介護福祉士国試対策(19)清潔

介護福祉士国試 第33回 問題47
利用者の状態に応じた清潔の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.乾燥性皮膚疾患がある場合、弱アルカリ性の石鹼で洗う。(弱酸性)
2.人工透析をしている場合、柔らかいタオルで体を洗う。
3.褥瘡がある場合、石鹼をつけた指で褥瘡部をこすって洗う。
4.糖尿病性神経障害がある場合、足の指の間はナイロンたわして洗う。
5.浮腫のある場合は、タオルを強く押し当てて洗う。
介護福祉士国試 第32回 問題48
清拭の介護として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.目のまわりは目尻から目頭に向かって拭く。(目頭から目尻に向かって拭く)
2.背部は患側を下にして拭く。
3.腹部は臍部(さいぶ)から恥骨(ちこつ)部に向かって拭く。
(腸の走行に沿って「の」の字を描くように拭く)
4.両下肢は末梢から中枢に向かって拭く。
5.皮膚についた水分は最後にまとめて拭く。
介護福祉士国試 第31回 問題53
調理環境を清潔に保つための方法として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.毛布を使った後は、流水で洗う。
(流水で洗うだけでは雑菌を除去することはできない。)
2.食器を洗ったスポンジは、軽く絞って洗剤の泡を残す。
(雑菌が繁殖してしまう。これを防ぐには、泡をきちんと洗い流し、スポンジの中まで乾燥させることが必要である。)
3.魚や肉を切ったまな板の汚れは、熱湯で洗い流す。
(使用後のまな板は、流水で大きな汚れを落としてから、洗剤や重曹などを使用して、スポンジやたわしで隅々まで洗った後、熱湯で消毒する。)
4.金属製のスプーンの消毒は、塩素系漂白剤に1時間以上つけ置きする。
(ステンレスの保護膜である酸化被膜が破壊され、腐食(さび)や変色を引き起こす原因となる。塩素系漂白剤は、泡タイプのものを使用して、さっと洗い流すようにする。)
5.包丁は、刃と持ち手の鏡目の部分も洗浄して消毒する。
介護福祉士国試 第34回 問題37
耳の清潔に関する介護福祉職の対応として、最も適切なものを一つ選びなさい。【 】
1.耳垢(みみあか)の状態を観察した。
2.綿棒を外耳道(がいじどう)の入口から3㎝程度挿入した。(1cm程度)
3.耳介を上前方に軽く引きながら、耳垢を除去した。(後上方に引く)
4.蒸しタオルで耳垢塞栓を柔らかくして除去した。
(耳垢塞栓の除去は医療行為のため、介護福祉職はできない。)
5.耳かきを使用して、耳垢を毎日除去した。
(耳垢を毎日除去することで、外耳道を傷つけることにもつながるため)