【赛马娘ROAD TO THE TOP】诞生记③

在这个系列文章的的最后一篇,我们聊了一些比赛画面的话题,与TV版一样,比赛画面因其对赛马史的再现而备受关注。
动画工作人员的努力和技巧在比赛场景中得到了充分体现
--在上一篇中,我们提到了一些与实际赛马有关的小情节,你们是在系列构成和场景创作阶段提出这些想法的吗?有时在故事板和绘图阶段也会加入这些想法吗?
Cygames 内容总监(以下简称内D):和TV版一样,这是需要最多剧情设计的阶段。 但是,在胜负意外,历史上真实出现过的细节是对故事有很大影响的,所以在故事设计阶段就会花很多心思。 在某些情况下,每一集的导演和故事板工作人员也会在故事板阶段加入这些元素。
Cygames 剧本总监(以下简称 "剧D") 在人物设定阶段,通过各种试错过程,将与原型马基础相关的史实元素纳入其中。 这些元素与马娘的 "性格 "相关,因此我们非常重视。

--比赛的高度还原也是一个重要话题,从TV版开始就一直如此。 您在多大程度上向动画制作人员下达了开发和描绘比赛场景的指令?
内D:在策划、系列构成和场景会议阶段,我和场景导演都会将比赛的意义、比赛的情感点以及决定胜负和结果的因素告知动画制作人员。 虽然很难找到明确的胜负原因,但我们会告诉他们,比如成田顶路不擅长小弯道,我们会根据实际情节和意见寻找合理的推理思路,并告诉他们我们希望他们加入这样的元素。 但是,比赛的实际描写和人物的动画制作基本上都是由动画制作人员来完成的,所以我认为比赛场面获得好评是廖程芝导演和其他动画制作人员的努力和技巧的结果!
剧D:尤其是比赛场面,体现了导演和制作人员的个性,所以作为观众,我每次都很期待看到他们完成比赛。

菊花赏,两个故事在这里画上了完美的句号。
--您认为第 1 集(皋月)、第 2 集(德比)和第 4 集(菊花)中的比赛场景有哪些特别精彩之处?
内D:这很难评,因为我喜欢所有的比赛场景(笑)。 总的来说,我认为比赛画面的表情和动作与TV版不同,这是赛马娘的新的演绎之一,意义重大。 至于非比赛场景,我最喜欢的场景是好歌剧在菊花赏开始前拍成田路的屁股。 我认为这是一个非常好的故事,CygamesPictures 将其制作得非常滑稽可爱。 斯巴拉西的动画,它帮助观众从比赛前的紧张情绪中解脱出来。

剧D:真的很难评,因为每个比赛场景都有不同的目的和吸引力,但就剧作的难度而言,我认为菊花赏是最难的。爱慕织姬和他妹妹的故事,以及成田路终于首次赢得 G1 胜利的故事。 要在一场比赛中展现这两个不同性质的故事,并为它们画上一个句号,同时又不给观众留下遗憾,影片将这种复杂性融入其中,给我留下了深刻印象。

我很想拍摄《RTTT》的续集!
--ROAD TO THE TOP的解说员声优是著名的前中日龙队投手、一口马主山本昌广(这位兄弟这两天拍卖会买了2匹马,正式宣告成为独立马主)。
内D:从策划阶段开始,我们就想邀请一位特别嘉宾,就像我们以前的TV版一样。 实际上,我们在制作剧本时,在确定赛马娘以外的演员阵容时就开始考虑这个问题了。 当我和制片人一起考虑邀请谁时,我们建议山本先生是一个不错的选择,他对赛马有很深的了解,同时也是著名的一口马主,当我们提出邀请时,他欣然同意了。(这位兄弟是大帝的一口马主,大帝德比的时候他正好在电视台的赛马节目里担任特邀嘉宾,并在全国观众的众目睽睽下展示了他买了大帝的单胜和三连单。结果全中,这场比赛他的彩票奖金超过60万)

--请山本先生出演的决定对剧情制作有影响吗?
剧D:这对场景和剧本创作没有什么特别的影响。 我在学生时代曾经打过棒球,做梦也没想到会在动画片的制作现场与我曾经在电视上憧憬过的球员一起工作(笑)。
-四集《ROAD TO THE TOP》已经发行了一段时间了,你现在有什么感想,对观众有什么寄语?
内D:就我个人而言,我想拍续集! 感谢大家的支持,我们收到了很多很高的评价,如果它能成为很多观众和粉丝珍藏的作品之一,我们会非常高兴。 在此,我要再次感谢所有第一次接触《赛马娘》的观众,以及到目前为止一直支持《赛马娘》的观众。 非常感谢大家!
剧D:我很高兴有这么多人看过这部作品,并表示他们非常喜欢。 作为故事的创作者,我一直希望能创造一个让所有人都能轻松接触到《赛马娘》故事的地方,所以我很高兴这次我们能以发行的形式将故事传递给大家。

===========日语原文=======================
アニメスタッフ努力とスキルが光るレースシーン
――前回も少し話題になった、実際の競馬に関連する小ネタは、シリーズ構成やシナリオ制作の段階でアイデアを出し合うのでしょうか? 絵コンテや作画の段階で盛り込まれることもあるのでしょうか?
Cygamesコンテンツディレクター(以下、コンテンツD) TVシリーズも含めて、いちばん多いのはシナリオ制作の段階ですね。ただ、レースの勝敗だったり、史実的に重要なエピソードなどはドラマの大筋に影響する部分ですので、シリーズ構成の段階でも盛り込んでいます。また、コンテの段階で監督や各話の絵コンテ担当のスタッフが盛り込んでくださる場合もありますね。
Cygamesシナリオディレクター(以下、シナリオD) モチーフ馬の根幹に関わるような史実要素は、キャラクター設定の段階でいろいろと試行錯誤しながら組み込んでいます。ウマ娘の「らしさ」に関わってくる要素ですので、非常に大切にしている部分でもあります。
――レースの再現度の高さについても、TVシリーズから続いて大きな話題になりました。レースシーンの展開や描写に関しては、アニメのスタッフ陣にどの程度までオーダーを伝えているのでしょうか?
コンテンツD 勝敗や結果を分けた部分、そのレースの意義、感動ポイントなどは、企画やシリーズ構成、シナリオ打ち合わせの段階で、私やシナリオディレクターからアニメのスタッフ陣にお伝えします。明確な勝因や敗因を見つけることは難しいのですが、たとえばナリタトップロードは「小回りが苦手」といった実際のエピソードや見解などをきちんと考証して、妥当性のあるラインを探りつつ、そういった要素を入れてほしいとお伝えしたりします。ただ、実際のレース描写だったり、キャラクターのアニメーション表現などは基本的にはアニメのスタッフ陣におまかせではありますので、レースシーンが高い評価を受けたのは、廖監督をはじめとするアニメスタッフの努力とスキルによる成果だと思います!
シナリオD レースシーンはとくに監督さんや演出さんの個性が出てくる部分でもあるので、一視聴者としても毎回完成を楽しみにしていました。
ふたつの物語が見事に決着した菊花賞
――第1話の皐月賞、第2話のダービー、第4話の菊花賞のそれぞれのレースシーンに関して、とくに素晴らしいと思ったポイントを教えてください。
コンテンツD レースシーンはどれも好きなので答えづらい質問ですね(笑)。全体として、TVシリーズとはまた違った表情やアクションが光るレースシーンとなり、『ウマ娘』の新しい表現のひとつとなったのがとても意義深いなと思っています。レース以外のシーンになるのですが、菊花賞の発走前にテイエムオペラオーがナリタトップロードのお尻を叩くシーンがお気に入りです。これも実際にパドックで緊張していた渡辺(薫彦、ナリタトップロードの鞍上)騎手をほぐすために、先輩の四位(洋文)騎手が叩くエピソードがあって、とても素敵なお話なので参考にさせていただきました。CygamesPicturesがとてもコミカルでかわいく仕上げてくださって、見ている側にとってもレース本番直前の緊張した気持ちが切り替えられる、素晴らしいアニメーションだったと思います。
シナリオD 各レースシーンはそれぞれ違った目的、魅力を持っているのでなかなか答えづらいですが、作劇の難易度でいえば、菊花賞がいちばん高かったのかなと思います。アドマイヤベガと妹との物語と、念願のGⅠ初勝利を手にするトップロードの物語。性質の異なるふたつの物語を、視聴者を置いてけぼりにせずにひとつのレースの中で見せていき、決着させるという複雑なことをすごく上手に映像に落とし込んでいただいたので、さすがだなと感動しました。
ぜひこの「3強」の続編を作りたい!
――『ROAD TO THE TOP』では解説者役として、元中日ドラゴンズの名投手でクラブ馬主としても知られる山本昌広氏が出演していましたが、どのタイミングで出演が決まったのでしょうか?
コンテンツD 企画の段階から、これまでのTVシリーズ同様にスペシャルゲストをお招きしたいなという思いがありました。実際に検討をし始めたのは、シナリオ制作と並行しながら、ウマ娘たち以外のキャストを決めていくあたりですかね。どなたにお声がけしようかとプロデューサーとも考えていたところ、競馬にも造詣が深く、一口馬主としても有名な山本さんがいいのでは、というお話になりまして、オファーをさせていただいたところ、快諾していただきました。
――山本氏の出演が決まったことで、シナリオ制作上の影響はありましたか?
シナリオD とくにシナリオや台本制作上の影響はありませんでした。私も学生時代は野球をやっていたのですが、昔、テレビで見ていた憧れの選手と、アニメの制作現場でご一緒することになるとは夢にも思いませんでした(笑)。
――『ROAD TO THE TOP』全4話が配信されてしばらく経ちますが、現在の心境と、視聴者へのメッセージをお願いします。
コンテンツD 個人的には続編を作りたいですね! おかげさまで高評価を多数いただきまして、多くの視聴者やファンにとって宝物となる作品のひとつになったのなら、この上ない喜びです。今回、初めて『ウマ娘』に触れる方、これまで『ウマ娘』を応援してくださった皆様にあらためてお礼申し上げたいです。ありがとうございます!
シナリオD 多くの人に見てもらえて、楽しんでいただけているコメントもたくさん寄せていただけて、うれしい気持ちでいっぱいです。物語を作る立場として、『ウマ娘』の物語に誰でも気軽に触れられる場所を作りたいとずっと思っていたので、今回、配信というかたちで皆さんにお届けできてよかったです。