阴阳师天魔归来活动剧情 浮光片影·十五、十六(中日双语整理)
浮光片影·十五
数百年前、善見城の牢獄。
数百年前,善见城牢狱。
【囚人】
「よ、迦楼羅じゃねえか?まさかあんたもこうなっちまうとはな。」
哟,这不是迦楼罗吗?没想到你也有今天。
【迦楼羅】
「お前は誰だ?」
你又是谁?
【囚人】
瑠璃城の護衛さ、翼の団を助けたおかげで十天衆に牢にぶち込まれた。
我是那琉璃城的侍卫,因援助翼之团而被十天众关押。
【迦楼羅】
「ほう?また瑠璃城か。」
哦?又是琉璃城。
【牢獄衛兵】
「静かにしろ、瑠璃城出身の者はいるか?見舞いが来たぞ。」
安静,有谁是琉璃城的吗?有家人来探视了。
【囚人】
「見舞い?家族も持たない俺に?」
家人?我怎么会有家人呢?
瑠璃城出身の囚人達は皆前に出て、見舞いに来た者の顔を確かめようとした。
几个琉璃城的囚徒都凑上前,想看看这是谁家的亲属。
【迦楼羅】
「(蘇、蘇摩?!)」
(苏,苏摩?!)
入ってきた女性は顔に薄布を巻いていたが、それでも迦楼羅は一目で彼女の正体を見抜いた。
一个戴着面纱的女人走了进来,但迦楼罗一眼就认出了她的身份。
【囚人】
「城主様?本当に城主様ですか?」
城主?真的是你吗?
【迦楼羅】
「声を抑えろ。外の連中に聞かれでもしたら、お前らの城主様もここを出られなくなるぞ。」
奉劝你们小点声,要是被外面那些人听了去,你们这位城主恐怕今日就要留在这里了。
【蘇摩】
「「竜巣の主」を煩わせるなんて、恐れ多いです。無実の罪で閉じ込められた皆さん。今日私は皆さんに安心していただくため、皆さんはもうすぐ釈放されると伝えに来ました。盗み聞きされる恐れがあるので、詳しくは話せません。せめてもの償いとして、この食べ物や服を受け取ってください。」
不劳「龙巢之主」费心。各位无辜被关押的城民,我今日来,是想请你们安心,很快你们就能被解放出去。但现在耳目众多,不便细讲,这些食物和衣服,权当做这些日子大家受苦的补偿。
瑠璃城の皆は品物を選び始めたが、遠くにいる迦楼羅はただそれを眺めている。
琉璃城的大家都纷纷挑选起来,迦楼罗靠在高处的栏杆上冷眼旁观。
【迦楼羅】
「ふん、無意味なことばかり。すぐに看守に没収されるのに。」
哼,送那些华而不实的东西,要不了多久便都会被狱卒贪了去。
【蘇摩】
「ほら、あなたの分。」
喏,这个是给你的。
【迦楼羅】
「飴?俺の好物を知っているのか?」
糯米糖?你知道我喜欢这个?
【蘇摩】
「たまたま作ってみたものを持ってきただけ。」
不过是随手做的,今天恰巧带来了。
迦楼羅は勢いよく空から降りて、飴を一つ口に入れた。
迦楼罗展开双翼自上空俯冲而下,旋即将一块糖扔进口中。
【迦楼羅】
「これは俺の大…ううう、辛っ!これは飴ではないのか?どうして辛いんだ!」
这可是我最……呜呜呜,好辣!这不是糯米糖吗?怎么有一股辣味!
【蘇摩】
「私達姉妹は飴を作る時、いつも一つだけ特別な味の飴を作るの。そして誰がその一番くじを引き当てるか楽しみにしてる。今回はあなたのようね、迦楼羅。」
我和妹妹制作的时候总会留做一个特殊口味,看看是被哪个小倒霉吃到。看来这次是你了,迦楼罗。
【迦楼羅】
「貴様……!絶対にわざとだろう!」
你……!你是故意的吧!
【蘇摩】
「激辛唐辛子を入れたのは、本当に一つだけ。疑うなら他のも食べてみたら?」
真的只有这一个里放了魔鬼辣椒,不信你尝尝其他的?
迦楼羅が文句を言う前に、看守が入ってきたので、蘇摩は再びいつもの慎ましい姿に戻った。
迦楼罗正欲争执,却发觉狱卒走了进来,苏摩扮回了娇弱女子的模样。
【牢獄衛兵】
「時間だ、ここを出ろ。」
时间到了,快走。
蘇摩は迦楼羅を一瞥したが、すぐ目線を逸らし、看守と共に離れた。
苏摩和迦楼罗对视了一眼,但很快又收回了目光,跟随在狱卒身后离去了。
浮光片影·十六
数百年前、伊吹山。
数百年前,伊吹山。
【神の子】
「小僧、この山に入ってから数ヶ月が経ったな。伊吹山の居心地が良いから、ここに残るつもりか?それとも、寺院の精進料理が美味しすぎて、離れたくないか?」
小鬼,你来这山中已有数月,是觉得伊吹山太好,想就此留下吗?还是贪恋我这神寺里的斋食,舍不得走了?
【少年茨木童子】
「寺院と言うけど、まさか神の子も酒を飲むなんて。人間のことにはあまり詳しくないけど、坊さんは酒を飲んではいけないと聞いた。」
说是神寺,没想到神子也会饮酒,我虽对人间不甚了解,但也听说了出家人不能饮酒的戒律。
【神の子】
「小僧、戒律は何のために定められたと思う?」
小鬼,你觉得戒律是为何而定?
【少年茨木童子】
「……わからない。」
……我不知道。
【神の子】
「人は善念を持つ存在だが、同時に悪念も持っている。ほしいものがあれば、欲望も存在する。もし神仏に近い存在になりたければ、自分は何かを捨てるべきだと考えた。しかし私は生まれながらの神の子だ。凡人を縛るための戒律など、最初から眼中にない。だから食べ物に拘る必要はない。自由に酒を飲んでもいい。」
人有善念,也有恶念。有索求,也有欲望。若是想靠近神佛几步,他们便觉得自己该割舍掉这些。而我生来是神子,这些束缚凡人的清规戒律从未被我放在眼中。自然无需信奉斋戒,也自然能够随性饮酒。
【少年茨木童子】
「もし僕が神仏に近い存在になりたければ、人と同じように戒律を守り、欲望を捨てる必要があるの?」
那若我想靠近神佛几步,是不是也该遵守戒律,割舍欲望?
【神の子】
「……山に生まれし妖怪は、もとより神道に属する者ではない。しかし魔と仏とは一念の間、いつか私も伊吹山を捨てて、どこかで鬼を統べ、鬼王に鞍替えするかもしれない。小僧、修行に励め。妖怪の信条は弱肉強食だ。鬼王になれなければ、いつ殺されてもおかしくない。」
……你是生长在山间的妖鬼,本就不在神道之中。不过,一念魔佛,说不准哪天我就抛了这伊吹山,去往别处统领万鬼,做几百年的鬼王。小鬼,好好修行,妖鬼的法则是弱肉强食,你若不成鬼王,保不齐哪天就成了他人的刀下魂。
【少年茨木童子】
「それぐらい楽勝だ、僕は殺されたりしないよ!」
这有何难,我才不会变成刀下魂!
神の子は大笑いしながら消え、茨木童子はその場でぼうっと立ち尽くした。そして気づくとすでに伊吹山の麓まで来ていた。いつの間にか、神の子は彼にそろそろ旅に出るべきだと伝えるために、彼を麓に送ったのだ。
神子大笑着离去了,茨木童子愣在原地,发觉自己已置身于伊吹山下。
原来不知不觉间,神子已将他带离了此地,暗示着他该重归旅途。
しかし颯爽と消える神の子の後ろ姿を見て、なぜか、茨木童子はいつか必ず再会できると確信した。その時、二人はどんな身分や姿になっているのか、茨木童子は考えたくない。しかしそれはきっと、今日とは全く違うものになるのだろう。
但不知为何,看着神子潇洒离去的背影,茨木童子坚信,他们会有再重逢的一天。
至于那时两人会是何种身份,又会是何种模样,茨木童子不愿去想,但一定会与今日截然不同。