在是在将近五年前。如果鲁迪格存在于作品中,并且为他也准备了亲戚的话,那会是个怎样的角色呢?


幻之四章

ファタモルガーナの館というストーリーをゲームにしていく過程で、やはり没は大なり小なりそれなりに生じたのだが、中でも一番の大きな没は「幻の四章」と呼ばれるナチスドイツ編であった。 「Gamer × Novectacle 」のインタビュー記事でも回答したのだが、全体の物語の収拾がつかなくなることが没にした一番大きな理由である。(ナチスドイツを書くのはツツコミが怖いなあ、 という思いも多少あった)

ここでは、幻のナチスドイツ編のあらすじを公開してみょうと思う。

ただし、ご覧の旦那さま、 お嬢さま。ご理解くださいまし。 これはあくまで没になった物語。結局は世に出る前に閉ざされたあらすじでございますわ。物語上の矛盾や、キャラクターの矛盾も生じてしまうことでしょう。そのことを分かった上でご覧いただければ、わたくしとっても嬉しゅうございます。

あらあらいきなり女中言葉になってしまいましたわね、どうしましょう……。

 

 

ファタモルガーナの館  —寂莫の館—

四の扉 一九四五年

「その時代、屋敷は硝煙の香りがいたしました」

 

旦那さま、 一体今が何時くらいか、想像がつきますか? 夜中の二時頃? ええ、それくらいの、空気も水も眠りにつ深い夜を想像するはずですわ。 なんていったって、この暗さ、この静けさ、 そしてこの寒さ……。例え吐く息が白くとも、闇に紛れればほの暗い靄となり果てます。屋敷を包み込む冷たさと共に、肌の下に這う赤い血も冷え込むのでしょう。 けれど旦那さま、驚かないでくださいまし。 今は天上に働き盛りの太陽が汗を流す、真昼でございますの。

まるで日差しという監視の目から、逃げまどう逃亡者のようでございます。 いいえ、実際、そうだったのかもしれません。 この時代、屋敷は日の目を浴びてはなりませんでした。 ひっそりと息を殺し、あまりにひどい、つらい、つめたい暗黒の譯いから身を隠し、その時代を生き永らえなければいけなかったのです。

屋敷はある国に辿り着きました。 けれどその時、ある国は、またある国のものでした。街を歩きでもすれば、乾ききった黒い血がブーツの裏にこびり付くような時代です。悲哀を飲み込む大地は、きっと疲弊しっくし、息も出来なかったことでしょう。そして人々も、征服者に頭を垂れない限り永久に呼吸を奪われるのですわ。わたくしは、いえ、屋敷は、彼らに踏み荒らされることを大変厭っておりました。年月を閲した自然の荒廃なら、まだ甘んじて受け入れたのでしょう。 しかし、強奪であったり、惨劇の舞台にされてしまうような事は、どうしても免れなければなりません。ですから、例えあの美しい庭が蘇らなくとも、息を殺し、静かに、屋敷は生命を保っていたのです。

生命をにおわす美しい青空は、時折、魔物の吐息めいた貪欲な灰色に染まりました。彼方からは、怒号、雷鳴、地響きが聞こえてくるではありませんか。そのせいか、屋敷の暗闇は決して悲劇ではありませんでした。むしろ安寧をもたらす隠れ家、ひな鳥の巣、藁の匂いがする厩のような…… 素朴な安らぎすら与えます。

その暗闇にひっそりと息づく気配がございます。寝室の広いベッドに横たわる殿方の——らかでありながらも虚ろな瞳が、見えますでしょうか。

彼は空を駆け巡る戦士でございました。金属製の鎧は彼を包みながら、目にも止まらぬ速さで大空をつきぬけます。そして吐き出される命を奪う弾丸や、落下する悪魔の実を携えながら、顔の分からぬ敵と戦うのです。

彼らは時に自らの命を代償にします。大量の火薬が、突撃と同時に爆発し、周囲を地獄と変えるのです。さながら命の爆弾でございます——。

 

 

 

——このようにして始まる物語は、没と決まったため最後まで書かれることはなかった。失われた物語の概要は、以下のようなものであった。

 

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

その時代、館は暗闇に包まれていた。誰かから逃げるように——、あるいは誰かを遠ざけるように。鬱蒼と茂る森の奥に残された館は、蔦や木の根に浸食されており、傍目には人が住んでいるように思えなかった。

しかし、館には白い髪をした美しい女主人がいた。窓はすべて重々しいカーテンで閉ざされ、屋敷内は日差しも差し込まず、鬱屈とした気配が漂っている。女主人はカーテンを指先でそっと避けて、外の様子をうかがう。誰の訪れもないことに安堵して、彼女は館の奥へと消えていく。

 

 

屋敷にはもう一人女がいる。女主人に仕える忠実な女中である。女主人は女中を見つけて、「何か温かいものを作ってもらえますか。"あの人〃の食欲が湧くようなものを……」と優しく告げる。女中はどことなく困った顔をするものの、「奥様の仰せのままに」と答えるのだった。

やがて女主人は、温かいスープをもって奥の間へと向かった。 そこには、負傷した軍人がかくまわれていたのだった。

その男の名はリュディガー。 ナチスの元将校であり、軍を裏切り逃亡を図った男である。

一九四四年、祖国ドイツの戦況は敗戦の兆しが見えていた。 かつてパリを占拠し、ヨーロッパ各地を手中に収めたドイツの栄光はもはや存在しなかった。 祖国ではヒトラー政権の崩壊を望む声が高まり、暗殺が企てられるよ、つになる。

リュディガーはこのまま敗戦となれば自分の身に待つのは処刑であると察し、軍から逃げた男である。 彼は軍人としての矜持を曲げてでも生き延びなければいけなかった。 それは、リュディガーが軍に入る前に、永遠を誓った恋人との再会のためである。

その恋人の写真は常にロケットペンダントに入れて持ち運んでいた。 そして恋人は、白い髪に赤い瞳をしていた。

 

 

そう、リュディガーを待つ恋人とは、この館の女主人のことであった。 軍から逃げたリュディガーと、館で孤独に彼を待ち続ける白い髪の娘は、再開を果たしたのである。だがリュディガーは軍から逃げる途中、銃撃を浴び、瀕死の状態であった。 館にたどり着いた時は、意識も混濁していた。

白い髪の娘の介抱により、リュディガーは一命を取り留めた。 しかし怪我の後遺症か、彼は記憶障害に陥っていた。自分の恋人を思い出せず、なぜ必死に逃げていたのかも分からなくなっていたのだった。

 

 

リュディガーはやがて、自らの私物を見っける。 私物は白い髪の娘によって隠されていた。 なぜなら、彼に自分が軍人であると思い出させたくなかったのだ。 しかし彼女の想いもむなしく、彼は自分が将校であることを思い出し、そして軍に戻らねばいけないと言い始める。 彼は恋人のことを思い出していない。 つまり、軍を逃げるような強いきっかけ自体を失っていた。

白い髪の娘は思いとどまるように説得する。 そして自分がかっての恋人であることを明かす。 リュディガーは困惑するが、口ケットペンダントの中身をここで初めて開き、それが嘘でないことを理解する。

リュディガーは完全に記憶を取り戻してはいないものの、彼女が自分の大切な人であると理解し、館に留まることを承諾する。 二人の生活は幸せを掴みかけているように見えた。

 

 

しかしある日のこと。

館にナチス兵が訪れる。 兵士たちは消息を絶ったリュディガーを探していた。 白い髪の娘は慌てて彼を奥の間に隠し、兵たちに誰もかくまっていないと告げる。 しかし兵士たちは強引に館の奥へと進み、奥の間を暴いてしまう。

「やめてください!」 悲痛な叫びをあげて白い髪の娘は兵士に掴みかかる。 その人を殺すのなら私を殺してくださいと、彼らの前に立ちふさがる。

しかし兵士たちはリュディガーをしばらく見つめ、そして奇妙な顔をして、踵を返してしまったのだ。

 

 

助かった——しかしなぜ? 理解できないままの彼女に、兵士たちは去り際告げるのだった。 「将校の死は確認しましたので、もう良いのです」……彼女はその言葉も理解できない。

「我々は軍人ではなく警察ですよ。もうナチス兵は二〇年も前になくなっています。戦争はとっくに終わっているんですよ。あなたも、正気に戻って下さい。 死体の埋葬の手引きは行いますから」

 

 

茫然としている白い髪の娘に、いや、もう娘といえない女に、女中が語りかける。

負傷兵は白い髪の娘が見つけた時にはも、つ死んでいたのだと。 それを認められなかった彼女は、リュディガーが生きているという幻想を抱き、介抱をし続けた。リュディガーは腐り果て、白骨死体と化したが、白い髪の娘は正気を取り戻さなかった。白骨死体に温かいスープを運んでは、飲ませ、語りかける。それを二十年繰り返していたのだった。

女中からその事実を聞かされた白い髪の女だったが、信じられるわけがなかった。警察だと告げる者たちに「あなたたちが嘘をついているのではありませんか!」と叫び、そして女中についても「彼女の言葉だって嘘です!」と泣き、絶望した。

 

 

警察は彼女の姿を憐れみ、そして精神病院への手配を進めた。

なぜなら彼らには、彼女の言う「女中」も見えなかったからである——。

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

現在の四章と同様に、幻の四章でも屋敷は暗闇に包まれている。コラムの項目にて書かせて頂いたが、初期案では「あなた」であるミシェルと、魔女モルガーナについての詳細が省かれていた。そのため「あなた」が自分を取り戻す要因として、それぞれの章にきっかけを置こうとしていたのである。幻の四章が暗闇の状態なのは、その意味がある。

 

 

時期的に、幻の四章が存在したのは五年近く前だ。もしリュディガーが作品に存在することとなり、そして彼にも縁者を用意するとしたら、どんなキャラクターになっていたのだろう。


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