NHK新闻听写 202306111805
6時のNHKニュースです。
による の影響で、LNG=液化天然ガスの需給は、2年後の2025年頃にかけて、更に逼迫するとみられ、世界的なLNG争奪戦が、今後も一定程度続くと、今年のエネルギー白書は指摘しています。
今年のエネルギー白書では、エネルギーの安全保障や燃料価格の高騰などが主要なテーマになっています。この中では、 の後、ヨーロッパが 以外の天然ガスの輸入を拡大しているため、世界的にLNGの需給が逼迫したと指摘しています。その影響で、ドイツでは天然ガスの輸入価格が、 に比べて10倍近くまで急騰するなどしていて、ヨーロッパを中心に電気料金が高騰しています。その一方で、LNGの世界的な生産能力は、2015年以降、脱炭素社会の実現に向けて、ガス田などへの投資が減っていることから、大きく増えておらず、需要の増加に対応できていないということです。このため、2年後の2025年頃にかけて、LNGの需給は更に逼迫するとみられ、世界的なLNG争奪戦は、今後も一定程度続くと指摘しています。
こうしたことから白書では、資源外交などを通じた国の関与を強化し、エネルギーの安定確保に繋げると共に、再生可能エネルギーや水素など、新エネルギーの普及にも、取り組んでいく必要があるとしています。
健康な女性が将来の妊娠や出産に備えて、卵子を採取し保存する卵子凍結について、日本産科婦人科学会が、メリットとデメリットを説明する動画を公開しました。卵子凍結が広がる中で、正しく理解して、必要かどうか検討してほしいとしています。
卵子凍結は、がんなどの治療を受ける前に行うものがありますが、近年、健康な女性が、将来の妊娠と出産に備えるために行うのを、企業や自治体で、費用を助成する動きも出てきたことから、日本産科婦人科学会は先月、卵子凍結について説明する動画を、学会のウェブサイトで公開しました。動画では、卵子は年齢と共に量と質が低下し、女性が不妊の原因となる病気になる可能性もあるため、卵子凍結で将来の妊娠に備えることができるのはメリットだとしています。一方、必ずしも妊娠や出産に至るわけではなく、年齢が高くなってからの妊娠や出産は、妊娠中の病気の発症や早産など、母体や赤ちゃんへのリスクが高くなるなどとしています。海外の報告では、凍結した卵子を使わずに妊娠するケースがあるなど、凍結卵子の9割以上が使われていないことも紹介し、いつ出産を望むか、自身のライフプランと共に、検討してほしいとしています。
不漁と新型コロナの影響で開催が見送られていた静岡市由比の桜えびまつりが、5年ぶりに開かれています。今年の桜えびまつりは、これまで大型連休だった開催日を、安定した水揚げが期待される6月にずらして、5年ぶりに開かれました。
静岡市の由比漁港では、サクラエビを使ったかき揚げや、沖あがりと呼ばれる郷土の鍋料理などが販売され、雨が降る中、多くの人達が、駿河湾の味覚を味わっていました。また、地元の定置網で取れたアジやタチウオなどが販売されたほか、ミニ水族館のコーナーも設けられ、子供達が、魚を触ったり眺めたりして楽しんでいました。漁協によりますと、サクラエビ漁は、記録的な不漁となったことから、エビの大きさや漁の回数を制限するなどしていて、今年の春漁は、水揚げが308トンと、この5年で最も多く、資源の回復が期待されています。
由比港漁業協同組合の宮原淳一組合長は、「5年ぶりに開催できて嬉しいです。サクラエビのブランドを守るため、今後も、資源管理に努めたいと思います」と話していました。
6時のニュース、滑川がお伝えしました。時刻は6時5分になります。