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【日本小6道德】5#白神山地

2023-04-18 21:32 作者:久我まさひ  | 我要投稿

白神山地

日本の気候が作り出す自然環境は、地域によって違いがあり、地域独自のものである。その良さを一番よく知っているのは、その地域に住んでいる人達だ。

(日本的气候所创造出的自然环境地域不同各不相同,且有着各自的特色。最熟知其优点的自然是住在当地的人们。)

秋田県と青森県の県境に跨る白神山地には、今から八千年前(縄文時代)にできたブナ林がある。その核心部一万七千ヘクタールは、ほとんど人間の手が入っていない原生のブナ林である。

(横跨秋田县和青森县的县界的白神山地是迄今八千年前(绳纹时代)形成的山毛榉林。其核心部的一万七千公顷是基本无人介入的原始山毛林。

この白神山地を通り抜け、秋田県と青森県の間に青秋林道を作ろうと計画されたのが、一九七八年(昭和五十三年)のことだ。初めは、切ったブナを運んだり、交通を便利にしたりして、色々な流通を図ろうと言う目的で工事が始まった。交通を便利にすれば、利益が上がる人が増えるはずだった。

(人们计划穿过白神山地,在秋田县和青森县之间建造青秋林道,然而1978年(昭和53年)的时候,最初,开始了搬运砍掉的山毛榉、使交通便利以及各种以流通为目的的工程。交通便利的话,得利的人本应该增加。

しかし、林道計画が始まる前から、ブナの伐採により川の水量が減って、農産用水が足りなくなったり、大雨になると川の水が溢れて水害が起きたりしていた。それだけではない。八森の海の、秋田名物の魚、ハタハタの漁獲量も減っていたのである。

(然而,在林道计划开始之前,因砍伐山毛榉而导致河水减少,农业用水不足,而且一旦下大雨,河水泛滥成灾。不仅如此,八森海的秋田名产叉牙鱼的捕获量也减少了。

ブナの林は沢山の水を蓄える力を持っている。ブナの木の下は、落ちたブナの葉や、様々な小さな生き物の働きで、植物の生長に欠くことの出来ない栄養分が多い、豊かな土になっている。そこを通った水が農業用水になっていく。

山毛榉林有着储水的力量。山毛榉树下掉落的山毛榉叶、以及各种小动物的活动,使得植物生长所不可或缺的养分很多,此地成了丰饶的土地。经过此处的水成了农业用水。

白神の米は、昔から「肥料いらず」と言われ、水だけで育てられていた。

(自古云白神的米“无需肥料”,只需用水培育。

「ブナの林は、おらたちの命だ。米つくるのに水がなくなれば、何も出来ねえよ。ブナの林がなくなれば、水も涸れるし、大雨何かになったら、困るじゃねえか……。」と言ったのは、農家の老人である。

(“山毛榉林是我们的生命。培育米没水的话,什么都培育不出。没有山毛榉林的话,水会干涸,下大雨的话会很困扰……”农家的老人如此说道。

山から川へと栄養分のある水が流れていく。山で猟をしているマタギの老人は、「この山々の林を残さなけりゃ、皆が困るよ。林道をつくり、林を切ってしまうと、雨が降ったら泥水が入って、川の水は濁りっぱなしだ……。川が死んでしまえば、アユも何もダメになってしまう。今に獣もいなくなるべ……。」と言っていた。

(富有营养的水从山上流到河中。在山上狩猎的老人说道:“不把这山上的树林留下的话,大家会困扰。建造林道,砍伐树林的话,一下雨,就有泥水流下,导致河水总是浑浊……河不行了,鲇鱼和其它鱼也活不了。如今野兽也没了……”

川の水はさらに海へと流れていく。ブナ林は海のハタハタも育てていたのだ。漁師達は、「魚を捕りたければ、森を守れ。」と言う昔からの言い伝えの正しさを思い知らされたのである。森が死ねば、海も死んでしまうのである。

(河水又流向大海。山毛榉林也养育了海中的叉牙鱼。渔民们深刻知晓了古话“要想捕鱼,就得保护森林。”的正确性。森林没了,海也就没了。

青秋林道計画は、十年近くにわたる地元の人々を中心とした反対運動によって、中止される。林道は、秋田県の八森から県境までのおよそ五キロメートルのところで途切れた。林道を断ち切らせ、白神のブナ林を守ったのは、全ての生命の源である「水」を守ると言うことを、はだで知っていた地元の人達だ。地元の農、林、水産業を営む多くの人達の力によって、青秋林道計画は中止された。「ブナ林を守ろう。」と言う声は、全国にも広がったのである。

(以当地人为中心,展开了近十年的反对运动,青秋林道计划因此而终止了。林道在秋田县的八森到县界的约五公里处中断了。当地的人们深刻明白断绝林道,保护白神的山毛榉林也就是保护了所有生命之源的“水”。凭借当地的以农、林、水产业为生的众多人们的力量,青秋林道计划终止了。“保护山毛榉林。”的呼声也扩散至了全国。

地元の人達は、ブナ林をこのままの形で次世代に残したいと考えていた。そのため、ブナ林が国の財産として世界遺産に登録されることを願ったのである。そして、一九九三年(平成五年)、「白神のブナ林」は、世界遺産となり、「世界の白神」となった。

(当地的人们想将山毛榉林原原本本地留给下一代。为此,他们想要将山毛榉林作为国家财产注册世界遗产。之后,在1993年(平成5年),“白神的山毛榉林”作为世界遗产,成了“世界的白神”。

ブナ林の中には、特別天然記念物のニホンカモシカ、天然記念物のイヌワシ、クマゲラなどが生息している。人の手がほとんど加わっていないだけに、「動植物の宝庫」と言われている。

(在山毛榉林之中,栖息着特别天然纪念物日本髭羚、天然纪念物鹫和黑啄木鸟等。因基本没有人介入,此处也被称作“动植物的宝库”。

世界遺産に登録されてから、白神に登山者や観光客がどっと増えた。ゴミが捨てられていたり、林にキャンプの跡が残されていたり、禁漁区で釣りをした跡も、残されていたりした。高山植物が踏み潰されたり、根こそぎ持って行かれたりもした。

(自从注册了世界遗产,白神的登山者和游客激增。垃圾被扔下,树林里有扎营的痕迹,在禁渔区还有钓鱼的痕迹。高山植物被踩毁,或是被连根带走。

白神の人達はこのブナ林を、自然の営みを考え、元に戻るように利用してきた。山菜をとりに行っても、決して根絶やしにするようなことはしない。ゼンマイは、根から必ず五つに分かれて芽を出す。そのうちの二本はとるが、あとの三本は、残しておく。そして、一回とったら二年間はとらない。秋にとる舞茸も、毎年同じ場所に出てくるが、一回とったら次の年は同じ所ではとらない。また、薪にするために切って良い木の選び方も知っているのだ。

(白神的人们在利用山毛榉林时,一直为自然考虑,让其归还原貌。采野菜的时候也绝不连根拔起。薇菜从根必定会分出五根芽。采其中的两根,留下另外三根。并且,采了一次后,两年间都不采。秋天采摘的舞菇每年也会在同一地方长出,但采了一次后,下一年不在同一个地方采摘。另外,人们还知道选择可以当柴火砍伐的树的方法。

さらに、ブナ林を守るため、人が入って良い所と入ってはいけない所を区別したり、自然観察教育林として、自然観察が出来るブナ林を指定したり、自然環境を学ぶ学習センターを作ったりしている。また、子供も大人もゴミ拾いをし、ブナの植林に力を入れている。

(此外,为了保护山毛榉林,人们区分开了能进和不能进的地方,以及指定了可以自然观察的山毛榉作为自然观察教育林,创立学习自然环境的学习中心。孩子和大人都收拾垃圾,为山毛榉植林出一份力。

皆さんは、白神の人達の努力からどんなことを学んだだろうか。目先のことに流されず、今、自分の地域の良さをどう守っていくのか考えていくことは、きっと地球のためにも良いはずである。

(各位通过白神的人们的努力学到什么了吗?不要只顾眼前,现在,考虑如何保护各自地域的优点对于地球肯定也有好处。


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