【东方弹幕神乐】博丽灵梦御灵卡故事内容及翻译
御魂鎮めし、清浄なる神楽(安魂清净的神乐)

御灵卡介绍
さあ、はじめましょう。
これより行うはダンマクカグラ。御魂鎮めし清浄なる神楽。
この更地となった幻想郷を……復興して貰えないかしら。
あなたの手で。
那么,开始吧
接下来就要进行弹幕神乐。安魂清净的神乐
这片空旷的幻想乡…能不能复兴呢
通过你的手
故事一

「あら⋯⋯?どこから迷い込んだのかしら?」
少女は見つめる、雲一つない空を。
「ねえ、あなた、ちょっとサポートしてくれる?」
少女は見渡す、何もない世界を。
“啊啦…?是从哪里误入的呢?”
少女所见,万里无云
“喂,你,能稍微帮下忙么?”
少女所望,空白世界

「これより行うは、ダンマクカグラ。御魂鎮めし、清浄なる神楽」
少女は見つける、名もない花を。
「大丈夫。怖いのは最初たけよ⋯⋯。さあ始めましよう!」
少女は見届ける、この宴の顛末を。
“接下来要做的是弹幕神乐。安魂清净的神乐”
少女所寻,无名之花
“别害怕。只有一开始有点吓人…。那么开始吧!”
少女所证,宴会始末
故事二

「私たちの幻想郷が、大変なことになっちまってるんだぞ!」
その弾が綺羅びやかなことを、少女は知っていた。
「なら話は早い。さっさと解決しに行こうぜ」
その幕が既に上がったことを、少女は知っていた。
“我们的幻想乡发生了不得了的事!”
少女知道那绮丽的飞弹
“这话为时尚早。快启程去解决ZE”
少女知道帷幕已经升起

「よくないものは、浄化しないとな」
その神はもはやいないことを、少女は知っていた。
「始めるぜ、ダンマクカグラ!」
その樂の音が鳴り止まぬことを、少女は知っていた。
“不好的东西必须被净化”
少女知道那神早已离去
“开始了ZE,弹幕神乐”
少女知道乐声永不停息

幻想の結界・安寧(幻想的结界·安宁)

御灵卡介绍
幻想郷の結界を越える存在は、面倒事と共にやってくる。
霊夢が紫に文句を言っても、胡散臭い笑顔をされるだけ。
果たして結界は役に立っているのか、立たないのか。
招いても来ない客、招いてないのに来る客、世は無常だ。
超越幻想乡结界的存在,总是伴随着麻烦的事而来
就算灵梦对紫抱怨,也只会还以奇怪的笑容
到底结界有作用,还是没有作用
该来的不来,不该来的倒来了,世事无常啊
故事一

妖怪を速攻で退治した霊夢は、とりあえず責任者に文句を言うことにした。
「あんた、外から来る相手ってちゃんと選べないの?」
「ふふふ、幻想郷は誰でも受け入れますもの」
睨んでもまるで変わらない胡散臭い笑顔を浮かる紫に、霊夢は深いため息をつく。
結界を越え幻想郷にやってくる存在は、望まれたものも、望まれなかったものもいる。
「幻想入り」せずに入ってきたもの、秩序を大きく乱すと判断されだものは、退治されることもある。
灵梦迅速退治了妖怪,于是决定先向管理者抱怨一番
“你,就不能选择何种人物幻想乡入么?”
“哼哼哼,无论是谁幻想乡都会接受。”
即使盯着紫,也丝毫没有改变她那渐渐浮现的诡笑,灵梦深深的为之叹息
超越结界来到幻想乡的存在,有被期待的,也有不被期待的
不经过“幻想入”而进入的东西,会被判定为大肆扰乱秩序的事物,也有被退治的时候

「しょうもないやつは敷居を跨がせなきゃいいのに。家主の責任を問いたいわ」
「招いてみないと分からないことはあるわ。招かれざる客でも意外と仲良くできたりするし」
騒動の火種は幻想郷の中だけでも存在するのだ。ならせめて外からの客ぐらいは選んでほしい。
ただ、この紫という大妖怪の、幻想郷へ抱く愛情は本物だ。
しかし、怪しい騒動の裏にいたり、大事件の真相をわざと黙っていたりするのも事実。
つまりは、まったく信用が出来ない。しょせん妖怪は妖怪なのである。
“没什么必要的家伙,就不要让他们跨过门槛啦。我可是在问家主的责任。”
“没有邀请和不知情的情况是有。但不速之客,也有意外关系很好的呢。”
骚乱的火种只在幻想乡中存在的话。那么至少请仔细挑选幻想入的客人
只有紫对幻想乡的爱,是真实的
但是,在离奇骚乱的背后,事实上也隐藏着大事件的真相
也就是说,不能完全信任。终究妖怪还是妖怪

「じゃあせめて役に立つのが入ってくるようにしなさいよ」
「役に立つ⋯⋯ねえ、霊夢はどんな子が来たら嬉しいのかしら?」
「礼儀をわきまえてて信仰心のある、ちゃんとお賽銭を持った参拝客」
“那至少要让有用的家伙进入呀。”
“有用的…呢,那什么样的孩子来灵梦才会开心呀?”
“懂礼貌、有信仰、还带了很多香火钱的参拜客。”

「…霊夢、あなたねえ。幻想郷の博麗の巫女として、もっと自覚を持ったらどうかしら」
「紫、あなたもね。幻想郷の賢者を名乗るなら、もつと自覚を持ったほうがいいわよ」
視線が絡み合い、気まずい沈黙とともにお互い逸らすと、ひゅううと冷たい夜風が吹いた。
⋯⋯あったかいお布団が神社で待っている、明日からがんばろうと思った。
“灵梦…,你呀。作为幻想乡的博丽巫女,有点自觉好不好?”
“紫,你也是呢。自称为幻想乡的贤者,有点自觉好不好?”
视线交错,在沉默又尴尬气氛中互相别开,此时一阵冷风吹过
神社温暖的被子还在等着呢…,我还是从明天开始努力吧
故事二

幻想郷の結界に綻びがないことを確認した霊夢は、覗き魔の気配を感して話しかけた。
「うちの神社にも強力な結界を引こうかしら、参拝客以外入れなくなるやつ」
「ただでさえ誰も来ないのに相手を選ぶ余裕があるのかしら⋯⋯」
失礼な大妖怪はひょこりとスキマから現れてふふふと笑う。
确定了结界没有破绽的灵梦,感觉到偷窥魔的气息她开口了
“我们神社也要引入强力的结界,除了参拜客什么都进不来。”
“本来就谁都不来,你还有选择访客的余地么…?”
无力的大妖怪突然从隙间里出现,噗嗤一笑

「その参拝客が妖怪だらけの神社を参拝先に選ばないから困ってるんじゃない]
増える妖怪の居候、馴れ馴れしい妖怪の訪間客、最後に人間の来訪者が来たのはいつだろうか。
たまの人間といえば、金髪できのこ好きな魔法使いだったり、余所の神社の巫女だったりするのだ。
「でもでも、そんな結界を引かれたら遊びに行けなくなっちゃうわ」
“参拜客不来参拜,不还是因为谁会选妖怪神社作为参拜地,这不是让人很困扰么?”
不断增加的妖怪寄居者,熟悉的妖怪访客,人类最后是什么时候到这来着?
说道偶尔的人类,只有金发喜欢蘑菇的魔法使,也有其他神社来的巫女
“可是可是,那样的结界张开的话,就不能来玩了呢。”

「あんたは結界があろうがなかろうが関係ないでしょ」
「確かにそうね。でも強力な結界⋯⋯ねえ⋯⋯大丈夫かしら⋯⋯」
「⋯⋯なにか問題でもあるの?妖怪友だちの心配とか?」
“不管有没有结界,对你来说都没影响吧?”
“确实呢。但强力的结界…嗯…没问题么…?”
“有什么问题…?担心那些妖怪朋友么?”

紫は結界を引いた末来を想像しているのか、くすくすと笑い始めた。
「いえ、きっとなのだけど。強力な結界なんて逆にみんなの興味の的になると思って」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ああ、もうっ」
隠されれば暴く、防げば乗り越える、追い出せば居座る、厄介な顔ばかりが心に浮かぶ。
幻想郷を守る結界にも似たようなことが言えるのかもしれない、完全な守りなどないのだ。
紫或许是想象张开结界的样子,哧哧地笑了出来。
“不,一定是这样的。强大的结界反而会成为大家的兴趣对象。”
“…………啊啊,够啦。”
隐藏的话就会曝光,防护的话就会翻越,赶出去的话就会赖着不走,烦恼的表情从心底渐渐浮现。
也可以说和守护幻想乡的结界相似,完全没有保护啊。

「誰でも受け入れていたほうがかえって面倒が起きないと思うわ」
「それって結局なにしても無駄だからあきらめろってことじゃない……」
ひゅううと冷たい夜風が吹いた。なんだか温かな布団が恋しい。
⋯⋯きっと今日と変わらない明日に向けて、早めに寝ることにしよう。
“我觉得无论谁都能接受的话就不会产生麻烦呢。”
“不管怎么说不要因为没用就放弃…”
夜晚的冷风刮起。好怀念温暖的被窝
…为了万年不变的生活,一定要早点睡

いざ!ダンマク文化祭!(开始!弹幕文化祭!)

御灵卡介绍
ユメミタマが見せた祭の光景に触発された霊夢。
居ても立ってもいられなくなった彼女は、魔理沙やあうんを
巻き込み、さながら縁日のように神社を飾り付け始める。
面倒なはずの祭の準備さえも楽しむのが、幻想郷の流儀だ。
灵梦的灵感来自梦见玉展示的祭典场景
坐立不安的她,拉着魔理沙和阿吽,就像开庙会一样开始装饰神社
连应该很麻烦的节日准备阶段都能享受,这就是幻想乡的习俗
故事一

「やるわよ! 私たちも! お祭りを!」
博麗の巫女の思いつきは、幻想郷の異変と同じだ。いつだって唐突に始まる。
浄化したユメミタマか見せた光景に、楽しそうなお祭りの様子が映っていたのがきっかけらしい。
「それっていったい、どんなお祭りだったんですか霊夢さん?」
「さあ? けど、なんかいっぱい机があったわね。
みんな買い物をしていたし、たぶん市場か縁日よ」
“开工吧!我们一起!办祭典!”
博丽巫女的想法和幻想乡的异变一样。总是突然出现
净化后的梦见玉中映出了祭典上快乐的样子,这似乎是契机
“那到底是什么样的祭典呢,灵梦?”
“哈?嗯,好像有很多桌子呢。大家都在买东西,大概是市场或庙会。”

「またずいぶんと適当だな……、霊夢が行き当たりばったりなのは、いつものことか」
「私は賛成です~。神社にお祭りはつきものですもんねっ! 狛犬冥利につきます」
“真是太对了…,灵梦一直白日做梦,是日常状况么?”
“我赞成~。神社也要有祭典活动呀! 石狮子福佑来咯。”

苦笑しなならもなんだかんだでつき合いのいい魔理沙に、尻尾を振らんばかりのあうん。
――そうと決まれば話は早い。
妖怪の山の河童たちに、守矢神社の面々。馴染みのメンツを巻き込んで、瞬く間に準備は進む。
華やかに飾りつれていく境内は、閑古鳥が鳴く普段の様子とは似ても似つかない。
幻想郷の中にあっても、祭という空間は一種の異界なのかもしれない。
「霊夢さ~ん。屋台の設営で妖怪の皆さんが揉めてます~!」
面对几乎露出苦笑的深交魔理沙,阿吽摇着尾巴
——如果这么下决断的话还为时过早
妖怪之山的河童们、守矢神社的各位。把熟面孔算进去,瞬间就准备妥当
庭院内的华丽装饰,与平时鸟鸣山幽的样子完全不同
即便在幻想乡中,祭典这空间也许是一种异界
“灵梦~。妖怪们在店面的布置上发生了争执。”

「いい加減にしなさい、あんたたち! も~、これじゃ間に合わないじゃない!」
「やれやれ、まだ準備中だってのに。相変わらず賑やかなこった」
準備もまた、祭の楽しみのうち。ひと時の幻想ならばこそ、楽しまなければ損だろう。
“你俩适可而止吧! 唉~,这样真合适吗!”
“哎呀哎呀,还在准备中呢,一如既往的热闹。”
准备也是节日的乐趣。因为一时的幻想而不开心,那可就吃亏了
故事二

霊夢の思いつきから始まった祭も、どうにか開催へと漕ぎつけた。
店を出すのは人間だけではない。夜雀の八つ目ウナギに、氷精の味のしなとき氷。
魔法使いの人形劇や面霊気の舞など、出店以外の出し物も披露される。
人も妖怪も非日常感に昂揚し、分け隔てなく祭の熱狂に興じていた。
「どうなることかと思ったけど、なかなかの盛況じゃないか、霊夢」
「いろんな人が宣伝してくれたみたいです~!」
日頃、異変解決や妖怪退治に奔走する霊夢は、本人が思う以上に顔が広いのだろう。
从灵梦对祭典的灵感亮起,也总算开幕了
开店的不仅仅是人类。有夜雀的八目鳗,有冰精味道的冰
还有魔法使的人形剧和面气灵的舞蹈,表演了平时摆摊以外的节目
人和妖怪都显出超越日常的昂扬,毫无隔阂地为节日的狂热而兴奋
“还以为会不怎样呢,这不很是盛大呀,灵梦。”
“好像有很多人为我宣传了~!”
平时为了解决异变和退治妖怪而四处奔走的灵梦,人缘似乎比本人想象的还要宽广

「ん?なんだかやけに騒がしいわね。……って誰よ! 弾幕勝負なんてしてるのは!」
神社の空に咲き乱れる弾幕の華に、境内に詰めかけた者たちから歓声が上がる。
「お祭りの余興と思われてるみたいですねえ」
「ははっ、こりゃいい。酒を飲みながら花火見物ってのも、おつなもんだ」
“嗯?怎么这么吵啊。这谁呀…! 竟然在弹幕决斗!”
在神社的天空中盛开了弹幕之华,聚集在神社内的人们为此欢呼
“好像被当做了祭典的余兴节目。”
“哈哈,这可真好。边喝酒边看着烟花般的东西,真棒。”

「……まあ、いいか。お酒も美味しく飲めるしね。いよいよとなったら止めるけど。今はひとまず、お祭りの準備お疲れ様ってことで」
あうんの酌で、酒杯を傾ける霊夢と魔理沙。
霊夢がユメミタマで見たの“楽しそうなお祭リ”とはだいぶ様相が違うだろう。
けれど、もとより口実などなんでもいい。人が集まって楽しんでいる。それで充分。
歓声の中、祭は続く――
“算了…,就这样吧。能喝到美味的酒也很好。终于到了这重要的时刻。现在说一下,节日的准备辛苦各位了。”
阿吽斟酒,灵梦和魔理沙举杯畅饮。
这和灵梦在梦见玉中看到的“快乐的祭典”的样子大不相同吧。
但什么借口都无所谓。人们聚在一起玩得很开心。那样就足够了。
欢笑声中,祭典仍在继续——

粮を嘗したまひて(终日饱食)

御灵卡介绍
里の人々に豊穣感謝の祈願をお願いされた霊夢。
誰かの御利益や感謝より面倒な気持ちが勝るものの、
華扇に見張られていてはサボるわけにもいかない様子。
「自分でやればいいのよ」「貴方がやることが大事なの」
被村子里的人拜托进行丰收感谢的祈求
虽然嫌麻烦的心情比不知谁的利益与感谢更胜
但在华扇的监视下也不能有偷懒的样子
“自己就能做好了。”“你做的事是很重要的。”
故事一

「まったくもう……どうして私がわざわざこんなことをしなくちゃいけないのかし……」
「たまには本職の巫女らしく、人々のためにしっかり働きなさいな」
ぼやく霊夢の肩を掴み、華扇は準備を進めていく。
天穂日命に向けて、豊穣感謝の祈願をして欲しいと里の人々にお願いされたのだ。
“真是的…为什么我要特意做这样的事呢…”
“偶尔也要做巫女的本职工作,好好地为百姓工作。”
拍拍还在抱怨的灵梦的肩膀,华扇着手准备
为了天穗日命,村子里的人拜托进行丰收感谢的祈愿

霊夢としては神社に寄付して貰えるのたから断る理由はないのだが、何故わざわざ自分が踊らなくてはいけないのかだけが疑問であった。
豊穣感謝をしたいのならば、直接出向いて神様に感謝するか、山の神社に頼めばいいのに……。
「こういうのは私じゃなくて、他の連中に頼めばいいと思わない?」
「そんなことばかり言っているから、妖怪神社などと噂されてしまうのでしょう?」
本来得到了向神社的捐赠,灵梦没有拒绝的理由,但产生了为什么必须自己特意去跳舞这疑问
想做丰收感谢祭的话,直接向神感谢,或者拜托山上的神社就好了…
“这都不像我自己了,不觉得拜托其他人就好?”
“因为总说那样的话,所以才被传为妖怪神社吧?”

里の人々から捧げられた供え物の前で霊夢は、渋々神降ろしの儀の準備を進めていく。
華扇は霊夢がサボらないようにしっかりと見張るつもりのようだ。
とはいえ、霊夢も立派な巫女。やろときはきっちりやる。
「ちよっと、そんなに見張らなくてもちゃんとやるわよ。貰うもの貰ってるんだから。その分はやるわ」
面对村民献上的供品,灵梦不情愿地进行降神仪式的准备
为了不让灵梦偷懒,华扇打算好好地监视灵梦
话虽如此,灵梦也是出色的巫女。要做就能做到最好
“哇,不用那么盯着我,我会好好做的。得到了我要的东西,就做相应的事。”

「その精神が良くないと言っているのです。寄付があろうとなかろうと、人々の願いを聞き届けるのが巫女の本懐でしょう」
華扇の気持ちを知ってか知らずか、霊夢は素知らぬ顔で神降ろしを始める。
彼女にとって、神降ろしをして祈願をするなどあくびが出るほど簡単でつまらない仕事だ。
しかし彼女は自分の役目をわかっているし、それを必ず全うする。
“那种想法很不好。无论有没有捐赠,都要倾听百姓的愿望,这才是巫女的本职。”
不管华扇的心情,灵梦若无其事地开始降神
对她来说,降神是一件简单又无聊的工作,甚至让人打哈欠
但她知道这是自己的职责,一定会完成
故事二

豊穣感謝の祈願として舞を舞う霊夢。
その姿は普段の彼女からはまったく想像ができないほど、優美だ。
空気を止めるでの舞に、見届きていた里の人々も、華扇も、すっかり見惚れでいた。
「さて、こんなもんかしら。さ、博麗神社に寄付をお願いします。しっかりやったんだから弾んでよね」
舞が終わるとすっかりいつもの調子で寄付をせがむ霊夢の姿に、人混みのどこから嘆息が漏れる。
それは彼女がサボらないよ傍で見張っていた華扇も同じだった。
せっかくいい雰囲気だったというのに、この巫女は。
为丰收感谢而起舞的灵梦
那身姿从平时她的身上完全不能想象,优美
这停止空气的舞蹈中,看得村民和华扇都非常着迷
“那么,就这样吧。接下来,请向博丽神社捐款。看了这么好的舞蹈,多投几个响吧。”
舞一结束,灵梦就以平常的样子索要纳奉,人群中各处混杂了不时的叹息
那是她不会偷懒的地方,哪怕华扇在旁监视也一样
好不容易烘托的气氛,这巫女

「あなたは余韻という言葉を知らないのですか?」
「そりゃあ知ってるわよ。でもあいにく私だって暇じやないの」
「いつも暇しているような気がしますがの……?」
呆れる華扇を尻目に、賽銭箱のような小さい箱を里の人々に突きつけていく霊夢。
里の人々は霊夢に感謝と呆れの気持ちを半々込めて次々金銭を投げ入れていく。
その様子を見ながら霊夢は「フフン」と何やら得意げに小さく笑っていた。
“你不懂余韵这个词吗?”
“我知道,不过正巧我没空。”
“不是一直都很闲么…?”
灵梦把惊呆的华扇晾在后面,将赛钱箱一样的小箱子推到村民的面前
村子里的人对灵梦怀着感谢和惊讶的心情,一个接一个地投入金钱
看到这样的灵梦,得意地微笑出“哈哈”

「はぁ……これでまた神社によからぬ噂が流れてしまいますね。巫女が金をせびったと」
「失礼な。さすがに人聞きが悪すぎるわよ。私はしっかり働いてお金を貰っただけ。文句はないでしょ」
華扇の小言を受け流し、満足げに笑う霊夢は軽い足取りで帰路につく。
確かにやることはやったし、一応人々にも感謝されてはいたのだからそれでいいのかもしれあないが。
“啊…这样的话,神社又要传出不好的传闻。巫女勒索钱财。”
“真失礼啊。真不愧人言可畏。我只是好好工作拿了钱。有什么可抱怨的?”
无视了华扇的唠叨,笑着的灵梦满足地以轻快的步伐踏上了归途
确实,该做的都做了,也得到了人们的感谢,也许这样就好吧

「次はもうちょつと人々が気持ち良くお金を払えるようにしてあげましょうね?」
「えぇー? 今から次の話? やめてよ、面倒なこと考えさせないで。黙ってお賽銭を入れて欲しいわ」
俗っぽい言葉で肩をすくめる霊夢。先程まで見事な踊りな見せた者と同一人物には見えなかった。
“下次还能让百姓愉悦地掏钱嘛?”
“唉?现在就讨论后面的事?别这样,别让我考虑麻烦的事。希望能默默的投放香油钱就好。”
说着俗语的灵梦耸耸肩。与先前看到的表演舞蹈的人完全不是同一位

羽根つきスマッシュ!(板羽球扣杀!)

御灵卡介绍
「だー! また負けー!? 何で勝てないのよ!?」
「おいおいやる気あるのか霊夢。何度目の空振りだよ。
さっきから意図的に外してるようにしか見えないぜ」
「自分の方にくるものはつい避けちゃうのよ、クセで」
“啊! 又输了!? 怎么就赢不了!?”
“喂喂,灵梦你有干劲么?都空挥多少次了
从刚才就像脱线一样。”
“不知不觉就避开了靠近自己的东西,是习惯。”
故事一

「だー! また負けー!? 何で勝てないのよ!? 魔理沙、あんたズルしてない!?」
「おいおい、言いがかりはやめてくれ……それにしてもお前、わざと避けているだろう?」
雪が残る博麗神社の境内で、正月らしく羽つきをそして楽しむ霊夢と魔理沙。
霊夢の顔には既にバツが描がれており、魔理沙はそれを見て余裕ともとれる笑みを浮かべる。
“啊—! 又输了!? 为什么赢不了!? 魔理沙,没作弊吧!?”
“喂喂,别找借口了…即便这样,前面你是故意避开的吧?”
在留有积雪的博丽神社境内,像正月一样玩着板羽球
灵梦脸上已经画了叉,魔理沙对此露出开心的笑容

「ったく……それで何度目の空振りだ? 数多の妖怪から恐れられる博麗の巫女がなんて情けない。意図的に外してるようにしか見えないぞ」
「あー? しょうがないでじょ! 自分の方にくるものはつい避けちゃうのよ、クセで!!」
悔しそうな表情で地面に落ちていた羽つきの黒い玉をつまみ上げながら、霊夢は魔理沙を睨みつける。
“真是的…那是第几次空挥了?被众多妖怪畏惧的博丽巫女真是太可怜了。我可看不出来是故意躲避的呢。”
“啊? 没办法啊! 自己会避开靠近来的东西,习惯啦!!”
灵梦一边用懊悔的表情捡起落在地上的带翅膀的黑球,一边盯着魔理沙

「おうおう怖い怖い。そんな顔で睨まれても羽は勝手に跳ね返ってはくれないぜ?」
「わ、わかってるわ! もう一回勝負よ、魔理沙!!」
“哇,急了急了。被那样的表情盯着,可羽球也不会弹回来吧?”
“我,我知道! 再一决胜负吧,魔理沙!!”

「臨むところだ! ……と言いたいところだが、それよりもまずはやることがあるだろう?」
ニャリと笑う魔理沙に、霊夢は言葉を詰まらせる。
羽つきの勝者である魔理沙は、哀れな敗者の顔にラクガギをできる特権を行使すべく相手を手招く。
霊夢は大きな溜め息を吐き、悔しそうに渋々と筆を持つ魔理沙の前に立った。
「次はこっちの頬に描いてやろう。くくく。このままだと顔が墨だらけになるんじゃあないか~?」
“可在眼前…,我想说,要首先做点什么?”
猫一样嘻嘻笑的魔理沙,灵梦语噎着
作为板羽球胜者,可以行使对可怜失败者脸上涂鸦特权的魔理沙招着手
灵梦用力叹口气,懊恼苦涩地站在拿着笔的魔理沙眼前
“接着画在脸颊上吧。呜咕。这样下去会满脸是墨吧~?”

「調子に乗るのもそこまでよ。次こそ绝对アンタの顔を墨で汚してあげるんだから……!」
ご機嫌な様子で霊夢の顔にバツを描く魔理沙を見っめるの霊夢の瞳には、復讐の炎が燃えていた――。
“得意忘形到此为止了。下次一定把你脸用墨涂花…!”
从灵梦眼里看到一副讨人厌的为了惩罚在灵梦脸上涂画的魔理沙,复仇的怒火在燃烧——
故事二

雪をも溶かしかねない大きな熱気。板が黒い玉を弾く甲高い音が、博麗神社の境内に響き渡る。
激しいラリーを繰リ広げる霊夢と魔理沙。その真剣さは、弾幕ごっこのそれに届こうとしていた。
「これでどうだ! マスタースパーク……っぽい打ち方!!」
「まだまだー! 夢想封印……っぽい返し方!!」
能让雪融化的巨大热气。木板间弹返往复的黑球的高音在博丽神社内奏响
灵梦和魔理沙间展开激烈角逐。如此认真,传达出弹幕游戏般的决意
“这个怎么样! 至尊火花打法!!”
“还没完呢—! 梦想封印反打!!”

空振りばかりの先ほどまでとは違い、霊夢は必死に玉を打ち返す。
このままでは顔を墨だらけにされてしまう……応酬の中で魔理沙が焦りを覚えた、まさにその時。
魔理沙が放つ鋭いスマッシュを、霊夢はそれはもう華麗に……素早く避けた。避けてしまった。
盛り上がりが嘘のように静まり返り、黒い玉が地面に落ちた音だけが虚しく響く。
「あ……あぁ……やっちゃったあー!!」
「こいつは盛大にやらかしたな、霊夢……あとちょっとだったのに、残念だぜ」
和之前的空挥不同,灵梦拼命地把球打回去
这样会满脸都是墨的…应战中的魔理沙感到了焦虑,就在此时
魔理沙放出的致命必杀,灵梦已华丽地…避开了。避开了
激烈的氛围仿佛没有出现过,归于平静,只有黑球落地的声音在空虚地回响
“哈…哈…我做到了!!”
“整的很隆重啊,灵梦…可还差点,遗憾呢。”

その場に膝から崩れ落ちる霊夢を見て、魔理沙は笑いを堪えながら筆先にたっぶりと墨をつける。
「なぁ、霊夢。 あと何度、お前の顔にラクガキをすれば私は敗北を知ることができるんだ?」
看到跪倒在地的灵梦,魔理沙忍着笑拿笔蘸上墨
“啊,灵梦。 还要在你脸上画几回,我才能败北呢?”

「いつまでもされるがままの私じやないわ。こんな筆ぐらい、簡単に避けてあげる!」
「避けたら意味ないだろ! こら、逃げるな一!」
能力を駆使して逃げようとする霊夢に、魔理沙は弾幕の雨をお見舞いする。
怒り顔の裏で、こっちの方が自分たちには性に合っている、と思いながら――。
“一直被动可不是我的风格。这样的笔法,我会轻易避开!”
“避开的话就没意义了! 喂,不要逃跑呀!”
对打算用能力逃跑的灵梦,魔理沙用弹幕雨问候
这愤怒的脸庞背后,想着的还是这样打闹适合我们自己——

少女の夏の一日に(少女夏日的一天)

御灵卡介绍
博麗の巫女が神社を留守にしている理由。
それは、天界ビーチにこっそり遊びにいくことだった。
「見つかったならしょうがない。一緒に遊びましょ?」
「やれやれ。博麗の巫女からの誘いは断れないぜ」
博丽的巫女不在神社的理由
那只有偷偷去天界海滩玩
“发现了的话就没办法了。一起玩吧?”
“哎呀哎呀。可不能拒绝博丽巫女的邀请。”
故事一

「なあ、霊夢。最近神社を留守にしてるが、 どこにいってるんだ?」
まばゆい日差しが幻想郷に降りそそぐ、とある夏の日。
霧雨魔理沙は神社の境内で小石を蹴りながら、親友に何気ない問いをぶつけた。
「別に。ただの野暮用よ、野暮用」
“喂,灵梦,最近不在神社见你,上哪去了?”
某个夏天,耀眼的阳光照射在幻想乡
雾雨魔理沙在神社内一边踢着小石头,一边向好友不经意的提问
“没什么。不过是公事,例行公事。”

「野暮用って…… 一度や二度じゃないから聞いているんだぜ? 遊びにくるたびに留守にしてるんだ。 何をしてるのかぐらい知りたくなるもんだろう」
「野暮用、私用、用事。 どの言い方をすれば納得してくれる?」
“公事…听说可不是一次两次啊?每次我来玩,你都不在家。
好想知道你在做什么。”
“公事、私事、办事。哪种说法能让你接受?”

「……とにかく私に知られたくないってことだけは よぉーっく分かったぜ」
「あと、今日も神社をあけるから。 あんたはもう帰った帰った」
「えー、またかよ。 少しは私の相手をしてくれよな―」
“…总之我知道就是不想让我知道吧”
“嗯——,今天也要离开神社。你也快回去、快回去吧。”
“哎,又来了。稍稍做我的对手吧——”

ブツクサ文句をたれつつも、魔理沙は言われたとおりに帰宅する。
残された霊夢は神社の戸締りをしっかりとし、そして空高く飛翔した。
――彼女がたどり着いたのは、天界ビーチと呼ばれる場所にある入り江だった。
持ってきていたスイカを水に浸し、水着に着替えて準備万端。
「さぁっ、 今日も思いっきり羽を伸ばすわよ~っ!」
幻想郷の平和を守るために常に気を張っている博麗の巫女も、
たまの休みは気を抜いて過ごしたいものらしい。
魔理沙发着牢骚,还是听话回家去了
留下的灵梦紧紧关上神社的门,然后飞向了天空
——她到达的地方是被称为天界海滩的海湾
把带来的西瓜泡在水里,换上泳衣,准备万全
“那,今天也尽情地放松心情吧~!”
为了守护幻想乡的和平而经常努力的博丽巫女,也需要偶尔的休息好好放松一下
故事二

霊夢にとって秘密の場所。
滝の音とさざ波の音が聞こえる、美しい入り江。
「偶然見つけた場所だけど、 涼しいし、誰も来ないしで最高だわ~」
火照った身体を水で冷やし、ばちゃばちゃと水中を自在に泳ぐ。
そうして、ひとしきり水浴びを楽しんだ霊夢は、近くの草むらに声をかけた。
「隠れてないで出てきなさい。 さもないと、弾幕(たま)ぶち込むわよ」
对灵梦来说的秘密场所
能听到瀑布的冲击声和涟漪的拍打声,美丽的海湾
“虽然是偶然发现的地方,但不止凉快,还没有人来,真是太棒了~”
在水中自由自在地游泳,冷却了灼热的身体
此时,享受沐浴的灵梦向附近的草丛打招呼
“不用躲着,出来吧。不照做的话,弹幕就轰过去了哟。”

「ちぇっ。やっぱりバレていたか。 相変わらず勘の鋭いやつだな」
やれやれ、と肩をすくめながら姿を現したのは、霊夢の親友・霧雨魔理沙だった。
「どこに行くのか気になったんで、 後をつけてみたんだが……。 まさかこのビーチにこんないい場所があるとはな」
“切。果然被发现了。还真是个直觉敏锐的家伙。”
哎呀哎呀,耸着肩膀出现在身姿是灵梦的好友,雾雨魔理沙
“我很在意你要去哪里,就试着跟过来…。没想到这海滩上竟然有这么好的地方。”

「誰にも邪魔をされたくないから 黙っていたんだけどね。まあ、こうしてあんたに見つかっちゃったんだし、 もう隠しきれないけど」
「霊夢の秘密のバカンス……って見出しで、 天狗に情報が売れそうだな」
“我不想被任何人打扰,就没说过。嘛,这被你发现的话,就已经藏不住了。”
“发现…灵梦的秘密假期,以这样的标题将情报卖给天狗呀。”

「そんなことで儲けられるなら、 私が自分で情報を売るわよ。 そ・ん・な・こ・と・よ・り――えいっ!」
魔理沙の言葉を切り捨てつつ、霊夢は彼女を勢いよく海に引っ張り込んだ。
「うぶえっ。い、いきなりなにすんだよ!あーもー、服がびしょぬれだ……」
“发现…灵梦的秘密假期,以这样的标题将情报卖给天狗呀。”
“如果能靠那样赚钱的话,我会自己卖这情报。比·起·那·样·的·事——哎!”
没听魔理沙的话,灵梦趁机一把将她拉进海里
“呜哇,干、干嘛啊!这,衣服湿透了…”

「海に来たんだから遊ばなくっちゃ。 それとも、この暑さの中、何もせずに帰る?」
「……ま、どうせもうぬれちまってるしな」
霊夢から珍しく遊びに誘われた魔理沙は、ちょっと照れくさそうに鼻をかく。
それから数時間、二人の楽しそうな笑い声が、夏の海に響き渡るのだった。
“都来海边了,还不玩玩?还是说,这么热的天,什么都不做就回去?”
“嘛…,反正已经湿透了。”
难得被灵梦邀请游玩的魔理沙,有点害羞地挠了挠鼻子
在那之后的几小时里,两人愉快的笑声响遍了夏天的大海

赤と白の女王(红与白的女王)

御灵卡介绍
「異変解決! ってあれ? いつもの巫女服と違わない?
でもまぁ、いっか! かわいいし! 文句がある奴がいたら
全員並べて、首をちょん切ってやるわー!
私が女王よ! ひれ伏して賽銭を貢ぎなさーい!」
“异变解决! 什么? 和平时的巫女服不同吗?
但是,就这样吧!很可爱!如果有人敢有意见的话,
那大家排好队,砍掉你们的脑袋——!
我就是女王! 跪下,献上香油钱!”
故事

「あれ? この服、いつもと違う……? なんだろう? かわいいけど……」
少し午睡が長引いてしまったあるとき、起きると自分の服が変わっていたことに気付く霊夢。
「は! これはまさかアリスの!? いや、アリスは水色と白だつけ……。でもどこがで見たことある服」
“咦? 这衣服,和平时的不一样…?怎么回事?虽然挺可爱…。”
一次稍长的午睡,灵梦起床后发现自己的衣服变了
“哈! 这难道是爱丽丝的吗!? 不,爱丽丝的是蓝白色调…。但这好像也是在哪见过的衣服。”

「また何か新しい異変が起きるような気がする。勘だけど」
身勝手で傲慢で我儘で守銭奴、そんな霊夢が新たなよ服を目に思いついたことはひとつ。
「これ、霖之助さんのところで見た本に出てきた『女王さま』の服に似ている気がするわ。この服で、なにか一儲けできないかし」
やれやれ、と首を振る霊夢だが、貧乏の原因が神職をやらない自分にあるとは露ほども思っていない。
“又发生了什么新的异变。仅是直觉。”
任性、傲慢、自私、还有守财奴,灵梦看到新衣服能想到这些
“我觉得这衣服像霖之助那里的书中提到的‘女王大人’。这衣服,未尝不能赚点钱。”
真是的,虽然灵梦摇着头,但她完全没意识到贫穷的原因是未履行神职工作的自己

「はてさて、今回の異変はいったいどこの誰が原因なの?
ていうか、私だけ妖怪退治するのも癪よね。兵隊がいたらいいのになぁ。
そうそう、あのドランプの兵士みたいな」
“那么,这次的异变到底是哪里造成的呢?
话说回来,只有我退治妖怪呢。要是有部队就好了啊。
对了对了,就那种像扑克牌的士兵。”

自分の手足として使える大量の兵土を想像してほくそ笑む霊夢だが、それが現実になれば幻想郷にとって異変(迷惑行為)の原因にすらなるだろう。
「そいつの首を刎ねろ――! なんてね」
霊梦の気分で首を刎ねられたらたまったものではないが、幻想郷には首を刎ねた程度で死ぬような存在はほとんどいないため、比較的安心だ。
灵梦窃笑着想象大量的士兵可以作为自己的手脚使用,如果这成为现实的话,甚至会作为幻想乡异变的原因。
“砍了他的脑袋——! 开玩笑的。”
随灵梦的心情砍头是无法忍受的,但幻想乡几乎没有砍头就死的存在,还是比较安心的。

その瞳が絶望に染まる事はなく(那双眼不会被绝望所染)

御灵卡介绍
どんな苦難が訪れようとも。
激しい衝突があろうとも、例えそれで敗れるとしても。
絶望に足を竦ませることはない。
彼女は何者にも染められない、博麗の巫女なのだから。
无论什么样的苦难来临
即便是激烈的冲突,亦或是无法避免的失败
不会因为绝望而退缩止步
因为她是任何人都无法侵染的博丽巫女
故事

これは、あるユメの記憶。
激しく弾幕が飛び交い、土煙が舞い、火花散る中。空中だというのに、ー人の少女が膝をついた。
「まったく……手間かけさせるわね、本当に……大人しく退治されなさいっての……」
彼女の前に立ちはだかるは、幻想郷の創設者。境界を操る大妖怪、八雲紫だ。
命の取り合いではない、あくまでも派手さ、綺麗さを競う弾幕勝負。
しかし、それでも、力の差は歴然。霊夢は赤子の手をひねるように弄ばれる始未だった。
这是某个梦的记忆
弹幕激烈地上下翻飞、四处扬尘、火光四溅中。明明在空中,一位少女却跪了下来
“真是的…真让人费事啊,老实地被退治…不好么…”
站在她面前的是幻想乡的创立者。操纵境界的大妖怪,八云紫
尽管不是生命的争夺,还是那华美绚丽的弹幕决斗
但,尽管如此,力量的差距还是很明显。灵梦从始至终像拧婴儿手般被玩弄

「この私が本気を出す羽目になろうとはね……いや、今までも大分本気だったけど……。今更後悔したって許してあげないんだから。そのいけ好かない笑顔をぐずぐずにしてあげるわ!」
手にしたカードは、彼女のラストワード。
これが破られたら、霊夢の敗北は決定づけられてしまう。だからこその、奥の手だ。
“没想到我会陷到如此境地…不对,到现在为止都很认真…。现在,即便你后悔也不会原谅了。我要把你那讨人厌的笑容打烂!”
举手间现出符卡,是她的最终宣言
如果这也被击破的话,灵梦的败北可以预定了。正因如此,才是绝招

「いくわよ紫!避けたら承知しないんだから!『夢想天生』!」
霊夢という存在を、ありとあらゆるものから宙に浮かせ、事実上の無敵と化す。
目を暝った霊夢を中心に、無数の札と弾が弾幕となり、敵に向かって飛来していく。
遊びでなければ誰も勝つことができない。――しかし、これは弾幕ごっこ。そこに無敵は存在しない。
「そん私の切り札が…夢想天生が破られるなんて……」
“要来了,紫!就承认无法避开吧!『梦想天生』!”
灵梦这存在,让所有东西都悬浮到空中,化为事实上的无敌
以闭目冥思的灵梦为中心,无数符札和子弹化为弹幕,向敌人飞去
不是游戏的话谁都无法获胜。但是——,这是弹幕游戏。那里不存在无敌
“我的王牌…梦想天生竟然被打破了…”

負けた霊夢は浮遊力を失い、地面へと真っ逆さまに落ちていく。
けれど、敗北を確信してもなお、その瞳は絶望に沈んではいなかった。
落ちて、落ちて、落ちて落ちで落ちて――地面にぶつかる、まさにその瞬間。
「――ハッ! あ、あ――……? もしかして、今の夢……?」
無敗の巫女だっていつかは敗れるのだろうか。しかし、その時……
空を知るその瞳が、絶望に染まる事はないのだろう。
输了的灵梦失去了浮空力,反而向地面坠落
但是,即使确定的败北,那眼里也没有陷入绝望
坠落,坠落,无止境的坠落——砸在地面,就在这时
“哈——! 哈,哈…? 难道刚才是梦…?”
不败的巫女总有一天会迎来失败。但那时…
知晓天空的双眼,不会被绝望侵染吧

カササギ翔ける夜に(在七夕之夜)

御灵卡介绍
笹に短冊を飾ると願いが叶うという、七夕の逸話。
博麗神社の一画で、願いを添えた短冊を
並んだ笹に飾りながら、霊夢は小さく微笑んだ。
「ま、願うだけならタダだしね」
在竹子上挂上短纸条会实现愿望,是七夕的逸闻。
博丽神社的一角,灵梦一边挂着写有愿望的纸条,一边微笑着。
“啊,如果只是愿望的话那是免费的。”

笹の節句、七夕。
日本では、引き離された男女が年に一度だけ会うことが許される、という伝承がある。
また別の場所では、古代の王子がこの日に亡くなったことから、無病息災を祈るなど、いくつかの逸話が存在する。
流れ着いたさまざまな行事を、由来も知らず関係なく乗っかっていく様は、なんとも幻想郷らしい。
祭りごとや面白い事象ならば、だいたいの人たちはそれに乗じて集まり、そして楽しむことだろう。
博麗神社の巫女である霊夢もまた、七夕という行事に今まさに乗っかろうとしていた。
七夕,竹之节句
在日本有着这样的传说,被拆散的男女一年只允许见面一次
而在别的地方,古代的王子在这一天去世,祈祷无病无灾,所以有着这样那样的逸闻
做着不知由来,没啥关联的事,真是幻想乡呢
如果是祭典或有意思的事的话,大部分人都会趁着这个机会聚在一起,然后享乐
灵梦作为博丽神社的巫女,现在也打算参与今年七夕的活动

「願いを書いた短冊を笹に飾る……たったそれだけで願いが叶うなら苦労はないんだけどね」
天女を模した装を身にまとい、大きなため息を吐く霊夢。
今宵、彼女が管理する博麗神社は、彼女のあずかり知らぬところで勝手に宴会会場として指定されてしまっていた。
宴が始まれば、きっと参加者たちの相手で忙しくなる。
だからまだ誰もいない、始まったばかりの夜のひと時に、霊夢はひとりで七夕を楽しむことにした。
“把写有愿望的纸条挂到竹子上…如果只是这样就能实现愿望的话就不会那么辛苦了。”
灵梦身穿模仿仙女的服装,发出沉重的叹息
今晚,她管理的博丽神社,在她不知道的地方被擅自指定为宴会会场
宴会开始的话,参与者一定会使这热闹起来
所以趁着在夜晚刚开始还没人的一刻,灵梦决定一个人独享七夕

「ま、願うだけならタダだしね。そもそも無条件で願いを叶えてくれるような心優しい神様がいないことぐらい、いやというほど分かっているし」
顔見知りたちの顔を思い浮かべて肩をすくめつつも、霊夢は自分の願いを添えた短冊を笹にそっと飾るのだった。
“嘛,只是许愿的话,免费。本来就没有无条件实现愿望的心地善良的神。”
灵梦耸耸肩膀,虽然想起了熟人的脸,但她还是悄悄地把写了自己愿望的纸条挂在竹子上

ある少女の記憶

御灵卡介绍
「幻想郷を護る博麗神社の巫女、霊夢よ。
妖怪やら異変やらで困ったらすぐに相談に来なさい。
あとお賽銭箱がどこか分からないなら聞きなさい。
神社に人が来ても。なぜか増えないのよね……」
“是保护幻想乡的博丽神社的巫女,灵梦
如果印妖怪或异变困扰的话,请来找我商量
还有,不知道赛钱箱在哪的话要向我询问
都有人来神社了,为什么还不增加呢…?”
故事

幻想郷には人ならざる者が跳梁跋扈している。
妖怪に神々、吸血鬼に魔法使い。そのすべてが人に害を成す存在と言える。
そんな人ならざる者たちから人を守る役目を任されているのが、何を隠そう博麗神社は当代必女、博麗霊夢なのである。
「⋯⋯妖怪退治をするのは別に構わないんだけど、だったら感謝の意を込めて、賽銭ぐらい入れていきなさいよね」
在幻想乡,有非人者在横行霸道
有妖怪还有众神,有吸血鬼还有魔法使。可以说这些存在全部都对人有害
这隐秘的博丽神社中被任命为从非人者手里保护人类的现代巫女,就是博丽灵梦
“…退治妖怪什么的没问题,那么怀着感激之心投点香油钱吧。”

幻想郷の守護者である少女は、すっからかんの賽銭箱を蹴ながら、空きっ腹をさすさす撫でる。
「最後に御馳走を食べたのはいつだったかしら……最近は魔理沙が持ってきたよく分からないキノコを食べたぐらいだし……お腹空いたぁ」
霊夢の収入源は、参拝客が齎すお賽銭のみ。
しかし、博麗神社にやってくるのは宵越しの金を持たない貧乏人か、冷やかし目的でやってくる魑魅魍魎ぐらいのもの。
身为幻想乡守护者的少女,一边踢着空空如也的赛钱箱,一边摸着饿扁的肚子
“最后一次吃饭时什么时候来着…最近多多少少吃了些魔理沙带来的不认识的蘑菇…肚子饿啊”
灵梦的收入只有参拜客带来的香油钱
而来到博丽神社的只有没有存钱的穷苦人,或是为了对她冷嘲热讽的魑魅魍魉之流

「私はボランティアじゃないんだっての。そろそろ妖怪退治に報酬を払わせようかしら。魔理沙みたいに」
言葉に苛立ちを乗せながら、霊夢は再び賽銭箱を蹴るのだった。
“我不是志愿者呀。差不多对妖怪退治要收费了。就像魔理沙那样”
言语上带着焦躁,灵梦再次踢了脚赛钱箱

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