日本小6课文:轻软的雪【久我Masahi的日语课堂】#90

ふわふわの雪(轻软的雪)
作者:中川 李枝子(なかがわ りえこ)
雪についてなんの予備知識ももたないで札幌に疎開した小学生の私は、雪は白くてふわふわして羽のように軽く、どんなに降り積もってもふわふわで、凍ったり硬くなったりはしないと思い込んでいました。スキーも橇(そり)もふわふわと飛ぶように滑り、転んだって全然痛くないでしょう—。(疏散到札幌时,读小学的我,没有一点关于雪的预备知识。我深信雪是像羽毛一样雪白轻软,积雪再多也是软绵绵的,不会冻住变硬。滑雪、雪橇也是轻软地飞一般地滑,就算摔倒也完全不会痛吧。)
さて現実は、一夜にして腰まで積もった雪は、確かにふわふわしているものの、歩くのは大変でした。うっかり尻餅をつくと、雪に手も足も取られ、すぐには立てません。それでも私は雪が嬉しくて、屋根に積もった雪を下ろすのは、雪遊びする子供へのサービスと思っていました。雪の重みで家が潰れるなんて、考えもしませんでしたから。雪下ろしの日、祖父がスキー帽を被って手袋をはめるのを、わくわくしながら眺めたものです。祖父は、足元が滑らないように長靴の底から甲(こう)を荒縄(あらなわ)で縛ると、屋根にはしごをかけ、スコップを担いで上がって行きました。私も手伝いたかったのですが、危ないからだめと言われました。何しろ私の長靴は、底が磨り減ってつるつるだし、屋根には捕まる物がありません。でも、下はふわふわの雪です。屋根から落ちても平気なのにと言ったら、雪に埋まって窒息(ちっそく)すると脅かされました。私はこの時初めて「窒息」と言う言葉を覚えました。(然而现实是,积了一夜到达腰部的雪,虽然确实是软绵绵的,然而走起路来很不便。一不小心摔了个屁股蹲的话,手脚陷在雪里,无法立刻站起。即便如此,我还是觉得下雪很开心,我觉得铲除屋顶上的积雪,是给玩雪的孩子的招待。因为我完全没有考虑过雪的重量会压坏房子。铲雪的日子,我兴奋地望着祖父戴上滑雪帽和手套。祖父为了防滑,用粗草绳从长靴的底部绑到背部,然后在屋顶架上梯子,扛着铁铲爬上去。我也想帮忙,不过祖父说很危险,不让我帮忙。毕竟我的长靴底磨损得光溜溜的,而且屋顶上没有抓的东西。但是,下面是轻软的雪。当我说就算从屋顶摔落也没事后,被吓唬道被雪埋住会窒息。我这时第一次记住了“窒息”这个词。)
その後、「とらたとおおゆき」と言う絵本を作りましたが、この絵本で、とらたはお父さんと屋根の雪下ろしをします。そして、坂を作って自家製の橇で滑ります。それから公園に行って、友達と遊びました。どれも、私が大雪の日にやりたかったことばかりです。(此后,我画了绘本《虎太与大雪》,不过在这本绘本中,虎太和爸爸一起铲除屋顶上的积雪。然后,做出坡道用自家制的雪橇滑雪。接着去公园和朋友玩耍。无论哪一件事都是我想在大雪天做的。)

词汇
疎開(そかい):为了免受战争灾害,将都市的居民疏散到安全的地方;(军队队形)散开
磨り減る(すりへる):磨减、磨薄、磨细;费尽、劳神

作业
1.读课文
2.看图写话:

3.完成图片练习:
