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【日本小4道德】35#在雨天的公交站

2022-01-23 16:33 作者:久我まさひ  | 我要投稿

雨のバス停留所で(在雨天的公交站)

作者:成田 國英(なりた くにひで)

今日は、お母さんと一緒に、おばさんの家に出掛ける日です。ところが、朝から雨が降ってきました。家を出る時には、雨は一層強くなり、おまけに風も吹いてきました。お土産が入っている紙袋にも、大粒の雨がどんどん降りかかります。

(今天要和母亲一起去阿姨家。然而,雨从早上开始下了。离开家门的时候,雨势更大了,而且还起风了。礼物的纸袋上也不断打落着大颗雨滴。)

バスの停留所では、バスを待つ人達が、タバコ屋さんの軒下で雨宿りをしています。だいたい早く来た順に並んでいるようです。佳子も、雨宿りをしている人達の中に入りました。どの人も、バスが来るの方を時々見ています。

(在公交站等公交的人们正在烟店的屋檐下躲雨。似乎基本上是按先到的顺序排着队。佳子也排进了躲雨的队伍。所有人都时不时地看着公交会来的方向。

遠くの方に、小さくバスが見えました。

(从远处能看到很小的公交的影子了。

佳子は、雨の中へタッタッと駆け出すと、停留所で一番先頭に並びました。バスが来たことを知った人達は、ぞろぞろと、停留所に向かって歩き始めました。

(佳子哒哒地冲进雨中,然后排在了公交站的第一个。得知公交来了的人们开始络绎不绝地朝公交站走去。

その時です。後ろの方で、お母さんの声が聞こえたような気がしました。よその人の声も聞こえたようにも思いました。

(这时。佳子感觉似乎听到了身后传来了母亲的声音,似乎还听到了旁边人的声音。

バスが止まりました。

(公交停了。

佳子が傘をつぼめようとした時、肩が強い力で後ろの方へぐいと引かれました。ものすごく強い力でした。びっくりして振り返ると、お母さんの手でした。お母さんは何も言わないで、びっくりしている佳子を、自分が並んでいたところまで連れて行きました。いつものお母さんと違って、とても怖い顔でした。

(佳子正准备收伞的时候,肩膀被人用力地往后拉扯。非常用力。她惊得往后看去,发现是母亲的手。母亲什么都没说,拉着惊讶的佳子往自己排队的地方走去。母亲和平常不一样,脸色非常可怕。

バスに乗る人達の列が、動き始めました。佳子は首を横に出して、並んでいる人の数を数えました。佳子は、前から六番目でした。一人一人が傘をつぼめてバスに乗るので、いつもと違って時間がかかります。

(乘公交的人们的队伍开始动了。佳子侧出脑袋,数着排队的人数。佳子排在从前开始数的第六个。人们一个个地收伞乘公交,因此比平常费时。

(前の人達は、どうして早く乗ってくれないのだろうか。)

(前面的人为什么不快点乘上去呢?

佳子は、こんなことを考えながら、じりじりした気持ちで前へ進みました。

(佳子如此考虑着,焦急地往前进。

バスに乗りました。でも、もう座席は空いていませんでした。

(她乘上了公交。但是,已经没有空座了。

「ほら、ご覧なさい。」と言うつもりで、佳子は横に立っているお母さんの顔を見ました。お母さんは黙ったまま、知らぬふりをして、窓の外をじっと見つめています。いつもなら、優しく話しかけてくれるお母さんなのに、今日は、いつもと全然違うのです。

(佳子想说“你看啊。”然后看着站在一旁的母亲的脸。母亲仍然沉默着,事不关己般地静静地注视着窗外。换作平常的话,母亲会温柔地说话,但是今天和平常完全不一样。

そんなお母さんの横顔を見ていた佳子は、自分がしたことを考え始めました。バスの窓には、大粒の雨がしきりに吹き付けていました。

(佳子看着母亲这样的侧脸,开始考虑自己的所作所为。大颗的雨滴不停地飘落在公交的车窗上。


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