【日本小3道德】17#正因为要好
仲良しだから(正因为要好)
朝、学校へ着くと、僕は、算数の宿題をするのを忘れていたことに気が付きました。(困ったな。そうだ、実さんに教えてもらえばいい。)と思いついて、ほっとしました。
(早上,我到达学校时,意识到自己忘记写算数作业了。头疼了。对了,让实告诉我就行了,如此想道,我松了口气。)
実さんは、僕ととても仲良しで、算数が得意です。それに、昨日二人でボール投げをして、僕がカーブの投げ方を教えてあげたのです。実さんは、とても喜んでいたから、そのお返しに答えを教えてくれるに決まっている、と思ったのです。
(我和实非常要好,他还很擅长算数。而且,昨天我们一起投球,我教了他怎么投曲线球。实非常高兴,所以作为答谢,他一定会告诉我的。)
実さんがやってきたので、僕はとんで行きました。
(实来了,于是我向他跑去。)
「僕、宿題忘れてきたんだ。答えを教えて。」
(“我忘记做作业了。把答案告诉我。”)
実さんは、僕の顔をじっと見て、黙っています。
(实沉默着凝视着我。)
「どうしたの。君も忘れたの。」
(“怎么了?你也忘记了?”)
「ううん。ちゃんとやってきたよ。」
(“不,我做了。”)
「良かった。じゃあ、教えてよ。」
(“太好了。那么告诉我吧。”)
すると、実さんは言いました。「まだ時間があるじゃないか。問題が三つしかないんだから、自分でやれよ。」
(于是,实说道:“还有时间不是吗?也就三个问题,你自己做吧。”)
僕は、びっくりしました。
(我愣住了。)
「どうして……。君は、僕と仲良しだろう。」
(“为什么……我们很要好吧?”)
「仲良しだから、なお教えられないよ。」
(“正因为要好,更不能告诉你了。”)
「昨日、カーブの投げ方を教えてやったじゃないか。」
(“昨天我不是还教了你怎么投曲线球吗?”)
「これは宿題だぜ。ボール投げとは違うよ。」
(“作业是作业。投球是投球,不一样。”)
僕は、かっとして、「そんなのあるか。もういいよ。」と言って、席に着きました。
(我气道:“有你这样的吗?算了。”然后回到了座位。)
宿題は、やっと間に合いました。
(作业总算是赶上了。)
答え合わせが終わって、先生が、「全部出来た人は、手をあげなさい。」とおっしゃった時、実さんは手をあげながら、僕の方を見ました。僕が手をあげているのを見て、実さんはにっこりしました。でも、僕は、ふん、とそっぽを向きました。
(对完答案后,老师说道:“全部做出来的人举手。”这时,实一边举手一边看向我。他看到我举着手,笑了一下。但是,我哼了一声面向一旁。)
休み時間にも、放課後にも、実さんは僕に声をかけてきましたが、僕は知らないふりをして、口をききませんでした。
(休息时间、放学后,实都来找我说话,但是我不搭理他,不和他说话。)
家へ帰って暫くすると、僕は、学校で実さんにしたことが気になってきました。
(我回到家后,过了片刻,开始在意在学校对实的所作所为。)
そして、実さんがなぜ、「仲良しだから、なお教えられないよ。」と言ったのか、考え込んでしまいました。
(以及,为什么实说“正因为要好,更不能告诉你了。”?我陷入了沉思。)

